令和は滝行体験で新しいスタートを!都内近郊で滝行が体験できるスポットに行ってみた!

滝行の様子

ここ最近、いまいちツイていないと感じる「りょう」です。

会議に必要な資料を忘れたり、先方との打ち合わせに遅刻してしまったりとミスばかり。

高校時代から付き合ってきた彼女からは突然の別れ話。理由は“ドキドキしなくなったから”。ドキドキしなくなったのは僕のせいなのだろうか・・・そんなことも怖くて聞けない自分にもイライラする。

「令和になって周りはお祝い気分でワクワクしているのに、僕にはなぜ嫌なことが続くんだろう・・・

 

彼女に愛想を尽かされたりょう

あぁもう何もかも終わりだ・・・


普段は楽しいことが大好きで常にワイワイしていたい性格。ちょっとやそっとではめげないつもりだったけど、今回ばかりはなかなか気持ちを切り替えられずにいた。

そんなときに、友人から耳にしたのが「滝行」だった。

気持ちの入れ替えやなにかの節目で滝行をする人が増えているようで、テレビでも特集が組まれるほどらしい。特別な人しかできないものという印象があったが、誰でもカンタンに体験することができるという。

「ツイてない日々を打破するにはこれかもしれない・・・」

ピンときた僕はさっそくスマホで調べはじめた。

新元号・令和という節目の挑戦としてもちょうどいいかも・・・。僕は人生初の滝行チャレンジを決意した。

    この記事では、
  • 心身スッキリして新しいスタートを切りたい人
  • 気持ちを切り替えて成長した気分を味わいたい人
  • そんな人に向けて、僕の滝行体験を紹介したいと思う。

滝行は、事前準備に必要なものが少なく意外とカンタンにできてしまうのがポイント。なにか手軽に新しいチャレンジをしたい人にはもってこい!

最後には一緒に滝行体験をした人たちの感想もあわせて紹介する。

目次

 

りょうのプロフィール画像
ライター:りょう
WEB制作会社の社会人2年目。
好奇心旺盛で色々なことに挑戦するタイプ。
ユーモアのある人になりたいと日々お笑い番組を見て勉強中。
最近はサウナとダーツにはまっている。

奥多摩・九頭龍の滝と龍神の滝(予約方法と必要なもの)

九頭竜の滝

九頭龍の滝


関東近郊には滝行ができるスポットがいくつかあるが、今回選んだのは、「九頭龍の滝(くずりゅうのたき)」。

場所は、東京都の西端である西多摩郡檜原村(ひのはらむら)。電車やバスを乗り継いでも行けるが、クルマであれば都心からでも約2時間とアクセスが便利なのが今回選んだ理由だ。

滝の近くにある「九頭龍神社(くずりゅうじんじゃ)」が滝行のすべてを管理しており、必ず事前予約が必要だ。予約方法は、宮司(ぐうじ)さんと呼ばれる神社の責任者にまずは電話で連絡。その後はショートメールを使って確認のやりとりになる。

予約時に伝える必要事項は、「日にち・人数・名前」とカンタン。気になる価格も思ったよりリーズナブルだ。また、当日必要な持ちものは少なく、滝行時に着用するふんどしや行衣(白装束)、白はちまきは現地で貸してくれる。

    当日必要な持ちもの:
  • 着がえの下着
  • 体をふくタオル(夏でも寒いので大きめがベター)
  • サンダル(滑りにくいものがオススメ)
  • 女性は水着(白装束は濡れると透けるので)

※本記事の情報は「九頭龍の滝」での滝行の場合のものです。

 

九頭龍神社
九頭龍神社「九頭龍の滝 龍神の滝」
住所:〒190-0221 東京都西多摩郡檜原村数馬
料金:男性は1人5,000円、女性は1人5,500円(5,000円+行衣の洗濯代500円)
   九頭龍神社参拝のお賽銭(キャンセル料はかかりません)
定休日:毎月1日、15日、25日は定休日

※突発的に休みになる場合や、天候や気温によっては滝行が実施できない場合もありますので直接確認を行ってください。
また、万が一キャンセルする場合は、宮司さんに早めに連絡をしてください。

※掲載当時の情報です。

<九頭龍神社にある2つの滝>

九頭龍神社の滝は2つあり、季節によって滝を使い分けている。だいたい5月末~10月頃までは「九頭龍の滝」、11月~5月末までは「龍神の滝」で滝行が行われる。今回体験したのは「龍神の滝」だが、「九頭龍の滝」の写真も撮影することができた。

九頭竜の滝
九頭龍の滝
龍神の滝
龍神の滝

不安な面持ちでハンドルを握るりょう

不安な面持ちでクルマに乗り込み目的地へ

 

宮司さんと待ち合わせ

集合場所で滝行までの一連の流れを教えててもらっているりょう

気さくな宮司さんと待ち合わせ


当日は連絡をとった宮司さんと、滝の近くにある「数馬の湯(かずまのゆ)」の駐車場で待ち合わせ。ただし、バスで行く場合には、九頭龍神社近くのバス停「数馬バス停」で待ち合わせだそうだ。

初めての体験に不安と緊張を感じていたが、宮司さんがとても気さくな優しい方だったので気持ちがほぐれた。

今回お世話になったのは、西澤形一(にしざわ けいいち)さんという宮司さん。飯能の平松天神社の方だが、九頭龍神社での滝行を一手に管理している。

滝行をする前には、必ず神社でのお詣りが必要とのこと。

西澤さんと共にまずは「九頭龍神社」に向かう。「数馬の湯」から九頭龍神社へはクルマで約2分だ。

 

九頭龍神社へ参拝

九頭竜神社入り口

参拝は、通常のお詣りの作法と同じ。手水舎(ちょうずや)で手と口を清めて、お賽銭をいれ、鐘を鳴らして二礼二拍手一礼をする。

 

手水舎で手を清める

滝行の前に九頭龍神社で参拝


「今日の滝行が無事に終わりますように」と、僕は素直なお願いをした。

 

お賽銭を入れて滝行の無事を祈るりょう

「滝行が無事に終わりますように」

 

滝行の作法を教わる

宮司さんに滝行に入る前の作法を教えてもらっているりょう

手を上から下に切る滝行前の大事な作法


その後、境内で西澤さんから滝行の作法を教わる。

「人間生きている以上、自分が気付かないところで他人に迷惑をかけている。積み重なったケガレをはらうことが必要」

その手段のひとつが滝行だと西澤さんは教えてくれた。僕も気付かないところで誰かに迷惑をかけ、ケガレがたまっているのかもしれない。西澤さんの言葉が心にしみる。

続いて滝行について教えていただいた。

滝には計3回入り、それぞれに意味があるそうだ。
1度目は、まず水に慣れるため。
2度目は、罪汚れ、重いものを洗い流し清めるため。
3度目は、清められた体にお恵みをいただけるようお願いごとをするため。
実際には、滝に打たれている間はこんなことを考えられるほど余裕はなかったのだが、事前に知っておいたほうがよい知識だ。

そして滝行の作法は、
① 滝に入る前に、手を上から下に切るような動きをしながら「えい!」という掛け声をする。
② 滝に入る。
③ 滝に打たれながら「はらえたまえ」「きよめたまえ」と3回言う。
④ 滝から出る前に、手を下から上に切るような動きをしながら「えい!」という掛け声をする。
というのが一連の流れだ。

注意事項は、体をそらさないこと。頭を真っすぐにしていれば髪の毛がクッションになるので首が痛くならないらしい(だから髪の薄い人は頭が痛い、とも言っていた)。

 

滝行に入る前の運動としてオールを漕ぐような作業

「えいほ!えいほ!」の掛け声とともに準備運動。オールをこぐような動きなのは、神の国と俗世をつなぐ(行き来する)のが船だからという意味合いがあるそうだ

 

テールゲートカーテンを使って、ふんどしに着替える

テールゲートカーテンを装着したフリード+

「テールゲートカーテン」はFREED+専用に設計されているからぴったり!


女性は更衣室で行衣に着がえることができるが、男性は更衣室がないので事前に持ってきていた「テールゲートカーテン」を使用して着がえることに。

これなら周りの目を気にすることなく、試着室のような感覚で着がえることが可能だ。

テールゲートカーテンの取り付け方法は、3ステップでカンタン!

① テールゲートカーテンを付属の袋から取り出し、上部の2つの穴に吸盤を取り付ける。
② リアウィンドウの一番上に吸盤を付け、バックドアを開ける。
③ あとはカーテン下部のポケットに重りとして水の入ったペットボトルや缶などを4ヶ所のポケットに入れるだけ。

慣れれば2~3分で取り付けられるので、滝行後の冷え切った体でも手っ取り早く装着&着がえることが可能だ。

 

ふんどしに着替えたりょう

ふんどしに着がえて滝行の準備が完了。女性には行衣の準備がある(+500円)

 

龍神の滝でいざ、滝行へ!

龍神の滝

写真からは伝わりづらいが、実際に目の当たりにすると勢いがすごい


着がえを終え、西澤さんと共に今回滝行をする「龍神の滝」へ向かう。

駐車場から脇にそれた小道を降りていくと、天然林ともいえる木々のなかに滝の姿が見えてくる。空気が澄んでいてテンションは一瞬あがったが、滝つぼの前まで来ると、かなり高くから水が落ちていることが分かり圧倒された。落差は18メートルだそうだ。

まずは、先ほど教えてもらった準備運動。そして神様にあいさつをしてから滝つぼに入っていく。

 

緊迫した空気の中滝の前でお祈り

神様へあいさつ。緊迫した空気が漂っている


思っていた以上に水は冷たく、慣れるどころの話ではない。この日の水温は約9度。だいたい朝の最低気温と同じ温度になるらしい。夏のほうが外気温との温度差が大きいため、冷たく感じることが多いという。

滝に打たれながら心のなかで僕は弱音ばかり吐いていた。冷たい、痛い、帰りたい・・・うぅ。

ネガティブな考えに押しつぶされそうになりながらも「滝行を達成できたらひとまわり大きな男になれる(はず)!最近の嫌なことも忘れられる(はず)!」そう自分に言い聞かせて、2回目、3回目と滝つぼの中へ入っていった。

 

1回目の滝行

「予想以上に冷たい!水に慣れるだけもこんなに辛いのに、あと2回も滝に打たれるの?もう、帰りたいよ」

 

冷たい滝を体にまんべんなく浴びるりょう

岩壁に背中を付けて行うので、全身にまんべんなく水が当たる

 

立っているのがやっとのりょう

1回目は「水慣れ」のためと教わったが、そもそも慣れることができる冷たさではない。流れおちる滝の勢いもかなりのものだ。立っていることすら難しいほど滝の勢いが身体にのしかかってきて、思わず倒れこみそうになる。

手足はかなり冷たくなり、麻痺して震えが止まらない。1回目と同じ長さのはずなのに、2回目、3回目と時間の流れが遅くなったように感じた。

 

手足がしびれて滝から出るのが精一杯なりょう

水の冷たさで手足が麻痺して力が入らず、滝から出るのも精一杯


2回目を終え、滝つぼから出ようとしたとき、手足が思うように動かずよろけてしまった。それだけ身体が冷たくなっていたということだ。這うようにしてなんとか滝つぼから出てきた。

 

3回目の滝行を行うりょう

3回目は体も慣れてきたのか、手足はあいかわらず震えるが、2回目ほどの辛さは感じなかった。

 

滝からでるときの作法に従うりょう

滝から上がる前に「えい!」

 

滝行を終えて

達成感を感じてばんざいをしているりょう

合計3回の滝行を終えた後は、なんとも言えない爽快感だ。

身体だけではなく気持ちもスッキリ。辛い滝行に耐えた達成感から、ひとつ大きな成長をしたようにも感じる。もちろん上司のことも、彼女のことも滝行中にはすっかり忘れていた。

滝行してよかった、素直にそう思えていた。

 

おまけのオススメ―防水グッズが便利

全身が濡れてしまったが、濡れることを想定して事前に防水性のあるアクセサリーをクルマに装備してきた。ここで海遊びや川遊びにも便利なオススメ防水グッズをちょっと紹介しよう。

ラバーマット

まずはラバーマット。文字通りラバー(ゴム製)なので、サンダルや靴でも気にすることなく、安心してクルマに乗り込むことができる。

 

防水シートカバー

防水シートカバーもオススメだ。

これは座席シートに付けるもので、濡れたままでもシートに座ることができる。さらにシートの上に濡れたタオルなどを置いても、シートが濡れてしまうという心配がない優れものだ。

取り付けもヒモやバンドでシートに固定するだけだからカンタン。

自分の準備の良さに関心していたが、着替えた後は気持ちも安心したのか、どっと疲れが押し寄せてきた。

「さあ、着替えも済んで、気持ちもすっきりしたことだし、帰りに近くの温泉で身体を休めて、なにか美味しいものでも食べて帰ろうかな!」

 

滝行を終え、清々しい気持ちで車に乗り込むりょう

行きの不安な表情は消え、自然と笑顔がこぼれた帰り道だった。

 

悩んでる人は滝行を体験してみよう!

滝行から数日が経ったが、上司のことも彼女のことも気持ちをうまく切り替えることができた。今までの落ち込んでいた日々とは少し違って、以前よりも充実した毎日を送れている気がする。

    最後に、僕が実際に感じた滝行の魅力をまとめよう!
  • スッキリ感:心も身体もスッキリして、気持ちが引きしまる。
  • 達成感:滝行をやりとげたことで、人として成長できたような感覚になれる。
  • 心機一転:新しいスタートを切れる気持ちになれる。

滝行を体験したからといって、何かがすぐに変わるのは難しいかもしれない。ただ、滝行が自分の気持ちを切り替える良いきっかけとなったことは確かだ。

宮司さんによると「何か新しいことを始めたい、気持ちを切り替えたい」という理由で滝行に来る人が多いそうだ。体はもちろんスッキリするのだが、精神的にもスッキリする人が多いらしく、それを求めてリピーターとして訪れる人もかなり多いという。

  • 刺激的な体験をしてみたい!
  • なにかの節目でスッキリさせたいことがある!
  • 新しいことにチャレンジして新スタートを切りたい!

なんていう方はぜひ、意外とカンタンに体験できる滝行をしてみてはいかが?

 

滝行の様子はこちら

 

おまけ:その他メンバーの滝行体験談

 今回、カエライフ編集部員も一緒に滝行体験をしてきました。その感想もご参考に!

 

かまやん(男性、27歳)

とにかく気持ちよかった!!滝行後は、テンション爆上がり!視界がクリアになり、徐々に体の中がポカポカしてきて非常に爽快感がありました。リピーターが多いようですが、またやりたくなる気持ちが分かりました。

 

カミー(男性、38歳)

もともと寒さに弱い細身のため、水の冷たさがほんとうに体にこたえました。滝に打たれている最中は、呼吸だけに意識を集中。冷たさと痛さを忘れられ無心になれました。これぞ滝行の醍醐味!
滝行後は夏でも冷え切るので、大きめのバスタオルが欲しかった・・・。すぐ近くの温泉「数馬の湯」で冷えた体を温められるのはグッド。都内から気軽に日帰りできるのもうれしいポイント。

 

えりか(女性、36歳)

急きょの参加で、貸していただいたTシャツ+ズボン+行衣のみで滝に打たれることに。冷たさに無心‥にはなれず「諸々透けて見えませんように!」という邪念が心を占領していました(笑)女性は水着の準備必須です!
ただ、白装束は体に張り付くので寒さは強烈。夏でも温かい飲み物の用意をしておくといいと思います。道中も緑がいっぱいで綺麗なのでドライブがてら手軽に体験してみてはどうでしょう~♪おススメです。

滝行をするかまやんとカミー
かまやんとカミー
滝行をするえりか
えりか

 

九頭龍神社
今回協力していただいた神社
撮影場所:九頭龍神社「九頭龍の滝 龍神の滝」
住所:〒190-0221 東京都西多摩郡檜原村数馬
料金:男性は1人5,000円、女性は1人5,500円(5,000円+行衣の洗濯代500円)
   九頭龍神社参拝のお賽銭(キャンセル料はかかりません)
定休日:毎月1日、15日、25日は定休日

※突発的に休みになる場合や、天候や気温によっては滝行が実施できない場合もありますので直接確認を行ってください。
また、万が一キャンセルする場合は、宮司さんに早めに連絡をしてください。

※掲載当時の情報です。

文/りょう・カエライフ編集部
写真/綾瀬 まりも

取材協力:平松天神社宮司西澤様

九頭龍の滝 龍神の滝