愛犬と一緒にキャンプに行きたい! 芳美リンさんに聞くペットとのキャンプの楽しみ方 (実践編)

芳美リンさんがペットと一緒にキャンプ

キャンプ好き、アウトドア好きとしてInstagramを中心に人気を集めるモデルでリポーターの芳美リンさん。

ペット看護師の資格も持つリンさんにナビゲーターとなっていただき、「これからペットと一緒にキャンプをしてみたい!」と思っているビギナーに向けてレクチャーしてもらう記事の後編です。

関連記事

今回はいよいよ実際にキャンプをしながら、リンさんに解説をしてもらいます。前編に続き、キャンプ大好きライターの内舘 綾子が、リンさんと一緒にキャンプを楽しみながらレポートします!

 

クルマでペットと一緒にキャンプ場へ

今回、リンさんとトイくんのデイキャンプを密着取材 ということで、私もトイプードルのココアちゃんを連れてご一緒させていただきました。

 

目次

 

教えてくれる人

芳美リン
芳美 リンさん
神奈川県生まれ。モデル、リポーター。Instagramを中心に、旅とアウトドア、マリンスポーツに関する情報を発信中。ペット看護師、温泉ソムリエの資格を持つ。ドイツワイン特別大使など、多方面で活躍中。
Instagram @lynn.lynn5 

 

教えてもらう人

内舘綾子
内舘 綾子さん
東京都生まれ。フリーライター。Instagramをきっかけにキャンプメディアのライターを始める。キャンプ好きの父親の影響で子どもの頃からキャンプに親しむ。1歳と5歳の2児の母となった現在も、週末は家族でキャンプへ行くママキャンパー。
Instagram @___a.y.a.k0uchi__

 

今回キャンプをした「青野原野呂ロッジキャンプ場」とは?

青野原野呂ロッジキャンプ場

写真提供:青野原野呂ロッジキャンプ場

神奈川県相模原市の清流・道志川のほとりにあるキャンプ場。大きな滝、飛び込み岩、吊り橋など、絵になるスポットがたくさんあり、テレビドラマやCMの撮影にもよく使用されているそうです。四季折々の風景が楽しめ、さらに最近では減少しつつある直火での焚き火ができるとあって、とても人気のあるキャンプ場です。

 

青野原野呂ロッジキャンプ場の吊り橋

 

青野原野呂ロッジキャンプ場の滝

 

青野原野呂ロッジキャンプ場の河原

 

キャンプ場に到着!まずは、リンさんのキャンプ道具を拝見!

白いVEZEL(ヴェゼル)を運転する芳美リンさん

「おはようございます!」爽やかな笑顔とともに、真っ白なVEZEL(ヴェゼル)で登場したリンさん。この日はお天気にも恵まれ最高のキャンプ日和となり、テンションも高まります。

 

VEZEL(ヴェゼル)の運転席にいるリンさん、助手席にはペットの犬

助手席を見ると本日の主役がもうひとり! リンさんの愛犬、トイフォックステリアのトイくんです。トイくんが入っているケースのようなもの、これは?

芳美リン

リンさん
ペットシートプラスわん」というアイテムです。正面と左右の3面がメッシュになってるから通気性がよくて、外の様子も見えるので、いつも通りリラックスして乗ってくれています」

 

なるほど、助手席だとお互いの距離が近くて表情もよく見えるから、ワンちゃんも安心できますね。

 

ヴェゼルの荷室

今回はデイキャンプなので荷物もコンパクトに。とはいえクーラーボックスやテントは結構幅をとるもの……。

VEZELならボディのサイズの割に荷室が広いから、ご覧の通りすっぽり! まだまだ余裕があるので、1〜2泊のキャンプ道具も十分に積めますね。

 

ヴェゼルから荷物を降ろす

荷室が広い上に開口部が低いVEZELは、荷物の積み降ろしもラクラク!

芳美リン

リンさん
先に降ろしたいものを手前に置いておくのが積載のポイント。設営がスムーズに進みます。

 

ヴェゼルの荷室

ところで、この木箱が気になるんですが、中には何が入っているんでしょう?

芳美リン

リンさん
この木製BOXはキャプテンスタッグのアイテムで、キッチン用品やガスなどの小物類を入れています。でもただの収納ギアではなくて、積み重ねて天板をつけるとテーブルやチェアとして使えるんですよ。

 

キャプテンスタッグの木製BOXを運ぶ芳美リンさん

アイデア次第でいろいろな使い方ができる木製BOXとは優れものですね。木の雰囲気もおしゃれですし、持ち手があって運びやすいのも嬉しいポイント。

VEZELの情報はこちら!

VEZELのカスタム情報はこちら!

 

リンさんとトイくんのキャンプに密着! 作業フローを解説

ペット連れでどんなふうにテントを立ててご飯を作っているのか、ペットとの過ごし方など、1日の流れをたっぷりとご紹介します。

 

①まずはテントを設営!とその前に…

テントを設営するリンさん

今回テントを張った場所は、リンさんのお気に入りでもある川を一望できる絶景の上段サイト。ここでテントを設営する前に、必ず行なっていることがあるそうです。

※青野原野呂ロッジキャンプ場の上段サイトは宿泊用ですが、今回は撮影のために許可を得てデイキャンプサイトとして利用しています。

芳美リン

リンさん
ペットがまちがって食べないように、ゴミが落ちていないか、チェックをしています。キャンプ場を利用するマナーとして、ゴミは必ず持ち帰るか指定の場所に捨てます。自分が出したゴミじゃなくても、見つけたら拾う!

 

ペットの安全を守るためにも、まずはサイト周辺に危険なものがないかチェックをすることが大切。これは散歩中にも気をつけたいポイントですね。

ところでテント設営中、トイくんはどこへ?

クッションの上で眠るペット。近くに蚊取り線香

いました! お気に入りのクッションの上で、気持ちよさそうにくつろいでいます。こんな風に大人しく待ってもらうには、どうしたらいいのでしょうか?

芳美リン

リンさん
普段と違う環境で落ち着かないこともあるので、ワンちゃんにとって安心できる場所を作ってあげます。トイはクッションがお気に入りなので、ベンチの上に置いて寝かせてます。

 

近くに蚊取り線香を置いてあげれば、虫除けもバッチリですね。

 

テントの中でくつろぐ女子キャンパーとペット

テントの中にもコットやマットを敷いて、あっという間に設営完了! まずはお茶を飲んで、ワンちゃんたちも一緒にほっとひといき。

この日は日差しが強く暑かったので、テント内に熱がこもらないよう窓は全開にし、バッテリー型の扇風機を活用して涼しく過ごしました。逆に寒い日は窓を閉めて、底冷え防止としてマットや毛布を敷けば暖かく過ごせます。

 

②ランチの準備をしよう!

ランチの準備をする芳美リンさん

設営も完了したところで、お楽しみのランチタイム! リンさん、本日のメニューはなんですか?

芳美リン

リンさん
今日はベーグルサンドです! ベーグルを半分に切って、お好みの具材を挟むだけなので簡単。具材の組み合わせを考えて楽しんだり、見た目もおしゃれに映えるのでおすすめですよ。

 

作る過程を楽しみながら、見栄えも意識したキャンプ飯ですね。さすが人気インスタグラマーのリンさん。そして完成したランチがこちら!

 

デイキャンプのランチで作ったベーグルサンドが並ぶテーブル

種類の違うベーグルサンドにハム、サーモン、フルーツなど、見た目の華やかさに思わず写真を撮りたくなるほど豪華なランチが登場!

芳美リン

リンさん
切って挟んでお皿に盛るだけなので簡単です。手間といったら、スープ用のお湯を沸かしたくらい(笑)。ベーグルやフルーツを切ったまな板をそのままお皿として使えば、洗い物も少なくすみますよ。

 

作りながら後片付けのこともしっかり考えているリンさん。テーブルに旅行先で購入したというお気に入りの布をワンポイントにしているところなども、ぜひ真似したい映えテクニックです!

 

デイキャンプで、ワンちゃんたちとランチ

それではさっそくトイくんとココアちゃんも一緒に、みんなでいただきます! キャンプめしは準備も後片付けも簡単なメニューを選べば、ペットとの時間をもっと楽しめますね。

ベーグルサンドはクリームチーズ×レタス×サーモンが定番ながら本当に美味しくて、今度家族で行くキャンプでも実践してみようと思いました。ワンちゃんたちは普段から食べ慣れているドッグフードをもぐもぐ。

お腹も心も充分に満たされたところで、キャンプ場内を少しお散歩してみることに。さらにインスタグラマーであるリンさんに、インスタ映えする写真を撮るポイントもレクチャーしてもらいました!

 

③ペットとキャンプ場内をお散歩

キャンプ場で犬を連れてお散歩

キャンプ場内をお散歩するときも、基本は普段のお散歩と同じです。リードを必ず着用し、排泄物袋、お水、おやつなどを持ち歩きます。

芳美リン

リンさん
キャンプ場には犬が苦手な方や小さいお子さんもいるので、必ずリードをつけます。他のサイトに入らないように歩くのもマナーの1つ。
また、出発前に防虫スプレーを、身体が濡れるくらいたっぷりとふりかけます。

 

水に足を入れた犬

写真:内舘 綾子

芳美リン

リンさん
青野原野呂ロッジキャンプ場はとにかく川が綺麗! トイはもう10歳なので、本格的に泳いだりはしないけど、浅い所で水に入ると気持ちよさそうにしています。

 

ペットと一緒に川遊びを楽しむのもいいですね! 本格的に泳ぐならペット専用のライフジャケットを着用して、安全なところで遊びましょう。

 

GoProで写真を撮るリンさんと綾子さん

お散歩中「こっち向いて〜!」とリンさん。必死に笑顔をつくる私に、インスタ映えする写真の撮り方を伝授してもらいました。

芳美リン

リンさん
私はいつも自撮り棒にカメラの「GoPro(ゴープロ)」をつけて、まわりの背景もしっかり入るように撮影しています。お友だちやペットと撮るときは顔を近づけて、距離感をつめるのもポイント!

 

キャンプで肉を焼く

出典:Instagram @lynn.lynn5

芳美リン

リンさん
これはGoProで撮ってもらったのですが、こんな風にお肉をメインにしたアングルも面白いですよ!

 

まるで漫画のようにきれいに焼けたステーキに、思わず「いいね!」を押したくなりますね! ぜひキャンプ場に来たら思い出として、いろんな写真を撮って楽しんでみてください。

 

④焚き火を楽しむ

キャンプ場で焚き火に火を付けるリンさん

キャンプの醍醐味といえば、やっぱり「焚き火」ですよね。青野原野呂ロッジキャンプ場では直火OK! NGなところでは必ず焚き火台を用意しましょう。

ペットが誤って火傷をしないよう、なるべく離れたところに設置し、目を離さないように注意が必要です。

 

キャンプ場で焚き火をしながらコーヒーを飲む女子キャンパー

「コーヒーでも飲もっか!」と、焚き火と道志川を眺めながらのんびりと過ごす時間は、まさに至福の時間。トイくんも気持ちよさそうに寝ちゃいました。ココアちゃんは楽しくて興奮冷めやまぬ様子です。

今日はデイキャンプなので、そろそろこのへんで終了。後片付けの時間です。

「またみんなで一緒に来たいね」

そう笑顔で言ってくれたリンさんに、「はい! 次回はぜひ1泊したいです!」と秒速で答えました。

 

⑤キャンプのとき、ペットはどこで寝るの?

テントの中でおしゃべりする芳美リンさんと内舘綾子さん

芳美リン

リンさん
せっかくなら1泊していきたいですよね。初めてのテント泊が不安な方は、デイキャンプで慣れてから行くといいと思います。
ちなみにテント内ではノーリードでフリーにしています。犬はその時ベストな場所を見つけるので、動けるようにしたほうがいいと思って。寝るときも水を用意して、いつでも飲めるようにしています。

 

キャンプ場によっては、夜、野生の動物が来る可能性もあります。テントやスクリーンタープ、車内など、なるべく安全な場所で一緒に寝てあげましょう。ペットがお気に入りのクッションやゲージを入れたり、水やトイレシーツなども用意しておくと安心ですね。

 

まとめ:愛犬と一緒なら、キャンプはもっと楽しい!

ペットとキャンプする女子キャンパー

芳美リンさんに学ぶペットとキャンプの楽しみ方、入門編では飼い主の準備と心構えを、実践編では実際にワンちゃんと一緒にデイキャンプを楽しむ様子をご紹介しました。

ぜひペットとキャンプへ行く際に参考にしていただき、安全に楽しんできてくださいね!

 

文/内舘 綾子
写真/木村 琢也

撮影協力:青野原野呂ロッジキャンプ場

*ご注意:青野原野呂ロッジキャンプ場は、台風19号の被害により、2019年11月現在、営業を休止しています。2020年春、再開に向けて復旧作業中です。