都会で見上げる星空ももちろんいいのですが、少し遠出をして空気の澄んだ、ネオンや街灯の少ない場所で満天の星空を眺めるのもとてもいいですよ。今回は栃木の那須高原までコンパクトなミニバン、Honda フリード+を使って星空を眺める車中泊の旅に出かけてみました。
フリードの車中泊についての詳細はこちら↓↓
Honda フリードで車中泊するには?【おしえて!Car寝る博士】
2021.06.28
ラゲッジルームに余裕ありのフリード+で星空を見に行こう
ちょっと気合を入れて、入門向けの天体望遠鏡を用意してみました。月のクレーターはもちろん、うまくいけば金星、木星、土星あたりの惑星なら見ることができちゃいそうです。
ハンドルを握るのはモデルの三井菜那さん。本格的な車中泊は初体験とのこと。出発前から満天の星空が見られると期待しています。天気予報では、夜になるにつれ徐々に曇ってくる予報なんですが……晴れることを願って出発です。
車中泊は、那須高原にあるリゾートホテル「ホテル・フロラシオン那須」の駐車場で提供しているRVパークを使いました。ホテルには露天風呂もある温泉があり、ホテル内設備は優待料金で利用できちゃいます。周辺は「敷島ファーム」という牧場内になっていて、高原の雰囲気もバッチリです。
フリードは車中泊に便利なオプションが豊富
牧場内にある広大な駐車場の一角にあるRVパークにクルマを止め、さっそく2列目シートを畳んで車中泊仕様にチェンジ!
2列目シートは座面を前に跳ね上げてから背もたれを前方に畳みます。そして背もたれの後ろに付いてる板で開いた部分を塞ぐと、ラゲッジルームまでフラットなスペースができあがります。
このスペースに、Honda純正アクセサリーの「ラゲッジクッションマット」を敷けば、とても快適な車中泊空間がうまれます。夏ならこのまま寝転がってもイイ感じです。寝袋があれば快眠できます。
さらに、窓の目隠しにこちらもHonda純正アクセサリーにある「プライバシーシェード」を使います。車内のすべての窓を完全に覆うことができるものです。サイドウインドウには、ちょっとだけ覗き窓を開ける機能も付いていて、ここには網戸も付けられたりして至れり尽くせり。フリードで車中泊するなら便利な専用アクセサリーです。ネオプレン生地で作られていて、収納は寝袋のようにクルクルと丸めておきます。
完成した車中泊スペースを見た菜那さんは「クルマがこんなにシッカリした部屋に変身するなんてビックリ! 身長は171cmと少し高めなんですが、ちょうど足までしっかり伸ばせますね。高さも余裕があって、これなら圧迫感なくくつろげますよ」と、とってもご満悦のようす。
フリード+では、3列目シートがないメリットとして、開口部の下側が超低床でギリギリまでフルに荷物置きとして活用できます。車中泊では、寝転がるスペースの床下収納みたいな感じになります。
夜は車中泊しながら満天の星空鑑賞
そのまま暗くなる夜を待ってRVパークで星を観測します。天体望遠鏡は細かな部品が多いので、明るいうちに組み立てておきましょう。
用意したミード「EQM-70」は、入門向けにちょうどよい、気軽に使える赤道儀付きの天体望遠鏡。赤道儀があると、極軸を北極星に合わせておけば、目指す星を追従しやすくなります。入門向けですが、金属製の三脚などしっかりした作りなので長く愛用できると思います。
夕方からは天候が危ぶまれましたが、夜になって急に晴れてきて雲がすっかり晴れてしまい、見応えのあるバッチリ晴天の星空が広がってくれました。リアゲートを開けて、超低床の開口部にベンチ代わりに座るとなかなか快適です。ユックリと長時間星の鑑賞ができました。
ただ見るだけではもったいないので、スマホのレンズを天体望遠鏡の接眼レンズに取り付けるアクセサリー、ケンコー「SkyExplorerスマートフォン用アダプター」を使って写真も撮影して楽しんでみました。月の写真はかなりキレイに撮影できました。
入門向けの天体望遠鏡は意外にも安価だったりします。空気の澄んだ高原に出かけて、ぜひ気軽に車中泊しながら星空鑑賞を楽しんでみてください。
- 三井菜那さん
- フリーで美容、ヘア、ファッションのモデルとして活躍中。美容やダイエットにはとっても詳しいです。雑誌ではand GIRL、MAQUIA、美人百花、GINGER、CLASSY.にて。旅行も大好きで英語も堪能。旅のイメージモデルやアンバサダーとしても活躍しています。
Instagram @nana.0312
Twitter @pupuputakun
- フリード+の紹介
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「フリード+ ハイブリッドG Honda SENSING」は、コンパクトサイズのミニバンで2列シートのモデルです。「+(プラス)」が付くのは、3列目シートをなくすことでラゲッジルームの容量を最大限活用できる証です。
ロングテールゲートに超低床フロアで荷物が積みやすいだけでなく、開口部に腰掛けて休憩などもしやすくなっています。今回選んだ「シルバーミストグリーン・メタリック」はアウトドア派にピッタリのカラーですね。
- ミード「EQM-70」
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初心者向け屈折式レンズを採用した望遠鏡ですが、少し口径が大きな70mmにしていたり、三脚が金属製だったり、追尾のしやすい赤道儀が付いていたりと、シッカリと使える機能を持っています。入門からちょっとハマってみるあたりの天体観測にピッタリです。
- ケンコー「SkyExplorerスマートフォン用アダプター」
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天体望遠鏡の接眼レンズにスマホを固定して撮影できるスマートフォン用アダプターです。
文/村上 俊一
写真/和田 清志
撮影協力/ホテル・フロラシオン那須