広い荷室と自由なスタイルが楽しめるN-VANは、キャンプとの相性も抜群! そんなN-VAN×キャンプの可能性をさらに広げて遊び尽くすべく、内装から外づけアイテムまで徹底解明していきます。
今回コメントをいただくのは、女子キャンプの第一人者でありキャンプのプロ・こいしゆうかさん! カスタムされた2台のN-VANを使って、あらゆるキャンプシーンを想定した活用例やメリット・デメリットについて詳しく教えていただきます。
キャンプや車中泊での楽しみから失敗談まで、豊富な経験をもつこいしさんだからこそ気づくポイントは必読。N-VANキャンプの楽しみ方が広がること間違いなしですよ!
目次
- 1.今回、検証に使用するN-VANはこの2台!
- 2.N-VANの積載量って?
- N-VANの荷室サイズを紹介
- N-VAN用のルーフキャリアを取り付けると?
- キャンプ+αで活かせるN-VANの便利な積載方法
- 3.オートキャンプ場でのN-VANの楽しみ方!
- 注目アイテム①:サイドオーニング
- 注目アイテム②:サイドオーニング+プライバシーテント
- 注目アイテム③:テールゲートタープ
- こんな使い方もやってみました(笑)!
- 注目アイテム④:カーサイドタープ
- 注目アイテム⑤:カーサイドシェルター
- 注目アイテム⑥:テールゲートカーテン
- テントキャンプと好相性なN-VAN注目アイテムは?
- マルチボードを使えばN-VANがキッチンに変身!?
- 4.N-VANにあったら便利なキャンプグッズ6選
- 便利なキャンプグッズ①:外部電源入力キット
- 便利なキャンプグッズ②:マルチボード
- 便利なキャンプグッズ③:有孔ボード
- 便利なキャンプグッズ④:シェラカップケース
- 便利なキャンプグッズ⑤:テント「PANDA LIGHT」
- 便利なキャンプグッズ⑥:ルーガービッジのゴミ箱
- 5.【取材を終えて】N-VAN×キャンプは無限に楽しめる!
- こいし ゆうか さん
- イラストレーター、キャンプコーディネイターとしてテレビやラジオなど幅広いメディアで活躍。キャンプ歴は11年、「女子キャンプ」の言葉の生みの親。オリジナルテント「PANDA」のデザインも手がける。
- >>こいし ゆうか さんのHP
1.今回、検証に使用するN-VANはこの2台!
HondaのN-BOXやN-ONEなどのNシリーズの中でも、軽商用車として登場したのがN-VANです。大容量の荷物も出し入れしやすいよう、全高は高く、底面は低く、内部のフルフラット化を実現。自由に内装をカスタムできる拡張性の高さや遊び心も魅力の一つです。
今回は両車とも天井にルーフキャリアをつけた状態。イエローには後ほど登場するサイドオーニングを装着しています。
実際にキャンプシーンでの積載量や使い勝手はどの程度なのか。緑豊かなデイキャンプ場にて、こいしさんとともに検証していきます!
2.N-VANの積載量って?
快適性を求めるほどに多くなりがちなキャンプ道具。全てを積載するには荷室の広さに加え、出し入れのしやすさもポイント。そこでN-VANの荷室サイズや、具体的な実用例をもとに詳しくご紹介します。
N-VANの荷室サイズを紹介
まずは荷室の幅と高さ、後部座席の助手席側を倒した状態のサイズ感をみていきましょう。
テールゲートを開けると、縦にも横にも広々な大空間荷室が登場。無駄のない四角い構造のため、隙間なく隅々まで積載可能。横幅も高さもあるため、大きいものから長いものまで楽々積み込めます。
最大積載量は350kgと大容量で、ビールケース(長さ44.6cm×幅36.4cm×高さ31.5cm)であれば約40個も入り、かなり沢山の荷物を運べることがわかります。
地上から荷室床までの高さは52.5cmと大変低く、荷物の積み下ろし時の負担を軽減してくれます。純正のマルチボードをプラスすると荷室が2段構造になり、効率良く荷物が積めて出し入れもスムーズ。天井までの高さがキープできているので、全体を見渡しながら荷物整理ができます。
N-VAN用のルーフキャリアを取り付けると?
クルマの屋根に取り付けることで、長さのあるものなど、より多くの荷物が積載できるルーフキャリア。その注意点とは?
荷室に収まりきらない荷物は、ルーフキャリアがあると積載量がさらにアップできるので便利です。
積載時の注意点としては、走行中に落下しないよう、荷物ごとにベルトでしっかりと固定する必要があります。このとき、長いものはフロントガラスにあるHonda SENSINGの単眼カメラの感知範囲を妨げないように注意しましょう。さらに後方も伸ばしすぎると後方扉を開けるときに当たってしまうため、前方後方ともにチェックが必要。
また、ルーフキャリアには荷重制限があります(純正ルーフキャリアは許容荷重15kg)。重たいものは避け、ハードボックスよりもソフトケースで容量を減らすなど工夫が必要です。
助手席側にはドアとドアの間に柱となるセンターピラーがないため、脚を掛けやすく、ルーフキャリアへの荷物の積み下ろしが格段にしやすい点もポイント。それでも届きにくい場合は、脚立など踏み台を利用することをオススメします。
キャンプシーンにおいて、ピラーレス構造であることのメリットは他にもあります。1つは開放感が抜群で、スペースを有効利用できること。2つ目に荷物の出し入れがしやすく、ストレスフリーなこと。さらに柱がないことで掃除がしやすいという点も、汚れやすいアウトドアシーンでは欠かせないポイントです。
▼ルーフキャリアの使い方に関するおすすめ記事▼
キャンプ+αで活かせるN-VANの便利な積載方法
荷室の広さとルーフキャリアの活用について理解したところで、キャンプを中心としたアウトドアシーンでさらに便利な積載方法が知りたい! そこでN-VANをアクティブに使いこなす、達人たちの活用実例をみていきましょう。
こちらはマウンテンバイクを乗せた例。後部座席と助手席を倒し、荷室全体に「ラゲッジマット」を敷くことで、汚れたままの荷物でも積載できる仕様に。伸縮可能の「クロスバー」でバイクを固定し、さらに荷室下についているフックからロープを伸ばして固定強度をプラスしています。
空間を余すことなく使うため、上部にも収納スペースを確保。「ルーフインナーサイドパイプ」と「ルーフインナーラック」を組み合わせた棚は、小物収納や頻繁に使うものを入れるのにとっても便利。
ラックの網目にS字フックやカラビナを取りつければ、ランタンやグローブなどを吊り下げる「吊るし型」の収納が可能です。
N-VANなら大きなロードバイクも、パーツを分解することなくそのまま積載可能。スーパーカブのようなバイクだって積み込むことができちゃいます。後方だけでなく、助手席側がピラーレスなので、サイドからの荷物の積み下ろしが楽々できるのもN-VAN最大のメリットですね。
自転車やバイク、釣り、サーフィン、SUPなど、あらゆるアクティビティが十二分に楽しめる、豊富な積載量が魅力のN-VAN。シートアレンジに加え、アクセサリーやDIYで自分好みにカスタマイズできるのが、キャンパーの心を掴んで離さない理由のひとつ!
▼N-VANの便利な積載方法に関するおすすめ記事▼
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3.オートキャンプ場でのN-VANの楽しみ方!
N-VANの内部構造についてイメージが湧いたところで、次はキャンプの幅を広げてくれる6種類のアイテムについて見ていきましょう。ここからは、こいしさんのアドバイスやコメントつきでご紹介していきます!
注目アイテム①:サイドオーニング
▼特徴
サイドオーニングは、車体に直接取り付ける収納型の日よけ幕。専用の棒でクルクルと引き出すタイプと、自動で開く電動式のものがあります。居住空間を簡単に広げられる手軽さがある一方、日の当たり具合で日陰面積に変動が出るため、日差しを完全にシャットアウトするのが少々難しいアイテム。
★メリット
・クルマに固定したまま収納できるから荷室の積載量に影響なし
・ペグ打ち不要で引き出すだけの簡単設営
★デメリット
・クルマへの取りつけ工事が必要
・雨風が強いと過ごしにくい
「ソロでは余すほど広い! 2人だったらちょうどいいくらいですね。開放感があって、ある程度日よけの安心感もプラスされて居心地よく過ごせます」とは実際に使用してみた、こいしさんの感想。
さらに、N-VANは助手席側に柱がないピラーレス設計だからこそ叶う、こんな使い方も!
助手席のシートを倒して、マルチボードをテーブル代わりにしたくつろぎスタイル。日の当たり具合にもよりますが、車内であればサイドオーニングで日差しをカットしやすく、テーブルやチェアなど道具がなくてものんびり過ごせますね。
今回使用したN-VAN専用の「サイドオーニング」オンライン購入サイト
注目アイテム②:サイドオーニング+プライバシーテント
▼特徴
サイドオーニングを使いながら、周囲をフルクローズしプライバシー空間を作ることができるテント型の幕。通気性を考えて窓やメッシュがついており、テントを立てる必要がないほど快適な居住空間を確保。多少の雨風をしのいで、そこまで濡れる心配もなく撤収できます。
★メリット
・日陰やプライバシー空間を確保できる
・多少の雨風をしのげる
★デメリット
・クルマに設置しているため移動しづらい
・閉鎖感があり自然を堪能しづらい
「2人で使うのにちょうどいいくらいの広さ! これは快適だな〜。 車内と車外の2ペースを有効利用できて、荷物の出し入れに対するストレスがないですね」と、こいしさん。さらに車内と車外の両方を利用することを想定し、こんなアドバイスも。
「反対側を開けるとさらに風が通って気持ち良い! クルマの窓にメッシュを取りつけられる「ウインドウメッシュ」をつけたら、虫の侵入を気にせず過ごせると思います」(こいしさん)
今回使用したN-VAN専用の「サイドオーニング+プライバシーテント」オンライン購入サイト
注目アイテム③:テールゲートタープ
▼特徴
テールゲートタープは、リアハッチ(後部荷室の扉)を開けて上から被せて取り付ける幕。リアゲートタープとも呼ばれ、プライバシーを守りつつスペースを拡張できるアイテムです。フルクローズ状態であれば外からの視線をさえぎることができるので着替えなどに活用できます。オープン時はポールを利用することでさらにスペースを広げることが可能です。ポールがなければ、ロープを伸ばした先でペグダウンすればOK。
※テールゲートタープは販売を終了しています。
★メリット
・テールゲートに直接被せるだけで手軽に設営できる
・レジャー後の着替えなどスペース確保に最適
★デメリット
・リアハッチを開けっ放しにしておかないと使用できない
「クルマの後ろから外部電源を引っ張ってこれるので、ワーケーション(働きながら休暇をとる過ごし方)にぴったり! 車内よりも自然の空気を感じながら作業できるので、捗ります」(こいしさん)
最近ではリモートワーク(テレワーク)が増え、注目を浴びている「ワーケーション」という新たな働き方。実はキャンプ場でお仕事をしている方、徐々に増えているようです! テールゲートタープなら自然を感じつつ集中できるスペースも確保でき、まさにワーケーションに最適ですね。
※テールゲートタープは販売を終了しています。
こんな使い方もやってみました(笑)!
上記で紹介した3つ全てを取りつけた状態がこちら! えっと、クルマがどこにあるのか見えませんが……こいしさん、いかがでしょうか?!
なんだかワクワクしてしまうちょっと異様な光景ですが、N-VAN専用アイテムだからこそ成せる活用方でした! さて、本題に戻り、残り3つの幕についてご紹介していきます。
※テールゲートタープは販売を終了しています。
注目アイテム④:カーサイドタープ
▼特徴
カーサイドタープは、クルマのサイドやリアハッチに簡易的に取り付けるタープ型の幕。吸盤やフックなどを用いて車体と接続。1枚幕をピンとまっすぐに広げるタイプと、写真のようにポールを幕のスリープに通して高低差をつけて設営するタイプがあります。どちらも跳ね上げるためのポールが必要不可欠。
★メリット
・比較的リーズナブル
・好きな方向に設置できる
★デメリット
・雨風の影響を受けやすい
・日陰の範囲が狭い
「カーサイドタープがあれば、日の当たり具合にもよりますが、車内への直射日光が避けられるのでここがベストポジションかも! ちょっとひと息つくのにちょうど良い。ここから見える景色を楽しみながら、寝っ転がったりのんびりできますね。別の使い方として、ちょっとした雨のときの荷物の出し入れにも重宝しそう!」(こいしさん)
サイドオーニングと同様に日陰面積は少ないものの、クルマへの取りつけ費用がかからないのが魅力のカーサイドタープ。区画サイトでもあまり邪魔にならず設営できるのもポイントですね。
注目アイテム⑤:カーサイドシェルター
▼特徴
カーサイドシェルターは、クルマの横に取り付けるテント型の幕。通常のテントやシェルターと異なり、クルマに接続する面が空いているのが特徴。吸盤やフックで車体に直接取りつけ、ポールを幕のスリーブに通し、ペグダウンして固定します。プライバシーも確保され、テントのように過ごすことが可能。
★メリット
・日陰やプライバシー空間を確保できる
・テントに比べて簡単に設営撤収できる
★デメリット
・閉鎖感がある
・デッドスペースが生まれる
「ソロキャンプには余裕の広さですね。テーブルやチェアの大きさを考えればデュオでも楽しめます。ワンちゃんを連れて過ごすのにも、まわりの刺激を受けにくくちょうど良さそう!」(こいしさん)
よりテントに近い形状のカーサイドシェルター。設営撤収に手間をかけず、コンパクトなキャンプを楽しみたい方にオススメのスタイルです。
注目アイテム⑥:テールゲートカーテン
▼特徴
テールゲートカーテンは、後部荷室の扉を開けて上から被せて取り付ける幕。テールゲートタープと異なる点として、カーテン状のためオープン時はロールアップするのみであること。後部扉を開けた状態の幅しかスペースを使わないため、場所を選ばずどこでもプライバシー空間をプラスすることができます
★メリット
・場所を選ばず設営可能
・簡単にプライバシー空間を確保できる
★デメリット
・最低限の広さしか確保できない
・リラックスできるスペースではない
「高さも十分確保できて、内部はかなり快適ですよ! 黒い幕だから、中でライトアップしてても透ける心配がないです。今回紹介した中では、1番天候や場所に左右されることなくどんな状況でも使いまわせるアイテムだと思いました」(こいしさん)
こいしさんが立っても、まだまだ上に余裕があるテールゲートカーテン。天候に左右されることなくオールシーズン活用できるので、作業スペースとしても、クルマに常備したいアイテムです。
今回使用したN-VAN専用の「テールゲートカーテン」はこちら
テントキャンプと好相性なN-VAN注目アイテムは?
N-VANでキャンプへ行くなら車中泊が手軽ですが、より自然を身近に感じられるテント泊もキャンプの醍醐味ですよね。
こいしさんにN-VANでのテント泊に最適な相棒を聞いたところ、サイドオーニングをチョイス! テントにプラスしてリビングスペースを考えたとき、「サイドオーニング」や「カーシェルター」が手軽で設営もしやすいとのこと。
「テールゲートタープ」や「テールゲートカーテン」は、サイトの区画が狭いときや雨天中の撤収時に大変便利。「プライバシーテント」や「カーサイドシェルター」は、テントを設営しなくても快適なので、テント泊より車中泊の方が手軽ですね。
マルチボードを使えばN-VANがキッチンに変身!?
最後は変わり種のご紹介。N-VANを快適なキャンプキッチンに変身させてみませんか? 使うのはこちらのアクセサリー達です!
▼使用するアクセサリー
・ルーフインナーラック
・マルチボード
・有孔ボード
・外部電源入力キット
写真では見えづらいのですが、後部扉を開けて「テールゲートタープ」を被せてプライベート空間ができれば、簡単にキャンプ用のキッチンが完成します。
上部のラックにはキッチンペーパーなどの小物を収納し、マルチーボード上で調理。有孔ボードには鍋つかみなどすぐ使うものをS字フックで引っ掛けて、外部電源から電気を引っ張り、IHプレートを利用しています。
まるでキッチンカーそのもの! アクセサリー次第でキャンプ場での楽しみ方や過ごし方の幅が広がりますね。
さてさて、次はN-VAN×キャンプをさらに快適にしてくれる、あると便利な頼もしいアイテムたちをご紹介します!
▼N-VANキッチンに関するおすすめ記事▼
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4.N-VANにあったら便利なキャンプグッズ6選
キャンプにあると便利なものといえば「電源」ではないでしょうか。あと、積載力がアップするアイテムもあったら、気になりますよね? さらに、こいしさんが普段必ず持っていくというキャンプ必携アイテムも加えた、厳選6グッズを一挙大公開!
便利なキャンプグッズ①:外部電源入力キット
N-VANの後部に付属している外部電源ソケットに、接続用ケーブルを挿入することで電気が使える「外部電源入力キット」。オートキャンプ場の電源サイトなどから差し込むと、車内でAC100Vが使えるようになります。これならエンジンを停止した状態でも電化製品を稼働させることができ、キャンプ場での過ごし方の幅が広がります。
内部電源はどこにあるのかというと、荷室後方のサイドにあります。もちろん、リアハッチ(後方扉)を閉めた状態でも使用可能。ここからポータブル電源を繋げてスマートフォンやLEDライトを充電したり、パソコンやプロジェクターを繋いだりすれば、快適度が大幅にアップ! キャンプでできることが増え、楽しみ方も倍増ですね!
便利なキャンプグッズ②:マルチボード
はじめの「N-VANの荷室サイズを紹介」の項目でもご紹介した、荷室スペースを2段にすることで収納力をアップさせてくれるのが、この「マルチボード」。ラゲッジ用が写真手前の大きい面で、これ単体でも活用できます。リヤ用は写真奥の小さい面で、ラゲッジ用と併用して使います。
下段の高さは約21.5cm、リヤ用をつけた状態での奥行きは約134cmと、かなり多くのギアを積み込めます。車中泊を視野に入れるなら、マストアイテムですね!
便利なキャンプグッズ③:有孔ボード
S字フックなどを引っ掛けて収納できる「有孔ボード」。すぐに取り出したいものなどをかけておくのにとっても便利です。さらにマグネットもしっかりとくっつくので、片面が磁石の収納ケース(100円ショップ)やLEDライトなどで簡単にカスタムできます。
N-VANのフレームは鋼板仕様なので、クルマ全体がマグネットでカスタムしやすいのも特徴。先ほど紹介したクルマ一体型のテント&タープの一部は、幕の内側にマグネットが取りつけられていて、N-VANにぴったりとくっついています。カーテンなどの取りつけも、布にマグネットをつけるだけで、簡単に装着できるのもうれしいですね。
便利なキャンプグッズ④:シェラカップケース
こいしさんが持っているのは、Baltic Amber×WANDER THE Lifeのコラボ品ケース(こちらは廃盤品。現在は新デザインで展開中)。収納ボックスの中でガチャガチャしがちなシェラカップを、最大5個までスッキリ収納できます。汚れ防止にも最適で、このままクルマにポン! と入れておけますね。
便利なキャンプグッズ⑤:テント「PANDA LIGHT」
こいしさんが企画デザインを手がけた、テンマクとのコラボ商品「パンダ」をさらに軽量化した「パンダライト」。インナーが縦にも横にも取りつけ可能で、土間の部分が有効活用できる仕様。外観は落ち着いたグリーンカラーで自然に溶け込みやすく、インナーはイエローで遊び心をプラスしているのもポイント!
インナーを取りつけたまま収納袋に入れられるため、設営も撤収もとても簡単なソロテント。バックパックにも入るほど小さく収納できるので、クルマの積載にも影響なく積み込めます。
便利なキャンプグッズ⑥:ルーガービッジのゴミ箱
手持ちつきで持ち運びに便利だったり、外側にビニールなど小物が入れられるポケットがついていたり、機能美に飛んだ逸品。折りたたんで収納できるのもポイントです。キャンプシーンだけでなく、おうちでも活用したくなるゴミ箱ですね。
5.【取材を終えて】N-VAN×キャンプは無限に楽しめる!
N-VANの様々なバリエーションをこいしゆうかさんに試してもらいましたが、ここまでのレポートでキャンプへのハードルがさらに低く感じたのではないでしょうか。軽自動車と感じさせない荷室の広さやルーフキャリアを活用すれば、キャンプ道具が多くても問題なし。いざというときの車中泊も、マルチボードを使って空間を有効利用することで快適に過ごせますね。
クルマ一体型のテント&タープは、意外と設営が難しいのでは? と思っている方も多いと思いますが、実際は想像以上に簡単かつスピーディー。総合的にみて、N-VAN×キャンプはソロやデュオキャンパーに最適ですね!
今回ご紹介したアイテムやこいしさんのコメントを参考に、それぞれのキャンプスタイルに合わせたN-VAN×キャンプをぜひ楽しんでください。
- ライター 内舘 綾子
- アウトドアクリエイターズユニットCAMMOC(キャンモック)メンバーであり、ライター・キャンプコーディネイターとして活動。2児のママキャンパーとしてキャンプのある暮らしを発信中。
Instagram @___a.y.a.k0uchi__
取材・文/内館 綾子
写真/よねくら りょう
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