クルマを運転するためには誰もが通る道、免許取得。
学生時代に免許合宿で友達と取得したり、社会人になってからコツコツと通いで取得したり……人それぞれ、免許を取った思い出があるのではないでしょうか。
漫画家・山本さほさんの促しにより39歳にして免許を取得した、トラックメイカーのimaiさん(group_inou)と芸人の五明拓弥さん(グランジ)。
五明さんが免許合宿の様子を漫画化した「39歳の免許合宿~ストーリーは自分(てめぇ)で創れ~」がTwitter上で話題になっています。
<Twitter漫画まとめ>
『39歳の免許合宿〜ストーリーは自分(てめぇ)で創れ〜』まとめhttps://t.co/QeaWdO7vXj
— 五明拓弥(グランジ)/コミティア139 た34 (@gomeill) February 5, 2022
実はこの免許合宿、漫画家の山本さほさんの「免許をとって3人で静岡のさわやかハンバーグに行こう!」という提案から始まったとのこと!
今回は仲良しな3人で行くはじめての静岡ドライブ旅にカエライフが密着しました。
※ こちらの記事はまん延防止等重点措置実施以前に撮影しております
目次
AM8:00 静岡に向けて出発!
今回の旅の始まりは中野駅! 時刻は朝8時。これから念願のさわやかへの旅が始まると思うとワクワクします。出発の前に集合写真をパシャリ!
五明 拓弥(ごめい たくや) 写真:左
千葉県出身、1981年生まれ。吉本興業所属お笑いトリオ「グランジ」のボケ担当。劇場・ライブなどに不定期出演。bayfm「MOZAIKU NIGHT」(25:00~27:00放送)では月曜パーソナリティを担当。趣味は水墨画、漫画を描くこと。CMプランナー、コピー制作などお笑い以外にも活動の幅を広げている。2021年、39歳にして免許合宿に通いその様子を漫画化。
Twitter: @gomeill
山本 さほ(やまもと さほ) 写真:中央
1985年生まれ。漫画家。2014年幼馴染との友情を描いた自伝的漫画『岡崎に捧ぐ』が大きな話題となる。現在は『無慈悲な8bit』(週刊ファミ通)、『きょうも厄日です』(文春オンライン)、『てつおとよしえ』(小説新潮)を連載中。著書に『この町ではひとり』『いつもぼくをみてる』『山本さんちのねこの話』など。
Twitter: @sahoobb
imai(いまい) 写真:右
group_inouのTRACK担当。2017より本格的にソロ活動を開始。『FUJIROCK FESTIVAL』『BAYCAMP』『森、道、市場』『ボロフェスタ』『全感覚祭』等の大型イベントにも出演。橋本麦が手がけた“Fly feat.79,中村佳穂”のMVは新千歳空港国際アニメーション映画祭の観客賞を受賞、香港の『ifva awards』で特別賞を受賞するなど、世界中で話題となっている。
Twitter: @et_imai
五明:やっと念願の「さわやか旅」が始まりましたね!
imai:あの大変だった合宿を経てね
山本:やっと2人をさわやかに連れて行けるなんて嬉しいです! そもそも2人をさわやかに連れていきたいって話から2人は免許合宿に行くことになりましたもんね。最初は私が運転して2人を連れて行くつもりだったんですけど
imai:だったら僕らが免許取って、皆で交代して運転して行った方が楽しそうだって盛り上がって、さほさんの勧めで免許合宿にいくことになりました
山本:私は通いで取ったので、合宿に憧れがあったんですよ。でも実際はすごく大変そうでしたから……2人には本当に申し訳ないことをしたなって(笑)
五明:よく言えましたね、「合宿が楽しいらしいですよ」なんて
imai:成功した漫画家の道楽ですよ(笑)
山本:軽い気持ちで勧めちゃったんです〜〜!!
imai:僕たちTwitterで合宿の様子とかツイートしていたので、色々みていたかと思うんですけど、どう思っていましたか?
山本:やっちまったなと思いましたね
五明:クールポコ状態(笑)
山本:2人のLINEグループとかTwitterを見ていて、これは結構やばいことに巻き込んじゃったんじゃないかなと……罪の意識はありましたね。 特に、imaiさんが仮免落ちてガクって落ち込んでる写真がバズってたじゃないですか。あの時は何て声をかけていいかわからなかったですね
仮免落ちました。でも、運転は上手くなりました。落ちたから得た物もある気がする!合宿はまだ始まったばかり。 pic.twitter.com/KoeQ27Kh7y
— imai (@et_imai) June 22, 2021
imai:息を殺してましたよね(笑)
五明:あの辺からパタリと連絡こなくなりました
imai:LINEグループも全く動かなくなった
五明:さほさん……お忙しかったんですよね?
山本:(笑)。真面目に慰めた方がいいのか、「何落ちてるんですか〜!」ってイジった方がいいのかわからなくて。変に地雷踏まない方がいいなと思って沈黙してました!
五明:正しいと思います!
imai:あの時「何落ちてるんですか〜!」ってLINEきてたら、俺多分返さなかったと思う(笑)
山本:沈黙で正解だった……
imai:冗談ですよ!!
漫画には書けなかった、試験に2度落ちた真相
imai:最初に仮免落ちた時は、いろんな気持ちが入り混じっていました。本音言うと半分ムカついてもいて(笑)。漫画にも描いてあるんですけど、僕は初っ端で鬼教官に当たってしまって、萎縮しちゃったんです。それに加えて、五明さんは最初からすごく運転うまかったから比較しちゃって。「自分はめちゃくちゃ下手くそで、とんでもない落ちこぼれなんだ」って勝手に思ってたんですよね
山本:なるほど〜
imai:でも仮免試験の時に初めて五明さん以外の他の同期の運転を見たんですよ。そしたらめちゃくちゃ下手くそで! 試験始まっていきなり縁石に乗り上げていたり、ヨタヨタ運転だったり。「俺下手じゃないかも?」ってそこでやっと気づいたんですよ。自分の番になったとき、めちゃくちゃスムーズに運転できていて、拍子抜けしちゃいました。精神と時の部屋にいたのかもって(笑)
五明:こんなに俺成長してたんだってね
imai:そうそう。五明さんに追いつこうと前半戦頑張っていたけど、俺って全然他の子よりうまいじゃん! 試験いけるじゃん! って思っていたら、最後つまづいちゃって。だから落ちたって感覚は正直なかった
五明:あれは運が悪かったですよね。試験中は道路にクルマが入ってこないはずなのに、ちょうどimaiさんがS字クランクに入ろうとしたら滅多に入ってこない対向車線の別車が右折してきて、imaiさんはそれに気がつかなくて進んでしまって、教官にブレーキ踏まれちゃったんですよね
imai:自分でもその瞬間は何が起こったかわからなくて、後々教官に聞いて知りました
山本:試験中だからS字クランクに集中してますもんね
imai:あとS字が得意だっていう慢心があったんですよ。そのうえ、他の同期がつっかえまくってるの見てたから、少し油断してたかもしれない。でもまだ仮免は気持ちに余裕がありましたね。五明さんと一緒の日になったってのもあって
五明:僕の仕事の予定が合宿中にあって、その時だけ東京に戻らなくちゃいけなかった。なので、元々imaiさんと卒業の日にちがズレていたんです。仕事が理由とはいえ違和感を感じていました
imai:仮免落ちた後に、教官が落ちた理由も全部説明してくれて「あのミスは運悪かったと思う」って言ってくれたんです。しかもその後1時間ミッチリ運転の練習付き合ってもらえて、そしたら今までよりすごく運転が上達したんですよ。だから次の日には「逆に落ちてよかったかも」ってポジティブにとらえていましたね。フリじゃないですけど、これで本免落ちないで済むな! って思ってました(笑)
山本:卒検の日は豪雨だったんですよね?
imai:そうなんですよ! ピンポイントで豪雨。とことんついてない(笑)
五明:こんな時ぐらい止んでくれよって!
imai:試験が始まっても当然雨がすごくて、停止線が見えなかったんですよ! しかも停止線そのものが擦れて消えかかっていて、余計に見えづらくて……。そこで注意されて、落ちてしまいましたね
五明:あれもかなり運が悪かった
imai:とことんツイてないなって。お昼頃に卒検に落ちたんですけど、送迎車は15:30までないし、ホテルもチェックイン出来ないって言われてしまって。正直に「今の気持ちでここにいるの辛いっす」って伝えたら、いつも可愛がってくれている送迎のおじちゃんが特別にクルマ出してくれて、泣きそうになりましたね
山本:めちゃくちゃドラマチックだ……
imai:でもそのあと、五明さんがわざわざホテルに俺が大好きなお店の麻婆豆腐丼を届けてくれたんです。わざわざ遠回りして。あれも本当に嬉しかった
五明:最終的には2人とも卒業できて、本当によかったです!
縁もゆかりのない地へ、友達と免許合宿へ行く楽しさとは
山本:普段行くことのない地方で、友達と2週間過ごすのはどうでしたか?
imai:正直に言うと、コロナから少し逃れられた感はあったかも。僕らが合宿で行った場所は感染者数がすごく少なかったから、かなり精神的に楽だった
五明:あと僕らご飯好きなので、色々下調べしておいしいご飯屋さんとか沢山行けたのはよかったですね。合間に遊園地に一緒に行ったり。友達と合宿行くならではの楽しみ方はできたんじゃないかなと!
imai:それは僕らが年齢重ねているのもデカいかも。照れるような歳じゃないからテクニックとしておじさん教官と仲良くできるし、お店も街の人に聞いたりできた。元々2人とも結構リサーチ力高い方だから、めちゃくちゃ店はディグれたと思います
山本:それ羨ましいですね
五明:あと、好きな街がひとつ増えたってのはデカくないですか? 僕としてはもう1回行きたい街でもあるし
imai:なんてことない街でも、自分が育った街って好きになるじゃないですか。それと近いものがあるかも。僕らが合宿行ってた時期って閑散としていたし、さして特別な街ではないけど、あの思い出と強烈に結びついちゃってるから(笑)。実際良い店もたくさん見つけられたし、思い出の場所になりましたね
初めてのサービスエリア
さほさんが運転すること1時間。3人の会話も盛り上がってきたところで、休憩を挟むことに。途中の海老名サービスエリアに立ち寄ります。
運転免許を取得してから初めてのサービスエリアに、興味津々です。
imai:海老名サービスエリアってこんなにデカいんだ
山本:改めて見るとデカい。でも駐車スペースは意外と狭いですよね
五明:サービスエリアに向かう人やクルマに戻る人が絶えず出入りしているので、隙間から突然人が出てきたりするのが運転初心者にとっては怖いです
imai:あれ怖いですね、トラップみたい……
五明:駐車スペース見つけてバックしようとすると、後ろでもっと奥行きたいクルマが待ってるじゃないですか。そのプレッシャーも辛い……
山本:停める角度も斜めですもんね。初めてだと大変かも
imai:あ、サービスエリアといえば色々出店があるじゃないですか。せっかくだから何か食べますか?
五明:いいですね〜!!
山本:サービスエリアでご飯食べるのって、なんかいいですよね!
五明:わかります! 一度やってみたかった
imai:そういえばこの後どうしますか? 直接さわやかに行くのもありですけど、せっかく静岡行くならどこか寄りたいですよね
山本:あ! だったら富士サファリパークに行きたいです! クルマでそのまま動物園に入れるし、ドライブにぴったりじゃないですか?
五明:めちゃくちゃいいですね! サイとかに体当たりされてクルマひっくり返されたいです
imai:この3人でサファリパーク、やばすぎる(笑)。 行きましょうか!
クルマで入れる動物園「富士サファリパーク」を目指す
山本さほさんの提案で、さわやかの前に富士サファリパークへ行くことに! 海老名SAからの高速道路の運転はimaiさんに交代します。
五明:いやぁ〜imaiさんが隣で運転してるの、感慨深いなぁ
imai:不思議な感じしますよね
五明:2人でいろんな辛い思いして合宿頑張った甲斐がありました。テンションあげるためにimaiさんとgroup_inouの音楽かけます!
東京から2時間半かけて、富士サファリパークへやってきました!
ここからマイカーに乗ったまま、ライオンやゾウ、キリンなどの動物たちがのびのびと過ごす姿を見られる「サファリゾーン」へ向かいます。
この後大迫力の野生動物たちに翻弄されることを、まだ3人は知りません。
富士サファリパーク
住所:〒410-1231 静岡県裾野市須山字藤原2255-27
電話番号:055-998-1311
営業時間:9:00~15:00(季節によって変動あり)
imai:やっと着いたー! 意外とあっという間でしたね
山本:はやくサファリゾーン行きたいです〜!
五明:じゃあここからは僕が運転しましょう!
係員:ここからは危険なゾーンです。クルマから降りたり、窓やドアを開けたりは絶対にしないでください! 何かあったらクラクションで知らせてくださいね。レンジャーが駆けつけますので
五明:わかりました! 気をつけます!
山本:もうすでにこの看板が怖いです
imai:ドキドキする……
五明:動物ごとにゲートで分かれているらしいですよ。もう最初のゾーンに入るみたいですね!
山本:クマゾーン!? 初手でクマなんですね!?
五明:確かに! クマって結構メインの動物ですよね。最初に出しちゃっていいのかな
imai:うわ!!! クマいた!!
五明:めちゃくちゃデカい!!!!
山本:でっかい! そして怖い!!!
imai:しかもめっちゃ沢山いますよ!!
五明:ほんとだ! なんか動物園で見るより怖いかも
山本:目の前にクマがいるなんて、なかなかできない体験ですよね。距離がとにかく近い!
五明:クルマに乗りながら見るのって、プライベートの空間からそのままクマが見えてる状態だからすごく大きく見える……
山本:確かに……!! 臨場感がありすぎますね!
imai:見てください! 木に登っていますよ!
五明:クマってこんなに身軽なの!? 普段あんなにノソノソしてるのに!
山本:こんなに運動神経高いんですね!
山本:ライオンが寄り添ってる!
imai:かわいい……
山本:うわぁーサイだー!!
imai:サイってこんなにデカいんですね、びっくり
五明:ほぼFREEDと同じ大きさじゃないですか!
山本:うわーめちゃくちゃいる!!
imai:群れになってると迫力が増しますね!
五明:いやーめちゃくちゃ楽しかった!
山本:意外と動物たちが近寄ってきてくれましたね
imai:なかなかない体験ができましたね
おみやげ屋さんでショッピング
大迫力のサファリゾーンをFREEDで駆け抜けた3人。ここからお土産を買いに園内のショップへ移動しました。
五明:サファリパークってお土産たくさんあるんですね!
imai:どれにするか迷いますね
imai:五明さん、その帽子似合いすぎじゃないですか?
山本:デカい文字で“Lion”って書いてある
五明:ちょっと気に入ってます
五明:あ! imaiさんにぴったりの服ありましたよ!
山本:サファリパークに恐竜?
imai:これ、似合いますか?
五明:めちゃくちゃ似合ってますよ。僕が買いたいな
山本:えーどれにしようか迷うな……
五明:さほさん! いいのありましたよ!
山本:……これ、似合いますか?
imai:めちゃくちゃ似合ってますね
五明:今日のコーデとも合ってると思いますよ
山本:買わせようとしないでください
悩みながらもお土産を決めたようです。どんなものを買ったのでしょうか?
imai:五明さん、似合いすぎてますよ(笑)
山本:トータルコーディネートが完成されている(笑)
五明:我ながら、気に入ってます
漫画“39歳の免許合宿” 制作秘話
富士サファリパークをたっぷり満喫した3人。しかし、時刻はもうお昼を過ぎています!
imaiさんに運転を交代し、最終目的地である”さわやか”へ向かいつつ、車内は五明さんが描いた教習所漫画の話題に。
imai:五明さんが漫画を描き始めたの、割と最近ですよね
五明:2021年の頭にiPadを手に入れたのがきっかけです。さほさんがClip Studioっていう漫画が描けるアプリを使ってみたらどうですかって勧めてくれたんです。それから描き始めました
山本:いやー、とんでもない才能が現れたと思ってます!
五明:先生に褒められると、気持ちがいいですねぇ
山本:とにかく人間を観察する力が凄すぎるんですよ。imaiさんの顔もそうですけど、漫画の登場人物も生き生きしてますし。あと五明さん自身の顔もそっくり!
imai:五明さんが描く五明さん、めちゃくちゃ似てますよね
五明:自分の顔は1番見てますからね
山本:未経験で長編漫画描き上げちゃうって才能ですよ! アドバイスとかはたまにしていましたけど、ほぼ独学で描かれていたのでそれが本当にすごいと思います
五明:本職の人に色々聞くのはちょっと気が引けたんで、ここぞって時だけ聞いてました。「雨のペンってどうやって使うんですか?」とか(笑)
山本:漫画の中では合宿中に起きた出来事はメモしていたんですか?
五明:1日の終わりにその日あったことを全部ボイスメモに吹き込んでいたんですよ。僕、ラジオ番組を持ってるので、後々何か使えるんじゃないかと思って
imai:それがすごいですよね。僕は五明さんと日中全く同じ動きしていたので、疲れたり眠くなったりとかわかるんですよ。それでも毎日欠かさずやっていたので、この疲労の中よくやってるなーって思ってました
五明:まぁ仕事なのでね。でもimaiさんも朝日昇る前から腕立てして……
imai:なんですかその嘘は(笑)
五明:スクワットする音が横でギシギシ聞こえるんですよ
imai:だとしたら俺めちゃくちゃ間違った時間の使い方してるじゃないですか!
imai:改めて漫画を読み返すと、本当に出来事そのままでびっくりする。こんなにそのままなことって他の漫画であるのかなって思っちゃうぐらい! 追体験してる感じ
山本:誇張なしですもんね。
imai:でもうまく編集されていると思います。デフォルメの仕方がうまい。これだけ描けちゃうのは本当にすごいですよ
五明:ありがとうございます! 僕としてはやっぱりこの漫画を本にしたくて。今後どうやって書籍化していったら面白くなるのか考えているところです。こういう思い出を物に残す作業って時代と逆行していて面白いかなって。そのあたりも相談乗ってください!
※ この撮影後、書籍化とコミティアへの出展が決まりました! 五明さん、おめでとうございます!
ついに念願のさわやかへ!
車内の盛り上がりがピークになったところで、ついにさわやかに到着! 長時間の運転をこなし、3人ともお腹はペコペコです。
山本:さわやかだーーー!!!
imai:うおーーーー! お腹減った!!
五明:僕たちの最終目的地! 長かったですねー!!
炭焼きレストランさわやか 富士鷹岡店
住所:〒419-0202 静岡県富士市久沢847-11
電話番号:0545-73-2266
営業時間:11:00~23:00(オーダーストップ 22:00)
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間が変更する場合がございます
※ 撮影時のみマスクを外しております
imai:うわー! めちゃくちゃメニューある!!
五明:やばい!! 全部美味しそう!!
imai:はやく食べたい、どれにしようかな……
imai:じゃあまずは、すぐ出てきそうなポテトフライとか食べましょうよ!
五明:いいですねー! お腹も減ってますし、じゃんじゃん頼んじゃいましょう!
山本:あ、ダメです
imai:え……
山本:私が注文するので、私の言うこと聞いてください
五明:え、ポテトフライは……
山本:ダメです
五明:はい、わかりました
imai:(さわやか奉行だ……)
山本さほ先生おすすめ “一番おいしいさわやかの食べ方”
山本さほさんは何十回何百回とさわやかに通い、さまざまなメディアでさわやかの魅力を語っている“さわやかのプロ”なのです。ここはさほさんに全てお任せしましょう!
山本:注文お願いします! げんこつハンバーグを3つ、オニオンソースで。ライス3つと、焼き野菜カレーをお願いします
五明:げんこつハンバーグは、さわやかの一番人気メニューですよね
imai:野菜カレー!? どんな味なんだろう、カレー好きとしては気になるなぁ
山本:この注文で絶対間違いないので。私に任せてください!
五明:頼もしいです!
五明:うわあ〜〜めちゃくちゃ良い匂いする!!
imai:ウワーー!! 絶対うまいやつだ!
山本:店員さん、オニオンソースは片方がけでお願いします!
五明:片方だけ!? もうひとつはどうするんですか?
山本:もう片方は、卓上に置いてある塩胡椒で味付けします! 味変できておいしいですよ!
imai:なるほど! さすがです!
いただきまーーーーす!!
imai:どうしました? 急に顔が神妙になりましたけど
五明:うまい……うますぎる……!!
山本:よかったです!!
五明:めちゃくちゃおいしい! 今まで食べたハンバーグに感じたことない肉肉しさ!
imai:本当においしい。ステーキを食べている感じすらある!
山本:やっぱりオニオンソースが最高です!
五明:塩胡椒のシンプルな味付けもいいですね
山本:野菜カレーをかけて食べるのもまた最高なんですよ、imaiさん試してみてください
imai:……、カレーかけるのめっちゃうまいですね。破壊力やばい
五明:最初にポテトフライ頼もうとしてたのが恥ずかしいです
imai:本当にさほさんの言うこと聞いてよかった(笑)
五明:オニオンソース、塩胡椒、カレー。3つの味がマックスでおいしいってなかなかないですよ。どれも違うベクトルで飽きないし
山本:いやー夢が叶いましたね。私は心から2人をここに連れてきたかったんです
五明:いやーおいしかった!!
imai:最高! 正直まだまだ食べれますよ
山本:ハンバーグなのに重くなくて、ペロッと平らげちゃいますね
さわやかのハンバーグ、なぜこんなにおいしいのか?
さわやかのハンバーグのおいしさの秘密を、店長さんに伺いました。
五明:ひとつ質問いいですか。さわやかのハンバーグって、脂っこくなくてペロって食べられちゃうのはなぜですか?
店長:理由の一つとして、弊社のハンバーグは赤身がすごく多くて、脂身が少ないんです
imai:なるほど。たしかに、脂っこくないのにすごくジューシーですよね!
店長:ステーキのようにお肉を噛み締める味わいですが、もちろんそこはハンバーグ。ミンチにしてあるのでお子さんやご年配の方でも食べやすいんですよ
imai:味付けが塩胡椒だけでもすごくおいしかったです。ハンバーグには何がはいっているんですか?
店長:お肉と香辛料しか入ってないです
山本:シンプル! 本当に何にもつけなくてもおいしいから、その香辛料に秘密がありそうですね
店長:はい、一応企業秘密です(笑)
五明:こんなにおいしいのに、なんで東京にないんですか? 作ってくださいよ!
店長:すみません、作れないんです……。ハンバーグを静岡のセントラルキッチンで作り、静岡県内の自社工場から各店舗に輸送しているのですが、送る工程として冷凍していないのです。一番おいしい状態で提供したいので
imai:東京まで運ぶとしたら、冷凍しなきゃいけないのか……
店長:おいしいハンバーグをお客様に食べていただくために、冷凍しないで輸送できる範囲で店舗を構えているので、静岡だけでやらせてもらっています
山本:素晴らしすぎる……!!
imai:僕思ったんですけど、すごくこだわって丁寧に作られているのに、値段が安くないですか?
店長:そうですね、県外の人には本当によく言われます
山本:1か月のうちに、1週間げんこつ・おにぎりフェアっていうのをやってて。ハンバーグにご飯とドリンク、スープがついて、なんと1,265円なんですよ!
五明:えー! 安すぎ!! もっと上げたほうがいいと思いますよ!
店長:でも、誰にでも食べてもらいたいんですよね。そうすると、誰でも食べられる価格じゃないといけない。家族全員で食べたいものを選んで楽しめる価格で提供したいと思っています
五明:……本当にありがとうございます。来世また人間になったら、さわやかに就職しよ!
山本:店員さんもいつも優しくて、接客の気持ちよさも最高です。これからも食べ続けます!
さわやかのハンバーグについて貴重なお話を聞くことができた3人。ハンバーグも完食し、大満足!かと思いきや……。
五明:たくさん喋ったらお腹減ってきましたね!
山本:追いハンバーグしましょうか! すみません! げんこつハンバーグ3つ追加でお願いします!
imai:ついでにハンバーガーもお願いします!!
五明:2周目も一瞬で完食でした!
imai:ハンバーガーもめちゃくちゃおいしかった!
山本:お腹いっぱい食べました、大満足です! そろそろ行きましょうか〜
五明:いや〜さわやかを堪能しましたね。最高!
imai:3人で来れてよかったです!
山本:本当に最高でした! さて、帰りましょうか!
これから遅免許を取る人たちへ
お腹いっぱいになって気分も最高潮のまま、東京に帰るべくクルマを走らせた3人。
帰りのクルマの中で、39歳という年齢で免許を取得して思ったことや、これから免許を取る人たちへのメッセージを語ってくれました。
※ 撮影時のみマスクを外しております
山本:学生とか社会人になりたてで免許を取る人が多い中、39歳で免許取るって結構珍しいじゃないですか。遅めに免許を取ったことで、何か思うことはありましたか?
五明:この年齢になると、人に習うってことは少なくなってきますよね。だから全てゼロから教えてもらうのが僕はすごく新鮮でした。仕事で新しいことをしても、ある程度自分ができる範囲でやることの方が多いじゃないですか。運転に関して言えば本当にゼロで、日々成長しているのは楽しく感じました
山本:卒業できたら運転できるっていうご褒美もありますしね!
五明:そうですね! 振り返ると「免許をとってさわやかに行く」という目的があったから免許合宿も頑張れた。これから免許取る人は、なんでもいいので目標をたてると楽しく進めるかもしれないです!
山本:確かに、目標があると辛くても頑張れそう!
imai:僕にとっては免許取るってすごく大変でした。完全な正解があってそれに向かって誰もが同じことをやるっていうことに全然適応できなかった。普段真逆の考え方の世界で仕事しているっていうのもあるかも。遅めに免許取る人だと、僕みたいに合わせるのが苦手な人もたくさんいるはず。免許を取るシステムに適応できる能力が高いか低いかって、本当に人それぞれ。だから焦らず自分のペースで取ったらいいと思います!
山本:免許を取るにも向き不向きありますからね
imai:でも、この年になってから普段と全然違う世界を覗き見れることなんてないから、辛くない程度にやったら、きっと貴重な体験になると思います!
五明:これからクルマで行きたいところってありますか?
imai:3人で京都に行きたい。今日初ドライブしてみて、運転交代しながらだったら京都とか全然行けそうだなと思いました! おいしいご飯屋さんも知ってるので、案内したい!
山本:京都いいですね! 距離的にもちょうどいいかも
五明:僕は一泊二日ぐらいで教習所の街にさほさんを案内したい。僕らが泊まっていたビジネスホテルに泊まってもらいます(笑)
山本:聖地巡礼(笑)
imai:もう一回あそこ行ったら僕泣いちゃいますよ!
五明:同じ部屋にしましょう
imai:角部屋ですね
五明:さほさんに僕らが開拓したいろんなお店に連れて行きたい! またこのカエライフで行くのもアリじゃないですか?
山本:いいですね! 私も2人の思い出の地を回れるのは嬉しいです。楽しみにしてます!
今回は39歳で免許を取得し、“仲良し3人でさわやかへ行く" という約束を果たすドライブに密着しました。
大人になってからの免許取得は、行動範囲も遊びの幅も広がります。友達と一緒に通ったり、ドライブの目標をたてて挑戦してみるのはいかがでしょうか?
文 / ほしあさひ(ヒャクマンボルト)
写真 / 高山 諒(ヒャクマンボルト)