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夏の車中泊、どう対策する? 専門家におしえてもらいました!

夏の車中泊の暑さ対策の記事のアイキャッチ画像

夏の車中泊で、気を付けたほうがよいことは何でしょうか? 暑さ対策をしっかりする必要がありそうですが、そもそも暑いなかでの車中泊はどうなんでしょうか? 夏の時期ならではの車中泊の注意点も気になります。

今回は、そんな疑問にこたえるべく、日本で唯一の車中泊専門誌『カーネル』の編集長であり、「Car寝る博士」としてカエライフでもお馴染みの大橋保之さんに、夏の車中泊についていろいろと教えてもらいました。聞き手は、カエライフ編集部です!

カーネル編集長の大橋保之さん

大橋保之さん/カーネル編集長/Car寝る博士
車中泊を楽しむ雑誌『カーネル』の編集長にして、アウトドア情報メディアサイト「SOTOBIRA」も運営。プライベートでは日産「ウイングロード」、会社用には日産「NV200バネット」がベースのライトキャンピングカーを駆って、公私問わず車中泊。 著書に『やってみよう! 車中泊』(中公新書ラクレ)がある。
カエライフでは「Car寝る博士」として車中泊に関するいろいろな知識を教えていただいています。Car寝る博士シリーズ

目次

 

真夏の暑いときには車中泊しない!する場合は標高をあげる

N-VANの前で、カエライフ編集部が太陽をもって、大橋さんが暑いといっている写真

カエライフ編集部(以下、編集部):白衣を着て「Car寝る博士」として登場していただけるんですね。

大橋:カエライフではこのかっこうの方が落ち着くんです…(笑)。 Car寝る博士シリーズでは、車中泊についていろいろ解説しているので詳細は「Car寝る博士シリーズ」をご覧ください!

編集部:ではさっそく教えてください。そもそも暑い夏に、エアコン無しで車中泊はできるんでしょうか?

大橋:夏の暑さ対策は、車中泊のベテランでも頭を悩ませる問題です。熱帯夜になるような暑さのときには、無理に車中泊をしない、という選択が大事です。

編集部:夜でも気温が低ければ大丈夫ということですよね?

大橋:はい、標高をあげてしまうことが根本的な暑さ対策になります。標高を100mあげると、気温は0.6度下がるとされています。地上が25℃の熱帯夜でも、標高1,000mのところでは19℃になり、これなら車内でも快適に寝ることができます。この記事末に標高の高いRVパーク一覧を掲載したのであわせて参考にしてみてください。

夏に車中泊する場所の注意点として、標高をあげると気温が下がることを示したイラストを手に持っている大橋さん

気温の目安:標高0mが25℃の時…

✅ 標高500m:22℃
✅ 標高1,000m:19℃
✅ 標高1,500m:16℃

※気温差はあくまで目安です。状況によっては気温差がそれほど大きくなかったり、また山間部のほうが夜に気温が下がりやすかったりします。

編集部:20℃前後なら、快適な車中泊ができそうですね。

大橋:あとは北海道や東北地方など、「旅の計画」を「北」にしておくのも一案です。他にも車中泊をするときのスポット選びとして、下記のような場所を意識するのがよいと思います。

✅風通しのよい場所
✅アスファルトよりも土の上(気温が下がりやすい)

夏の車中泊のときは、駐車する場所としてできるだけ風通しのよい場所を選ぼうと示したN-VANの写真

駐車する場所はできるだけ風通しのよい場所を選ぼう

土・芝生の上だと日中の熱が逃げやすく、アスファルトは熱が残りやすく温度が下がりにくいことを示した夏の車中泊の注意点のイラスト

編集部:当然アイドリングはストップすべきですね?

大橋:アイドリングストップは基本ではありますが、あまりに暑い車内では事故につながりますので、必要なときにはかける。ただ、そもそもそういった暑いときには車中泊をしないことが大切です。

アイドリングストップが基本であることを示した写真

アイドリングストップが基本

 

夏の車中泊に使える暑さ対策グッズ

夏の車中泊の暑さ対策に使えるグッズ・アイテムをまとめて映した写真

編集部:場所選びの大切さについては理解できたので、つぎは暑さ対策に使えるアイテムを教えてください。

大橋:はい、では基本的なところをいくつか紹介しましょう!

 

メッシュ・防虫ネット

N-VANのウインドウメッシュ。その外側で大きなハエを持った大橋さんがいる写真

編集部:これは自宅でいう網戸の感覚ですね。

大橋:はい、ドアや窓を開けっぱなしだと虫が入ってくるかもしれないので、夏場の車中泊にはぜひ持っておきたいところです。自作DIYもできますが、純正品や専用品はサイズもピッタリで安心です。

編集部:夏に窓を開けっぱなしで寝たら、ひと晩で30数か所以上蚊に刺された、なんていう笑い話を聞いたこともあります(笑)→こちらの記事

大橋:メッシュに加えて、ぶら下げタイプの防虫剤をリアゲートなどにぶら下げて使うのも手ですね。それから、ワンプッシュで殺虫効果のあるスプレーも最近は多いので、そうしたものもうまく使いたいところです。

N-VANの純正アクセサリー「ウインドウメッシュ」を装着しているところの写真

専用品だとサイズもピッタリで安心!写真のN-VAN用のウインドウメッシュ(純正アクセサリー)は、マグネットとホックで簡単に装着可能。

N-VANの純正アクセサリー「テールゲートメッシュ」の開け閉めの状態を示している写真

テールゲートも開けっぱなしにできればより快適に。写真は、N-VAN用テールゲートメッシュ(純正アクセサリー)。中央部をジッパーで簡単に開け閉めできて便利

N-VANの純正アクセサリー「テールゲートメッシュ」を開けている写真

N-VANの純正アクセサリー「テールゲートメッシュ」を吸盤とマジックテープで装着している写真

装着は、吸盤とマジックテープで簡単!

 

涼感グッズ

大橋さんがN-VANの車内で寝ている写真

大橋:触るとひやっと冷たい涼感系のアイテム。実際に使ってみるとけっこう効果的で、寝はじめは心地よいので、うまく活用していきたいですね。

編集部:最近は、夏前になるとホームセンターや量販店の店頭で種類豊富に売られていますよね!

大橋:シーツや枕、ブランケット等もそうですが、衣類でも同じような素材を使ったものがあるのでチェックしてみるのもいいかもしれません。

 

ミニ扇風機、ポータブルクーラー

N-VANの車内で大橋さんがミニ扇風機とうちわを使っている写真

編集部:最近増えたといえば、ミニ扇風機も種類が増えましたね。

大橋:そうですね、USBで充電できるものや小型のもの、クリップタイプのものなど種類が多くなりました。やはり風があるのとないのとでは、体感温度がだいぶ違ってきます。直接風にあたるという目的だけではなく、車内の空気循環にも(サーキュレーターとして)積極的に活用したいアイテムですね。

夏の車中泊で活用したいグッズ・アイテムがN-VANの車内に置いてある写真

ミニ扇風機は車内の空気循環にも役立つ

大橋:外気との換気という役割もふくめて、本格的になると窓にはめるタイプのファンを自作する人も多いですね。

編集部:カエライフで以前取材した宮崎さんという方も、DIYでファンを回すシステムをつくっていました。

Hondaアクティバンに自作DIYでつけたファン・換気扇の写真

DIYでつけたファン。詳細を説明した記事はこちら

大橋:日中から駐車している場合には、シェードなどを活用して車内の温度を低めに抑えておく工夫も大事になりますね。

 

夏の車中泊、その他の注意点

意識的な水分・塩分補給を!換気や防犯対策も

N-VANの車内に座っている大橋さんにカエライフ編集部が水をあげている写真

大橋:車中泊に限った話ではありませんが、水分・塩分補給はしっかりとしておきたいところです。

編集部:メッシュを使った場合は防犯対策も必要になりますか?

大橋:そうですね。当たり前のことではありますが、物騒なエリアやあまりにも人通りのない安全性の低い場所での車中泊は夏に限らず控えるようにしましょう。

 

標高の高いRVパーク一覧(『カーネル』調べ)

大橋:最後に、標高の高いRVパークをご紹介しておきます。おおよその目安として参考にしてください。

標高1201m RVパーク八ヶ岳高原「原村」もみの木(長野県諏訪郡)
標高1052m RVパークサクラリゾート(山梨県甲斐市)
標高960m RVパークゆーとろん水神の湯(長野県諏訪郡)
標高896m RVパーク木曽ふるさと体験館(長野県木曽郡)
標高860m RVパークだいくら(福島県南会津郡)
標高805m RVパーク鬼無里の湯(長野県長野市)
標高829m RVパーク道の駅 南きよさと(山梨県北杜市)
標高772m RVパーク応徳温泉 道の駅六合(群馬県吾妻郡)
標高750m RVパークゆとりすと(高知県長岡郡)
標高730m RVパーク道の駅こすげ(山梨県北都留郡)
標高705m RVパーク赤岩の里(群馬県吾妻郡)

 

まとめ

大橋さんとカエライフ編集部がテールゲートメッシュを装着したN-VANの前に立っている写真

編集部:ポイントは「車中泊地の場所選び」と「グッズを効果的に使う」の2点でしたね!場所についての根本的な対策は、標高を上げること。グッズは種類もいろいろあるので、状況にあったものをうまく使っていきたいですね。

大橋:はい。暑いときは車中泊をせずホテル泊などに切り替えるなど、柔軟な対応も大切です。無理をせず、楽しく快適な車中泊ライフを楽しんでください!

 

※1 本記事を参考にされる場合は、自己責任にもとづいたご判断のうえ行ってください。

※2 本記事に掲載された情報は、記事公開時点のものです。

 

監修/大橋保之
文/神山ともひろ(カエライフ編集部)