こんにちは! 群馬で生まれ育った群馬大好きライター、山口真央と申します。
大学進学を機に上京して約10年、「やっぱり群馬が好きだわ~」と言いつつも帰省したら帰省したで「やっぱ私はシティガールだわね」としみじみしているアラサーです。
そんな(?)群馬大好きが高じて前回は偏愛たっぷりの「群馬編」をお送りしたわけですが……。
とある日、カエライフ編集部さん、いつも一緒にお仕事をしているカメラマンさんと雑談をしていたときの様子をお届けしましょう。
山口
いや~、前回の群馬ローカルグルメ旅は楽しかったですね!
編集部
山口さんが「量多め」のところばかり紹介してくれるので、正直困りました。でも意外なところはたくさんありましたね!
カメラマン
僕もあの記事読みましたよ! 正直群馬のことはライバル視していたんですが、まあ1度は行ってみてもいいかなって思いましたね!
山口
ちょ、まって、ストップ、なんでライバル視するんですか!? 群馬いいとこですよ!?
カメラマン
……僕、栃木出身なんですよね。
山口
あっ……。
編集部
不穏な空気。これがいわゆる北関東の乱か。
カメラマン
というわけで、今回は栃木のローカルグルメをご紹介したいんです! さあ目指すは県庁所在地・宇都宮。カエライフ編集部さん、クルマ貸して!
山口
えっ、これ私の執筆企画……。てか栃木って餃子しかないんじゃないの……?(こっそり)
栃木に行くならまず餃子だよね? 『宇都宮みんみん』
都心から車で約1時間半。私たちの乗ったヴェゼルは栃木県宇都宮市へ! JR宇都宮駅は東北新幹線が通り、駅前の繁華街もいい賑わいを見せていました。そんな繁華街から少し外れた細い路地へ到着!
山口
やっぱり餃子じゃーーーーん!!!!!
編集部
これは僕も予想通りでしたよ。
カメラマン
ちゃんと餃子以外もご紹介しますよ! でもやっぱり栃木、そして宇都宮と言えば餃子。絶対に外せなかったんですよ……。わかってくださいって……。あと栃木に謝ってください。
山口
ご、ごめんなさい……。でも餃子は好きですよ! それにしてもずいぶん歴史のありそうな店舗ですね。『宇都宮みんみん』さん……?
カメラマン
そうなんです! 昭和33年、現在も続くここ本店が誕生し、現在に至るまで宇都宮のみなさんに親しまれている、「宇都宮餃子といえばココ」な店舗なんですよ!
編集部
店舗の前には行列が。今平日の昼ですけど、いつもこんな具合なんですか?
カメラマン
平日であっても30分ほど並ぶのは覚悟です! 休日はもう少し並ぶんですが……比較的回転の速いお店なので、見た目ほどは並ばないかもしれません。
山口
うわーっおいしそう!
カメラマン
「ヤキ」「スイ」の他に「アゲ(揚餃子)」もあるんですが、僕はいつもこの2つ。まずは「ヤキ」から食べてみてください!
山口
んー!? これは見た目に反してめちゃくちゃさっぱりだ! もっと肉汁ジュワー、にんにくぷわー、って感じかと思っていたんですが、お野菜がシャキシャキ!
カメラマン
『宇都宮みんみん』の特徴はその野菜たっぷりの具材。にんにくも入っていることがわからないくらいで、食後に大事な打ち合わせがあっても大丈夫ですよ! 焼きたてももちろんおいしいですが、油ありきの餃子ではないので、冷めてもおいしいんです!
編集部
僕はこの「スイ」のほうが気になるなぁ、このままいただくんですか?
カメラマン
あっ、ちょっとまって! こちらは醤油とお酢、ラー油を入れて食べるのがオススメです。山口さん、僕がストップというまで醤油とお酢を入れてみてください。
山口
……まだ?
カメラマン
もうちょっと! もうちょっとだけ! 気持ち多めがおいしいんです! ……はいストップ。では食べてみてください!
山口
うまっっ! 「ヤキ」のパリモチ皮がよりもっちもちになってる~! 野菜がたっぷりだからギトギト感もなく、スープ代わりになっちゃいますね。カメラマンさんの言う通り、これはお醤油たっぷりめのほうがおいしい。
カメラマン
わかっていただけてよかったです! 今日は「ヤキ」「スイ」1人前ずつでしたが、「ダブル・スイ・ライス(1,070円)」と注文すると、焼き餃子2人前、水餃子1人前にライス付きのセットが出てくるんです。僕はいつも「ダブル・スイ・ライス」ですね。
編集部
今日一日「ダブル・スイ・ライス」ってリズムが頭から離れなそう。
山口
ちなみに編集部さん、今日はビールは……。
編集部
ダメです。
山口
ですよね~。
宇都宮みんみん 本店
住所:宇都宮市馬場通り4-2-3
電話番号:028-622-5789
営業時間:11時〜20時
定休日:不定休
じつは東京にはないんです! 北関東のハンバーグといえば『フライングガーデン』
編集部
ここは……いったい何屋さんなんですか?
山口
えっっ、編集部さんはご存じない!? こちらは「爆弾ハンバーグ」で有名な『フライングガーデン』さんです!
カメラマン
群馬出身の山口さんはご存じですよね。栃木に本社を置くハンバーグチェーンなのですが、東京には1店舗もないんですよ。北関東の人は「ハンバーグならココ」というイメージがあるはずです。
編集部
そうなんだ~! 全然知りませんでした。
『フライングガーデン』は1984年に創業したレストランチェーン。元をたどると、1976年に群馬県桐生市で個人創業したピザ・クレープ店が始まりなんだそう。
1990年に本社を栃木に移し、現在は栃木・群馬・茨城・埼玉・千葉のそれぞれ郊外に多くの店舗があります。
編集部
ひょ、ひょえ~! 油がバチバチ鳴っている! 目の前で切り分けてくれるのはうれしいですね。
カメラマン
やっぱりこれが醍醐味ですよね~! 250gのキングサイズは、女性だと多いかもしれませんが……大丈夫ですか?
山口
たしかに今までクイーンを頼んでいました! が、キングサイズはやっぱり迫力ありますね……。挑戦します!
山口
あちっ! 鉄板で熱されたお肉、おいし~い! お肉がジューシーで、口の中でほろほろと溶けていくような甘みも感じる。ぺろっと完食しちゃいました!
編集部
ハンバーグソースは「和風ソース」か「にんにくソース」が選べるんですね。どっちもおいしそうだし、究極の選択だ……。
編集部
……キングサイズを食べて、よくごはん入りますね。
山口
実はわたし、『フライングガーデン』のガーリックライスは食べたことなかったんですよ~! 鼻から抜けるこの香り……たまらん!
カメラマン
『フライングガーデン』は白ライスがおかわり無料なんですよね。ガーリックライスも2杯目以降白ライスでのおかわりができるんです! 学生時代はよくお世話になりました……。
編集部
ドリンクバーもあるし、たしかに学生の味方かも。店内も落ち着ける雰囲気で、入り浸っちゃうな……。
フライングガーデン 宇都宮インターパーク店
住所:宇都宮市インターパーク1丁目2番地3
電話番号:028-688-3335
営業時間:11時~22時(L.O 21時30分)
栃木にしか存在しないみそラーメン『満天家』
編集部
ローカルチェーンってラーメンありがちですよね……。
山口
ありがちだけど、そのぶんいろんなラーメン楽しめるからいいじゃないですか! 私ラーメンだいすき~! それにしてもこちらのお店は知らないなぁ……。
カメラマン
こちらの『満天家』は、栃木以外には出店していない、本当の「栃木ローカルチェーン」なんです!
満天屋は栃木県内に8店舗を構える、味噌ラーメンが自慢のラーメン屋さん。もとは1997年に始まった焼肉店「肝心屋」というお店だったそう。2001年に焼肉を終了し、ラーメン店に。以来20年以上、栃木のみなさまに愛されているんです!
山口
めっちゃ味噌!! 味噌味噌味噌!! 醤油もお取り扱いはありそうだけど、これはほぼ味噌専門店ですね。
カメラマン
やっぱり食べてみてほしいのは『味噌ラーメン』。明治35年創業 日光山麓の神保栄三久商店謹製の野州吟醸味噌という、麹をたっぷりと使用したこだわりの味噌を使っているんです。味噌だけではなく、数種類のスパイスやローストした玉ねぎ、生姜、にんにくなども入っていて、なんとも元気になれるラーメンですよ!
山口
おおお、わかめやネギ、もやしはしゃっきりめなんですね。チャーシューが大きくておいしそう~~!
編集部
たまごの半熟具合もいいですね!!
山口
ではいただきまーす! ん~!麺がスープとしっかり絡んでおいしい! もっちもちの麺ですね。
カメラマン
麺は『満天家』のこだわりポイントの一つ。ベテランの麺職人さんが毎日店舗で作っている自家製麺なんですよ!! 北海道産小麦「ゆめちから」が使われていて、鼻から抜ける風味がいいですよね……。
編集部
チャーシューはとろとろ……! 結構ぶ厚いのにお箸でカンタンに切れますね。これはおつまみにしたくなっちゃうな……。
山口
おっ??? ビール解禁???
編集部
ダメです。
満天家 本店
住所:宇都宮市下栗1丁目11-8
電話番号:028-666-8797
営業時間:11時〜22時30分(L.O 22時)
ランチタイム 平日11時~15時30分(L.O 15時)
結論、栃木に来てよかった!
帰りにちょっと寄り道したのは、宇都宮市の中央に位置する「二荒山神社」。歴史は古く、第十代崇神天皇の時代にまでさかのぼるのだとか。
カメラマン
さて、栃木のローカルチェーンを3つ紹介しましたがいかがでしたか??
山口
いや~、正直餃子も、餃子以外もおいしくて困りました……。思っていた以上に栃木おいしいものありすぎる!!
編集部
僕も1日中楽しめるとは思いませんでした! 餃子しかないと思っていた朝の自分が恥ずかしい……。
カメラマン
わかっていただけたならいいんです! わかっていただけたなら!
- 今回の記事で使用したクルマ
- VEZEL e:HEV Z FF
ボディーカラー:プレミアムクリスタルレッド・メタリック
純正アクセサリー装着車 Urban Style
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https://www.honda.co.jp/ACCESS/vezel/
- 山口 真央(やまぐち まお)
- 群馬県出身 都内在住のフリー編集/ライター。嗜好品と名のつくものはたいてい好きです。おいしいごはんとおいしいおさけを求め、あちこちをうろついている模様。
Twitter: @kmiycan
文 / 山口 真央(ヒャクマンボルト)
写真 / KEI KATO(ヒャクマンボルト)