渓流釣りとソロキャンプが大好きな鈴木さんの相棒は、車中泊しやすいようにカスタムされたHondaの軽自動車・N-VAN(エヌバン)です。クルマの整備士として働いているだけあって、そのクオリティ&アイデアはかなりのハイレベル。
おしゃれに演出された車内壁面の板張りをはじめ、可動式のベッドスペースや、荷室のシェルフ兼作業テーブルなど見どころ満載にDIYで仕上げられています。また、釣り好きらしいグッズ選びやディスプレイのテクニックは、ぜひ参考にしたいところ。
ちなみに鈴木さん、N-VANとともにオフロードバイクのヤマハ セロー225も併用しながら、季節と気分に合わせて、渓流に山に湖にとアウトドアライフを満喫しています。本企画ではそんな彼の休日ソロ活の楽しみ方にも迫っていきます!
目次

- 鈴木友唯さん
- 1992年生まれ、福島県出身。現在、郡山市でクルマの整備士として従事。以前からオフロードバイクを相棒に釣りやキャンプを楽しんでいたが、2020年にHonda N-VANを入手して以来、車中泊スタイルも加わって一層アクティブに。オフには猪苗代や裏磐梯など、福島県の自然豊かなエリアで、ソロを中心にアウトドアライフを楽しんでいる。N-VANのカスタム工程や使い勝手をインスタグラムで発信中。
- Instagram:@serow_camp
▽▽▽車中泊×アクティビティ連載Vol.01▽▽▽
▽▽▽車中泊×アクティビティ連載Vol.02▽▽▽
▽▽▽車中泊×アクティビティ連載Vol.03▽▽▽
▽▽▽車中泊×アクティビティ連載Vol.04▽▽▽
N-VANで釣り&ソロキャンプ(車中泊)を楽しむようになったきっかけ
鈴木さん:福島県の猪苗代町で生まれ育ったため、幼い頃から山や湖といった自然が遊び場だったんです。そんな環境のなか、特に小学生のときにハマったのがフィッシング。バス釣りからはじまって、今では渓流釣りをメインに楽しんでいます。
大人になってからは、オフロードバイクのヤマハ セロー225をパートナーに福島県の猪苗代や裏磐梯周辺の渓流へ。釣りグッズに加えて、4〜5年前からはバイクに積めるような軽量なキャンプギアも集めはじめ、釣り目的のソロキャンプも楽しむようになったそうです。同時にバイクの不便さも実感しはじめたらしく……。
鈴木さん:徐々に遠方まで釣りのポイントを探しに行くようになると、ツーリングキャンプをした方が都合が良いなと思いはじめました。福島県は川が多く、知られざる渓流釣りのスポットが点在しているんですよ。オフロードバイクなら多少の山道も進むことができますし。
鈴木さん:ただ、バイクだと荷物を最小限にしないといけないので、現場に到着してからアレがないコレがないと不完全燃焼になりがちでした。雪が積もる冬になると、バイクでは動けませんしね。
車中泊がしやすそう、とN-VANに注目
そこで気になったというのが、荷物の積載量と就寝スペースの両方が確保できる、クルマを使った「車中泊スタイル」。確かに、クルマとバイクを併用すればもっと活動範囲を広げられそうです。
鈴木さん:普段の通勤用などにはHonda FITを使っていたのですが、車中泊をするには少々窮屈で。車中泊に興味がなかった頃に購入したので……。そんなとき、荷室が広々な軽バン=N-VANが発売され、コレだっ! と思いました!!
そして2020年、意中の車であるN-VANを知人から譲り受け、いよいよ釣り&キャンプを快適に楽しめるよう、DIYカスタムをスタートします。
鈴木さん:自分の愛車は一般的なN-VANに比べて、10cmほど屋根が低いロールーフ仕様。とはいえ、荷室を車中泊仕様にカスタムしていく上で、特に意識した点はなかったですね。
ちなみに深い紫のプレミアムベルベットパープルはロールーフ仕様だけのカラーで、今は生産終了となっています。スッキリと引き締まった表情が魅力ですね。


N-VANが仲間に加わってからはフィールドの選択肢が広がり、よりフィッシング道に邁進できるようになったとか。月に1〜2回のペースで釣りとキャンプを楽しんでいるそうです。
鈴木さん:渓流釣りをスタートするのはだいたいが早朝から。クルマ移動の場合、夜出発して目的地の渓流近くの駐車スペースに到着後、そのまま車内で就寝。夜明け前に起きて、すぐに目標スポットに徒歩で向かうという流れが可能です。
渓流スポットがキャンプ場近くのときは、釣りと一緒にソロキャンプを楽しむ場合が多いですね。
鈴木さん:逆に思い立ったときに動きやすいのがバイクです。オフロードバイクなので少々の山道でも入っていけますから、クルマと違って釣り場の様子がチェックしやすいんですよ。駐車場を探さないで済むのもアドバンテージですね。
「釣り&ソロキャンプ」仕様にカスタムされたN-VAN・DIYの全貌をチェック!
ここからは鈴木さんのN-VANカスタムについて、まずは全体像に迫っていきます。
2020年1月から約2ヶ月かけてDIYを進めたという車内は、車中泊はもちろん、「釣り&ソロキャンプ」時の快適性も考慮したカスタムが施されています。どんなこだわりが詰まっているのでしょうか。
天井のハメ板設置が、DIYの一番の苦労ポイント
インスタグラムで見た海外のバンライファーに影響を受け、「とにかくオシャレに見せたい」とウッドメインで仕上げた鈴木さんのインテリア。YouTuber「軽バン生活」さんの動画もお手本にしたそうです。
▽▽▽「軽バン生活」さんの記事はこちら!▽▽▽

軽バンを車中泊カスタムして日本一周へ! スクラムワゴンでバンライフ
2021.05.31鈴木さん:まずは車内をオールウッドに張り替えました。最初にルーフライニング(内張り)を外し、一面に耐熱制振シートを貼りました。これで雨音問題もクリアです。
次に断熱材も仕込みました。夏は涼しく冬は暖かくなるので、快適な車中泊を目指すにはやっておきたいポイントです。


鈴木さん:ここから板張りをスタート。天井は一番苦労したポイントです。ハメ板を水平に貼っていくのが難しく、少しのズレでも見落とすと最終的な仕上がりに影響しちゃって、美しくなりませんので。
ハメ板は車体に直接ビス留めを。車体を貫かないよう、注意が必要とのことです。また、天井にあったルームランプは根本から切断したそう。保安基準やどの部品が走行に必要かを熟知する、整備士の鈴木さんだからできるワザかも。
鈴木さん:天井はルックス重視で攻めました。下取り時に不利にはなりますが、今のところ手放す予定はないので気にしていません(笑)。
運転席側の天井部は、部分的にカットしたルーフライニングの内側に、ハメ板をもぐりこませるようにして貼っています。
鈴木さん:ちなみに、ルーフライニングの切断面って白いんです。そのままだと違和感がすごいので黒に塗装しています。細かいですが、こだわった点ですね(笑)。
車体両サイドのハメ板カスタムはユーティリティーナットを活用
荷室側の壁面は、両サイドとも天井と同様に断熱材を挟んでハメ板を貼り付けています。
鈴木さん:ユーティリティーナットが使えるため、さほど苦労せずカスタムができました!
ちなみにユーティリティナットとは、開口部にねじがある締結部品(ナット)の一種です。N-VANには荷室の両サイドに配されており、DIYに重宝します。
なお、後部ウインドウの外側は、車用カッティングシートでブラインドされています。ここにも鈴木さんらしいこだわりが。
鈴木さん:車内に仕込んだ壁の断熱材を隠すために貼りました。車外から丸見えだったので(笑)。シートは何種類か検討しましたが、なるべく自分らしいアウトドア風のカラーを選びました。
簡単に取り外せる、可動式の「ベッド兼収納ボックス」もDIYで作成!
鈴木さんお気に入りのDIY作品が、荷室側にセットされた引き出し収納付きのベッド。ハメ板とOSB合板を組み合わせた箱を2個作成し、並べることで寝床スペースとして活用しています。


鈴木さん:2個の引き出し付き収納ボックスは天板が外せる仕様です。大きなサイズ1個で作ってもよかったのですが、あえて2個に分割することでクルマから降ろしやすく、応用の効くスタイルにすることができました。
後列シートは使用可能な状態なので、友人や家族を乗せるときは、この収納ボックスを外すだけで簡単にスペースの確保ができます。
ベッド兼用の自作収納ボックスがない状態なら、愛車のオフロードバイクをトランポすることもできます。
鈴木さん:トランポができるようになったおかげで、高速道路などを使った長距離移動はN-VANで、渓流近くの山道からはバイクで移動しながらスポットを探す、という楽しみ方もできるようになりました! 行動範囲が一層広がりましたね。


ちなみに収納ボックスをベッドとして活用するとき、高さを均等にするための、ちょっとしたこだわりも教えていただきました。
鈴木さん:ベッドの高さは、畳んだ助手席の高さに合わせて設定しています。でも後列シートにはクッションが入っているため、フカフカして平行になりにくいんです。そのままだとチグハグして寝心地が悪いので、安定するよう端材をシート下に噛ませています。
N-VANで「釣り&ソロキャンプ」を楽しむための収納&DIYカスタム術
「釣り&ソロキャンプ」を満喫するためには、車内の収納スペースはもちろん、ひとり時間を快適に過ごすための工夫が大事です。というわけで、ここからは鈴木さんのN-VANに施された、こだわりのカスタムに迫っていきます。
釣りグッズは「ベッド兼用の収納ボックス」と「バケツ」に収納
N-VANで釣り&キャンプを楽しむときにも、バイクツーリングで使用していたキャンプギアを流用することが多いという鈴木さん。
N-VANに積み込む荷物量は、比較的コンパクトに収まることが多いそうで、ベッド兼用の自作収納ボックスとの相乗効果で、余裕ある車内空間となっています。
鈴木さん:ベッド兼用の収納ボックスは引き出し式になっているので、リールやルアー、分割して小さくケースに収まる渓流釣り用の竿などを入れています。
鈴木さん:ウェーダー(水中に入って釣りをするときに使う胴長靴)にウォーターブーツ、釣った魚をすくうタモといった濡れてしまうアイテムは、車内を汚さないようバケツの中にひとまとめにして収納。
運転席後ろサイドの荷室は「シェルフ兼作業テーブル」にDIY
荷室のサイドにはシェルフ兼テーブルが設置されています。フィッシングギアの手入れや準備などが、ベッド兼用の収納ボックスに腰掛けたままできる設計です。


天板部分は伸びるようにカスタムされており、リールや仕掛けを準備する際のスペース確保もバッチリです。また、シェルフ兼テーブルの下部には有孔ボードがセットしてあり、ルアーをはじめとした小物類がかけられるようになっています。
鈴木さん:仕掛けなどの小さな釣りグッズは、有孔ボードに引っ掛けて魅せる収納として活用しています。スペースを無駄なく使うのにも効果的ですね!
実はこちらのシェルフ兼作業テーブル、荷室右サイドにある車内タイヤハウスの出っ張りを隠すことが第一目的だったそうです。
鈴木さん:いろいろ検討していくなかで、OSB合板などを使って見栄えも意識していくうちに、今ではお気に入りスペースになっちゃいましたね(笑)。
ちなみに鈴木さん、手先の器用さを活かして、自作のルアー製作にも挑戦中。いずれもウッドボディで、オモリ入り&プラスチック製リップを装備する本格派です。
N-VANのセンターピラーレス構造を活かしてDIYした「折りたたみ式テーブル」
さらにソロキャンプ時に、より広いスペースが活用できるよう、鈴木さんのN-VANには本格的な作業台もDIYで設置されています。普段は車内に折りたたまれた状態で格納されている、こちらの「折りたたみ式テーブル」。どんなこだわりがあるのでしょうか。
鈴木さん:N-VANの左サイドはピラーレス(柱がない)構造です。この特徴を生かして、屋外に広げられるテーブルを設置しました。OSB合板を、スプリング蝶番で可動できるようにしています。




ドアの高さに合わせてカットされた、こちらの折りたたみ式テーブル。車内に折りたたんだ状態だと、驚くほどコンパクトに収まっています。
また屋外で固定する際は、脚としてイレクターパイプを活用する仕様に。車外なら作業スペースを広く確保できるので、長い竿類の調整だってストレスなし!
鈴木さん:せっかくのDIYですし、ただのテーブルではつまらないかなと、天板の上にボックスタイプの収納スペースをプラスしました。
蓋を閉じた状態だとそのまま作業台として使え、車内では蓋を開けて収納物をデコレーション的に見せることができます。中には有孔ボードを仕込んでおり、お気に入りの小物を飾っているんですよ。


テールゲートにハンギングチェーンを設置。川場で濡れた衣服干しに活用
テールゲートのユーティリティーナットにはフックを取り付けて、ホームセンターで買ったハンギングチェーンを渡しています。


鈴木さん:ゲートオープン時に、いろいろ吊り下げられて便利ですね。特に濡れたウェーダーを干すのに欠かせません。朝川に入ったら、日中戻ってきて吊るしておけば、帰る頃にはスッキリ乾いています。
ほかにもソロキャンプのときにはランタンや着替えを吊るすなど、あると応用できて便利です!
N-VANで「車中泊」を楽しむためのおすすめグッズ7選
「釣り&ソロキャンプ」時のベッドスペースについては、先ほど「ベッド兼収納ボックス」のDIY解説時にもご紹介しましたが、ここでは実際の車中泊時に活用している便利グッズにフォーカスしていきます。
実用的なものから、鈴木さんらしい釣り好きの一面が伺えるグッズなど、利便性とデザイン性のバランスが考慮されたラインナップです。
車中泊グッズ①イスカの寝袋
鈴木さん愛用のシュラフは、ハイエンドな寝袋専門ブランド・イスカ製のもの。未使用時にはクッションカバーの中に収納して、クッションとして活用しているそうです。
車中泊グッズ②キャプテンスタッグのEVAフォームマット
就寝スペースのクッション性確保に欠かせないアイテムがこちら。もちろん、保温性も期待でき、床からの冷気をシャットアウト。ベッドスペースにシンデレラフィット!
車中泊グッズ③ThermaSeat(サーマシート)のアウトドア用クッション
枕には、ThermaSeat社のアウトドア用クッション、HEAT-A-SEAT(ヒートアシート)を活用。その名の通り、雪山のような過酷なシーンでも暖かく使用できることを前提に開発されたグッズだそう。中には暖かくて柔らかなチップが入っており、快適な就寝タイムが実現。
車中泊グッズ④FiiiiiSH(フィッシュ)のクッション&ピロー


ルアーを模したキーホルダーなど、釣り関連グッズブランド・FiiiiiSHのグッズ。こちらの愛嬌ある顔のお魚クッション、中のビーズを移動させればネックピローにもなる便利グッズでもあります。
車中泊グッズ⑤SOLRのLEDランタン
USB、もしくはソーラー充電が可能なお手軽サイズのランタン。ボトルタイプなので、中に貴重品などを収納することもできるそう。
車中泊グッズ⑥JVCのポータブル電源
こちらのポータブル電源は375whのコンパクトモデル。鈴木さん的には使い勝手とともにカラーリングにも惚れたそうで、ミリタリーテイストのグッズが多い車内にうまくマッチしています。
車中泊グッズ⑦湯たんぽ
真冬の防寒対策の頼れる相棒。アナログなグッズではありますが、お湯があれば電源不要、どんな環境下でも使いやすいところが鈴木さんもお気に入りだそうです。
N-VANで「ソロキャンプ」を楽しむためのおすすめ2スタイル&愛用グッズ6選
次は鈴木さんの2つのソロキャンプスタイルと、愛用グッズの数々を紹介していきます。ソロを前提にしたミニマムだけどこだわりが詰まったスタイル&グッズは、これからソロキャンプをはじめたい人も参考になること請け合いです。
おすすめスタイル①通年頼りになる「カーサイドタープ」
鈴木さんがN-VANでのソロキャンプ時に一番活用しているのは、こちらの「カーサイドタープ・スタイル」です。
オレゴニアンキャンパーのグランドシートを、車体とポールで固定するだけで完成する、シンプルな設営方法。とはいえ車内をリビング代わりに活用したり、突然の雨にも対応できたりと、どんな環境でも対応できるのが魅力です。


鈴木さん:タープ用のシートは、N-VANの雨どいにネジ式ジョイントを固定し、そこにS字フックを引っ掛けています。ネジ式ジョイントは吸盤式よりしっかり車体に固定でき、安心感が桁違いなんです!
鈴木さん:タープ用のシートをN-VANに固定したら、あとはポールとロープを使ってシートをピンと張れば完成です。コツさえつかめば、ひとりでも簡単に設営できますね。
おすすめスタイル②スピーディな設営&撤収を目指す場合は「ハンモック」
鈴木さんがまだN-VANと出会う前に、オートバイでキャンプを楽しんでいた頃から愛用しているというハンモック。N-VANの車内天井部にも、ディスプレイ用に小型タイプを使用するほどの愛好者で、今でも暑いときは車中泊よりハンモック泊だそうです。
鈴木さん:テントとハンモックが融合したような、ヘネシーハンモックのキャンピングハンモックを使っていますが、とても使い勝手が良いんです!
陽射しはフライシートが遮ってくれますし、メッシュの蚊帳がついているので虫に悩まされることもほとんどありません。
リラックスできて開放的なひとときが過ごせますが、残念ながら寒い季節の使用には適していません。そんなハンモックの一番の魅力とは?
鈴木さん:設営&撤収がスピーディなのが魅力ですね! 設営は適切な木さえ見つかれば、ぬかるみや岩場といった地面の影響を受けることはありません。また、地面に接する部分がないため、撤収時に土を拭いたりするメンテナンスも不要なんです。
キャンプグッズ①UCO(ユーコ)の焚き火台
ここからは鈴木さんのソロキャンプ時の愛用グッズをご紹介していきます。
鈴木流キャンプのメインディッシュは焚き火。キャンプスポット近くに釣り場がなければ、のんびり火を起こしながら過ごすのも悪くありません。UCOの焚き火台を使って満喫します。
鈴木さん:凝った料理をしたり、釣り以外のアクティビティに挑んだりということはありませんね。焚き火さえできれば十分満足なんです。なのでこのサイズ感もちょうどいいんですよね!
キャンプグッズ②メカニクスウェアのグローブ
焚き火の際には火や薪のトゲに注意するため、メカニクスウェアのグローブを愛用しているという鈴木さん。こちらは整備士御用達のグローブブランドだそうで、整備士の鈴木さんらしいチョイスです。
キャンプグッズ③武井バーナーのストーブ
武井バーナーのストーブは、鈴木さんの愛用品の中でも特に愛着がある逸品です。中古品でも人気が高く、しばしばプレミア価格で取り引きされることもあるそうです。
鈴木さん:火力満点だからとても暖かく、簡単な調理だってお手のもの。冬にしかチャレンジできないワカサギ釣りのときも、寒さ対策に大活躍してくれます。お手入れは少々面倒ではありますが、その作業も含めて愛着が湧くんですよね!
キャンプグッズ④タルサタイム×テンマクデザインのホットサンドメーカー


「ほ」の文字がかわいらしいデザインのホットサンドメーカー。鈴木さんお得意のキャンプ飯は「肉まんホットサンド」だそうです。
鈴木さん:作り方は簡単で、コンビニで買ってきた肉まん類を焼くだけです! お手軽ながら、とってもおいしいですよ。
キャンプグッズ⑤ダイスのガス缶カバー
プリムスのシングルバーナー用ガス缶を、山形県の人気アウトドアショップであるディセンバーのオリジナルブランド「ダイス」製カバーでデコレート。
ガス缶の後ろにある、ツール収納用キャリーも同ブランドで揃えたそうで、迫力あるリアルツリーカモ柄が目を引きます。
キャンプグッズ⑥テンマクデザインのクーラーボックス
冷たい飲みものが欲しくなる夏は、クーラーボックスがソロキャンプ時の必需品。鈴木さんは持ち運びやすく車内スペースを圧迫しにくい、テンマクデザインのソフトクーラーを使っています。
まとめ:実際にN-VANで釣り&ソロキャンプをして得られた体験をご紹介
愛車のカスタムには5〜6万の費用と、約2ヵ月間の休日を捧げたという鈴木さん。得られたものはコスト以上だったようです。
鈴木さん:ツーリングキャンプに車中泊というレパートリーが加わって、より充実したフィッシングの時間が過ごせるようになりました。ぐっすり寝てから朝イチで挑む渓流釣りは、やっぱり気持ちが良いです!
バイクは手軽な分、天気や気候に左右されるのが難点です。風が感じられる運転は楽しいのですが、行くぞ! って気合いが必要ですからね(笑)。クルマなら、真冬のワカサギ釣りだってためらわずに出発できますしね。
フィッシングに関しては、バス釣りと渓流釣りの両方を嗜む鈴木さん。最近は後者がメインだそうです。
鈴木さん:バス釣りは引きが強くラフに楽しめるのが魅力なので、入門に良いかもしれません。ただ、渓流釣りも難しくないんですよ。玄人のイメージがありますけど、道具さえ揃えれば誰だって夢中になれると思います。
トレッキング感覚で森林浴をしながら穴場の渓流スポット探し。たとえ釣れなくても清々しさを満喫できますよ!
今後チャレンジしてみたいN-VANのカスタムは、ワイルドな雰囲気が演出できて、耐衝撃性や弾力性にも優れた外装のチッピング塗装だそうです。
鈴木さん:外装をマットブラック系でボディカラーに光沢が出ないようにする、チッピング塗装してみたいなと思っていて。見た目的にも重厚感が出せるので、アウトドアのお供にピッタリかなと。バンパーやグリルなど、どのパーツから塗装を手がけていこうか思案中です。
最後に「釣り×ソロキャンプ」の魅力を、改めて伺ってみました。
鈴木さん:ソロキャンプって面白い? 寂しくない? と聞かれる場合が多いんですが、自分的には本当に楽しいし、全然寂しくない。気楽さが良いんですよ。行きたいときに出発して、帰りたくなったらすぐ家路に。釣果なしでも一人ならプレッシャーもないですしね(笑)。
ただ、N-VANくらい広いクルマならカスタムなしでも、ファミリーキャンプに余裕で対応できると思います。頃合いを見て、虫が苦手な妻を説得してみようかな(笑)。
- 今回の記事で登場したクルマ
- N-VAN +STYLE COOL・ターボ
ボディーカラー:プレミアムベルベットパープル・パール
(2021年1月終了モデル)
■車両情報はこちら
https://www.honda.co.jp/auto-archive/n-van/2021/webcatalog/styling/design/
■N-VANの純正アクセサリーの詳細はこちら
https://www.honda.co.jp/ACCESS/n-van/
文/金井 幸男
写真/長野 竜成
編集/髙橋 要(LIG)
撮影協力/早稲沢浜キャンプ場
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