ロードサイドは宝の山。ステップワゴンで、リサイクルショップをディグる旅

ロードサイドは宝の山。ステップワゴンで、リサイクルショップをディグる旅 アイキャッチ画像

 

たまたま入った店で、胸がときめく代物に出会ってしまった。そんな体験をしたことはありますか?
価格やブランドよりも、出会いの妙で物を選ぶ楽しさ
それが、リサイクルショップの魅力。
今回は音楽、家具、ファッションに造詣の深い3人が、ホンダのステップワゴンに乗って掘り出し物を求める「ディグ旅」へ出発。
思わぬ宝物と出会う瞬間を求めて、ロードサイドにあるリサイクルショップを3軒めぐります。

リサイクルショップ好きによる、リサイクルショップ好きのための企画が、今はじまります!

 

HARD-OFF前でステップワゴンと記念撮影

SS (写真:手前)

レコードコレクター・DJ。普段はレコード屋で販売戦略を担う傍ら、DJとしてバーやクラブなどでレコードを回している。得意ジャンルはソウル、ジャズ、R&Bなどブラックミュージック全般。

キサムズ (写真:中央)

ビンテージインテリアオタク。普段は住宅リフォームの施工管理の傍ら、インテリアコーディネーターや古物の販売を行っている。家具を紹介するSNSが人気。最近のブームは古いイケアのアイテム。

インディ (写真:奥)

今回の記事の筆者。編集者・ライター・カメラマンとして活動しながら、各地のリサイクルショップへ足を運び、ディグ。ファッションや雑貨に明るい。特に集めているのは灰皿と、動物のぬいぐるみ。

目次

ハードオフ・オフハウス・ホビーオフ草加瀬崎店で、注目のオールド◯◯をディグ!

オフハウス草加瀬崎店に到着

インディさんアイコン インディ:ついに始まりましたね! ディグ旅。今回はステップワゴンに乗って、ハードオフ・オフハウス・ホビーオフ草加瀬崎店にやってきました!

キサムズさんアイコン キサムズ:このBGM、いつ聴いてもテンション上がります。

SSさんアイコン SS:たくさんディグっちゃいましょう!

オフハウス草加瀬崎店店内にて記念撮影

たくさんディグっていくぞ〜〜!

キサムズさんアイコン キサムズ:草加瀬崎店さんは、ファッションと雑貨の品ぞろえが豊富ですね。家具コーナーもそこそこ……って! え!! あれは……!!

キサムズさんが見つけたものを指さしてる

ディグ旅開始早々、なにかを見つけるキサムズさん

キサムズさんアイコン キサムズイケアの名作ランプがあります。買います。

インディさんアイコン インディ:キサムズさん、さすがに早いです。まだ企画はじまって2秒ぐらいじゃないですか……。

キサムズさんアイコン キサムズ:まさかここで出会えるとは思わないじゃないですか! このライトは、90年代のイケアが作っていた通称「座れるランプ」と言われているもので、Carl Öjerstam(カール・イェールスターン) がデザインした「JONISK(ヨニスク)」というやつなんです。僕が追い求めていたものがここにありました

嬉しそうな表情のキサムズさん

掘り出し物をみつけて、興奮を隠せないキサムズさん

キサムズさんアイコン キサムズ:今、いわゆる“オールドイケア”というジャンルが海外を中心にめちゃくちゃ注目されてるんですよ。1990〜2000年代初頭のイケア製品って、実はかなり尖ったデザインが多くて、有名なインダストリアルデザイナーたちが関わってるんです。
しかも、当時は大量生産だったのに今では廃盤で数が少ない。だからコレクターの間で価値が急上昇してるんですよね。

インディさんアイコン インディ:すごい饒舌だ。

SSさんアイコン SS:イケアってそんなプレミアつくんですね。ここでは3,300円(税込)で売られているじゃないですか。

オールドイケアの商品を持って喜んでいるキサムズさん

キサムズさんアイコン キサムズ:こういうのが興奮しますよね。イケアとかって、「安くて大量に出回ったから価値がない」と思われがちなんですけど、今は逆なんですよ。

SSさんアイコン SS:逆というのは、どういうことですか?

キサムズさんアイコン キサムズ:「かつては誰でも買えた」デザインの良い家具が、今は“どこにも売ってない”という逆転現象が起きていて。大量生産・大量消費が、時代を経ることで「たくさんの人が使った名作家具」という歴史に変わっていくんですよね。
例えば、ヴァージル・アブローが手がけたシリーズなんて、今じゃラグが50万以上で取引されてるぐらいです。

インディさんアイコン インディ:そう聞くと、インテリアって歴史で価値が変わるんですね。デザイナーも大事なんですか?

キサムズさんアイコン キサムズ:そうですね、誰がデザインしたかもとても大事です。このJONISKもデザインが素晴らしいんですよ! 丸くてかわいいだけじゃなくて、意外としっかり重さがあるんで、座れるぐらい安定してる。遊び心と実用性のバランスが絶妙なんです!

Carl ÖjerstamがデザインしたJONISKに座るキサムズさん

おもむろに座りだすキサムズさん

インディさんアイコン インディ:その話、ファッションも近いとこありますね。
90年代のナイキ、ステューシー、アディダス……そういったブランドも“オールド”の再評価が進んでいて。やっぱり良いものは良いんですよね。
しかも、ロゴのバランスやカラーリング、当時の空気感がそのまま残ってるから、今っぽさとは違う良さがあるんですよ。

SSさんアイコン SS:レコードもまさにそうですね。オールド〇〇とはあまり言わないですが、ソウルとかR&B、90年代のヒップホップとか、サブスクじゃ手に入らない音源も多くて
しかも、昔の盤ってジャケットとか帯とか、物としての魅力がすごい。状態いいやつに出会えたときは、脳汁出ますもんね。

インディさんアイコン インディ:キサムズさんに続いて、僕たちも良いものをディグしなきゃ…!!

昔の西武ライオンズのユニフォームを見つけたインディ

ファッションコーナーを物色するインディ

インディさんアイコン インディ:ここのオフハウスは古着コーナーが充実していますね。売られているものには土地柄がでるので、この西武ライオンズのユニフォームが売られているあたり、埼玉県に来たんだと実感します。

昔、愛知の国道のリサイクルショップを回っているときに、愛・地球博のキャラクターのモリゾー、キッコロが売られていることが多いと気づいて。リサイクルショップの面白さってこれだよなと思ったことがあります。

SSさんアイコン SS:リサイクルショップってその街のセンスが反映されてますよね。いい意味で“ローカルカルチャー”という感じがします。

珍しいアディダスのジャケットを見つけたインディ

インディさんアイコン インディ:おっ、これは珍しいですね。80年代のオールドアディダスで、しかも日本のデサントとのダブルネーム。いわゆるライセンス生産品ですけど、逆に今はこういうのに価値を感じる人が増えてます。タグの質感も年代を感じますね。

SSさんアイコン SS:ヴィンテージ好きにはたまらない一枚ですね。状態も良さそうだし、サイズもMでちょうどいい。

見つけたオールドアディダスの服を試着するインディ

インディさんアイコン インディ:色味も良いですね。白ベースに赤・緑・青の3色ラインって、すごくポップなんだけど、ちょっと懐かしさもあって、この絶妙なダサかわ感が今っぽいスタイリングに逆に映える気がします。

SSさんアイコン SS:5,500円(税込)なんですね! 価格も手頃!

インディさんアイコン インディ:これは買いだ〜〜! 次はSSくんの得意分野のレコードコーナーへGOです!

レコードコーナーで掘り出し物を探すSSさん

SSさんアイコン SS:レコードはジャンクコーナーがアツいんですよ。ブート(=正規ライセンスを取らずに勝手に作られた非公式アイテムのこと)扱いで、100円とかになっているやつに、良さげなR&Bとかソウルが眠っているんですよね。

インディさんアイコン インディ:そこまで見てるんですか? やばいの隠れてる感じ?

SSさんアイコン SS:ありますあります。ブートってだけで売りに出すと値段がつかないこと多いんですけど、内容的にはむしろそっちのほうがレアだったりするんですよ。
しかも、ジャンル分けも雑だから、お宝ものや珍しいミックスに出会えたりするのが面白いんですよね。

キサムズさんアイコン キサムズ:へぇ〜、それは知ってる人だけが得する世界ですね。

Joeの「Ain’t Nothin Like Me」レコードを見つけたSSさん

SSさんアイコン SS:このJoeっていうR&Bシンガーの『Ain’t Nothin Like Me』ってアルバム。パッと見ブートっぽいんですが、実は当時ラジオ局やレコード屋にプロモーション用に配布された盤ですね。こういうプロモ盤には正規リリースとは違ったデモ版の楽曲が収録されてるパターンなんかもあって、正規盤とはまた違う魅力がありますね。。

インディさんアイコン インディ:これが100円なんだ。たしかにジャンクコーナー、ロマンがありますね。

SSさんアイコン SS:しかもこれ、状態も意外と悪くない。こうやってレコードの盤面をみて、どのくらい傷がついているかというチェックは大事ですね。

キサムズさんアイコン キサムズ:音楽の知識があるだけじゃなくて、盤のコンディションまで見極められる人って、実はなかなかいないですよね。ディグのプロだ。

SSさんアイコン SS:こういう“おっ!”って出会いがあると、ついジャンク棚、全部チェックしたくなるんですよね。

スティービー・ワンダーの「インナービジョンズ」を見つけたSSさん

SSさんアイコン SS:このスティービー・ワンダーの『インナービジョンズ』も熱いかも! 名盤ですが、帯付きで3,300円となると、持って帰りたくなります。
ただ「盤面反れ」とコメントがついてるので、実際に見てみましょうか。

見つけたスティービー・ワンダーの「インナービジョンズ」の盤面反れを実際にチェックするSSさん

レコードの反れやキズなどの状態をチェックするSSさん

SSさんアイコン SSレコードを斜めから見たときに歪みが見えるんです。
これは……大丈夫そうですね! 再生には問題ないレベルです。

キサムズさんアイコン キサムズ:え、レコードってちょっと反ってても聴けるんですね。知らなかった。

SSさんアイコン SS:このくらいでしたら聴けますし、実は軽い反りなら直せることもあるんですよ。僕の場合は、レコードを内袋に入れて、そのまま両側から分厚い雑誌や板で挟んで、数日間平らに置いておくんです。温度と重みでゆっくり圧をかけてあげる感じですね。

インディさんアイコン インディ:手間はかかるけど、ちゃんと直るってことなんですね。それはいいこと聞いた。

SSさんアイコン SSジャンクにこそ、ちょっと手をかける価値があるんですよね。
愛着も湧くし、直して聴いたらもう、それは一生モノです。

戦利品を持って玄関前で記念撮影する3人

そのほかにもそれぞれディグをした3人。良いディグができました!
<スポット詳細>

名称:ハードオフ・オフハウス・ホビーオフ草加瀬崎店
住所:埼玉県草加市瀬崎町5-5-5
電話番号:048-999-5543
営業時間:10:30~20:00
駐車場:22台

ハードオフ・オフハウス越谷南店で、ディグの極意を伝授!

オフハウス越谷南店の前でステップワゴンとともに記念撮影する3人

カラーリングがかわいいステップワゴンで移動してきました!

インディさんアイコン インディ:2軒目はハードオフ・オフハウス越谷南店さんにやってきました!

キサムズさんアイコン キサムズ:ここでも良いものに出会っていきたいですね〜!

SSさんアイコン SS:ここは古着も多いですが、雑貨とAV機器が多いですね。

良いものがないか雑貨コーナーを漁るインディとキサムズさん

雑貨コーナーを物色していくインディとキサムズさん

キサムズさんアイコン キサムズ:こういう雑貨が多い店舗は、どうみていくのが良いんですか?

インディさんアイコン インディ:正解はないのですが、僕は一回、棚全体をさらっと見て、街の傾向を観察するのが好きですね。和風小物が多いか、輸入雑貨が多いかで、住んでる人の趣味がちょっと見えるんですよ。ここだったら花瓶とか木彫りの置物とか和のものを中心に、お皿といった日用品も多いですよね。その中でもトキメク棚を中心にディグっていくのが良いかと思います!

雑貨の棚に巨大なボブサップの目覚まし時計を見つけたインディとキサムズさん

キサムズさんアイコン キサムズ:インディさんちょっと来てください! このボブサップの目覚まし時計なんかはどうですか?

インディさんアイコン インディ:やばいもの見つけてる!

ボブサップの巨大目覚まし時計

ド迫力ビースト目覚まし、3,300円(税込み)

SSさんアイコン SS:これは最高ですね! これで起こされたら絶対起きる自信ある。

インディさんアイコン インディ:これは熱いなあ〜。あとは部屋におけるのかどうか、ですかね。

キサムズさんアイコン キサムズ:うわー、なるほど。すごく好きなんだけど、僕の部屋に必要なのかどうかって言われたら難しいですね。3,300円か、うーん……。

インディさんアイコン インディ:キサムズさんち、ハイパーおしゃれだからなあ。ボブサップがいたら結構カオスになっちゃいそう。

 

▲古民家を改築したキサムズさんのお家

 

キサムズさんアイコン キサムズ:こういう迷ったときってどうしてますか?

インディさんアイコン インディ:「かわいい!」って気持ちだけで連れて帰りたくなるんですけど、どんどん部屋のテイストが迷子になってくるんですよね……。僕は第一印象を大事にしていて、少しでも「うーん」と迷ってしまうものは買わないようにしてます。それでも、結局「いつか飾ろう」と思って押し入れで眠ってる雑貨たちが、僕の家にはたくさんいるんですけどね……(笑)。

ウルトラマンの怪獣・エレキングを見つけたインディ

すでに家に4体あるというウルトラマンの怪獣・エレキングを手に取るインディ

キサムズさんアイコン キサムズ:でもそれもロマンありますよね。日の目を浴びない宝物みたいな(笑)。

インディさんアイコン インディ:飾る日が来るって、信じてるんですよ!

キサムズさんアイコン キサムズ:うーん、今日はあと1軒行くじゃないですか。この先にもっといい出会いがあると信じて、一回我慢してみます!

インディさんアイコン インディ:えらい! 僕だったら、ちょっと抱えてレジまで歩いて、でも迷って戻します。

レコードコーナーを物色するSSさん

SSさんアイコン SS:このハードオフはレコードが充実してますね。ジャンクがあまりなく、キレイな状態で、しかも流行りのシティポップや洋楽の名盤が多いです。

インディさんアイコン インディ:山下達郎とか竹内まりやといったシティポップが多いですね。少し前のシティポップ再評価ブームの影響なんですかね。一時期は海外での人気も相まって、すごい値段がついてましたよね。

SSさんアイコン SS:Discogsとか見ても、海外の買い手が高値で取引していましたよね。特に帯付きとかピクチャーレコードになると、プレミア価格になっていました。ただ、最近は熱が落ち着いたのと再販も多かったので、値段が下がってきてますね

山下達郎のレコードを見つけたインディ

ディスプレイには山下達郎のアルバムやベスト版が。

インディさんアイコン インディ:ここはもしかしたら、シティポップブームで買ったけれども、結局は聴かなくなってしまったという人が売りにきたのかもしれないですね。

SSさんアイコン SS:こうやって店の棚見てると、その街の音楽ファンの層とか、ちょっとしたカルチャーの風向きまで感じられますよね。

インディにレコードの説明をするSSさん

インディさんアイコン インディ:レコードって同じジャケットでも価格が違ったりするじゃないですか。プロ目線だと何が違うんですか?

SSさんアイコン SS:見た目が同じでも、帯があるとか初回プレスとか、細かい仕様で全然値段が変わるんですよ。盤の状態ももちろん大事で、完璧に近いと一気に価値が上がったりします。

インディさんアイコン インディ:こういうリサイクルショップって結構雑多じゃないですか。どうやったら良いものを見つけられるんですか?

SSさんアイコン SS:やはり日頃から相場をチェックしているのは大事ですね。僕、普段はレコード屋で働いていて、値付けとかもやってるんですよ。だからリサイクルショップを回るときは、「いかに既定値から外れてるか」を無意識に見ちゃいますね。
最近は相場がデータベース化されちゃっていて、レコードの価値がどこも均一になりがちなんですよ。だから相場感を掴んでおいて、そこからどれだけ離れているのかをチェックしていくんですよね。

インディさんアイコン インディ:なんか優秀なデイトレーダーの話を聞いているみたいだ…。でもだからこそ、“ズレてる”やつに出会えたときの楽しさがあるんですね。

SSさんアイコン SS:そうなんです。だからやめられないんですよね。

良さげな液晶テレビを見つけたインディ

インディさんアイコン インディ:ちょっとすいません。あのー、このテレビどう思いますか?

キサムズさんアイコン キサムズ:なんですか急に。これってファッションとか雑貨をディグる旅じゃなかったんですか?

インディさんアイコン インディ:いやね……今月引っ越しでして、50インチのテレビほしいなあって。ほら、あの大きい車もあるし……。

SSさんアイコン SS:でもわかります、こういうリサイクルショップにくると、変に頭が興奮しているというか。

キサムズさんアイコン キサムズ:目が急にギラつく瞬間ありますよね。

インディさんアイコン インディ:メルカリとかで随時チェックしていたんですけど、SONYの4Kテレビがこの値段なのかあ。

SSさんアイコン SS:目がやばい。リサイクルショップの魔力にやられてる人だ。

SONYの50型4Kテレビを購入したインディ

というわけで、デカいテレビを買いました!
<スポット詳細>

名称:ハードオフ・オフハウス越谷南店
住所:埼玉県越谷市南町3-1-5
電話番号:048-940-1611
営業時間:平日 10:30~19:30
     土日祝 10:00~19:30
駐車場:37台

それぞれが思う、リサイクルショップの魅力とは

購入したSONYの50型4Kテレビをステップワゴンの荷台に載せるインディ

50インチのテレビも余裕で入ります!

インディさんアイコン インディ:このステップワゴン、荷室広すぎません? ディグ旅にぴったりじゃないですか。

SSさんアイコン SS:しかも後部座席にモニターがついていて、動画まで見れちゃう。

ステップワゴンの後部座席に付いているモニターでDVD鑑賞会

100円で購入したDVD『世界遺産~アフリカ編~』をリア席モニターで見る3人

SSさんアイコン SS:クーラーを効かせて、購入したDVDを眺めながら次のリサイクルショップに行く。最高の旅ですね。

インディさんアイコン インディ:今回乗っている車はステップ ワゴンの「e:HEV AIR EX〈FF〉」というグレードの純正アクセサリー装着車なんですけど、走りも静かで快適で。まさに、街から街へ掘りに行く旅の相棒って感じです。

STEP WGN AIRを運転するインディ

ディグ旅の運転はインディが務めています!

インディさんアイコン インディ:ところで、みなさんはどうしてそんなにリサイクルショップが好きなんですか?

キサムズさんアイコン キサムズ:僕は関西出身なので、安く良いものが買えるというのが原体験にあるかもしれないですね。小学生の遠足でもお土産屋さんで値切ってたぐらいで(笑)。いかに安く、どれだけ掘り出し物を見つけるか、みたいなゲーム感覚があるんですよね。

SSさんアイコン SS:小学生のころから値切ってるの、生粋の関西人だ。

キサムズさんアイコン キサムズ:インテリアはずっと好きなので、各地のリサイクルショップを巡ったり、ジモティで個人間の取引をしたり。「そこにしかないものが、そこにしかない価格」で売られているときにすごく興奮しますね。

インディさんアイコン インディ:そういうのを発見したとき、脳汁でますよね。

運転席上部のサンバイザー部分に付いているティッシュ入れ

運転席の上部にはすぐにティッシュ入れが。こういう小さな気配りがうれしい

SSさんアイコン SS:僕は小学生のころからリサイクルショップに通ってたんですよ。親に連れて行ってもらったりして(笑)。

キサムズさんアイコン キサムズ:リサイクルショップの英才教育だ!

SSさんアイコン SS:当時は100円コーナーにCDがズラッと並んでいて、CDの棚を片っ端から見て、ジャケットのデザインだけで選んで買ってました。中身がわからないからこそ、何が飛び出すかわからないワクワク感が好きなんですよね。

インディさんアイコン インディ:ジャンク品からレコードを漁るのが好きなのもそこから来てるんだ。

SSさんアイコン SS:インディさんはなんでリサイクルショップが好きなんですか?

インディさんアイコン インディ:僕はリサイクルショップ特有のカオス感に惹かれるんですよね。雑多に並んだ家具や家電の奥に、急に謎の石像があったり、ヴィンテージの古着があったりする。ジャンルも年代もバラバラなものたちが、同じ空間で共存してる。あの“整ってなさ”がたまらないんです。
そうしたカオスなところから、ビビっときたものを発掘する瞬間がたまらなくて、今「SDGs」だなんだって言われてますけど、自分が一番そういう活動をしているんじゃないかって思うんですよね。

家具の選び方のコツはタグにある!? トレジャーファクトリー南浦和店

トレジャーファクトリー南浦和店の前で記念撮影する3人

インディさんアイコン インディ:ここは大きいトレファクですね! テンションあがります。

キサムズさんアイコン キサムズ:家具・家電で1フロア使っているのも、良いですね!

トレジャーファクトリー南浦和店の家具フロア

広い店内には家具家電がたくさん。ほかのフロアには雑貨や古着、日用品が充実している

インディさんアイコン インディ:これだけ家具がズラっと並んでると、どこから見たらいいか迷っちゃいますね……。キサムズさんはどうやって家具を選んでいるんですか?

キサムズさんアイコン キサムズ:わかります。僕が最初に見るのはテーブルや棚に貼ってあるタグですね。
タグには製造年とか素材、メーカー名とかが書かれてるんですよ。これを見ると、だいたいどういう家具なのかがわかってくるんです。

見つけたテーブル天板裏のタグ

テーブルの天板の裏にはタグがあることが多いんだとか。

インディさんアイコン インディ:なるほど…! 見た目だけじゃわからない情報がちゃんと載ってるんですね。

キサムズさんアイコン キサムズ:そうそう。素材が無垢材なのか、突板(つきいた)という無垢材を薄くスライスして貼り合わせた板なのかとか、いつ頃作られたものかとか、場合によっては保証年数みたいなのも書いてあります。一見似てる家具でも中身は全然違うこともあるので、タグは意外と重要なんですよ。
特に中古品は基本的には一点物なんで「この価格でこの素材?」みたいな掘り出しものが見つかることもあるんです。

インディさんアイコン インディ:そういう見方ができると、楽しくなってきますね…!

キサムズさんアイコン キサムズ:椅子だったら、絶対に座ってみましょう。特に座面のクッションのヘタリ具合は大事です。
表面がキレイでも、中身がヘタってたら長時間座ると疲れるし、張り替えとなるとけっこう手間なんですよ。あと、グラつきがないかどうか。床に置いて、ちょっと揺らしてみて、しっかりしてるかは必ず確認します。

インディさんアイコン インディ:たしかに、座った感じって見た目じゃわかんないですもんね。気軽に店員さんを呼んでしまって良いんですね。

いい椅子がないかチェックする3人

キサムズさんの話を聞きながら、椅子を吟味する3人

キサムズさんアイコン キサムズ:あとね、これは中古に限らず、家具全般に言えますが、家の寸法を知っておくのがすごく大事。「いけそう」と思って買っても、家に入れてみたら意外とデカかった…ってこと、けっこうあるんですよ。
特に奥行きは盲点になりやすいんで、僕は必ず確認するようにしてます。

インディさんアイコン インディ:たしかに! 高さや幅は見るけど、奥行きって気にしたことないかも…。

キサムズさんアイコン キサムズ:でしょう? 全然メジャーとか持っていっても良いですし、最近はアプリで長さが測れるものもあります。リサイクルショップは出会いの場所ですけど、冷静さも忘れたらあかんってことです(笑)。

インディさんアイコン インディ:1店舗目で秒で家電買ってたくせに……。

アニメ『スペースコブラ』でおなじみのサイコガンのフィギュアを見つけたSSさん

ホビーコーナーで立ち止まるSSさん

SSさんアイコン SS:みなさんちょっと来てもらっても良いですか? 見てください! これ、アニメ『スペースコブラ』でおなじみのサイコガンですよ!!

インディさんアイコン インディ:え、コブラじゃん!? しかも腕に装着できる1/1スケールなの!

キサムズさんアイコン キサムズ:これはまさに少年のロマン…。箱付きでこの状態はテンション上がるなあ。

SSさんアイコン SS:これは買いですわ。これをつけながら帰ります。

ピーポくんのぬいぐるみを発見したキサムズさん

隣の棚でピーポくんを発見して興奮するキサムズさん

キサムズさんアイコン キサムズ:え、まって。ピーポくんもいるじゃないですか!

インディさんアイコン インディ:キャラクターが渋滞してきた。

SSさんアイコン SS:しかもこのピーポくん、めちゃくちゃうれしそうな顔してるし。

キサムズさんアイコン キサムズ:コブラとピーポくんって、無法地帯と治安がこの狭いスペースで共存してるのが最高

インディさんアイコン インディ:これがまさにリサイクルショップの醍醐味ですね。

雑貨コーナーで灰皿を物色するインディ

インディさんアイコン インディ:いやー、ホビーコーナーも良かったですが、このトレファク、本当に雑貨が充実してますね。この灰皿なんかも相当良いです。

SSさんアイコン SS:リサイクルショップで灰皿をこんなじっくり見る人いるんだ……。

良い感じの灰皿を見つけたインディ

インディさんアイコン インディ:僕は灰皿コレクターなので、観賞用の珍しい灰皿をたくさん集めているんです。

キサムズさんアイコン キサムズ:しかも使わないんだ。

土佐犬の置物を手に取るインディ

土佐犬と目が合うインディ

インディさんアイコン インディ:あーでもダメです。土佐犬にみられているので。灰皿はやめてこれにします。

SSさんアイコン SS:どんな心境の変化があったんだ……。

インディさんアイコン インディ:僕は土佐犬グッズコレクターでもあるのですが、土佐犬グッズがリサイクルショップにあることって珍しいんですよ。今日買って帰らなくては絶対後悔してしまいます。

トレファクでの戦利品を持って店の前で記念撮影

そのほかにもたくさんの掘り出しものを購入してディグ旅が終了!
<スポット詳細>

名称:総合リユースショップ トレジャーファクトリー南浦和店
住所:埼玉県さいたま市南区辻7-2-14
電話番号:048-872-8866
営業時間:平日 11:00~20:00
     土日祝 10:00~20:00
買取受付:平日 11:00~18:00
     土日祝 10:00~18:00
駐車場:44台

それぞれのベストディグを発表

インディさんアイコン インディ:すっかり夜になってしまいましたね。これにてディグ旅終了です!

SSさんアイコン SS:えー、もう一軒いきましょうよ〜。

キサムズさんアイコン キサムズ:居酒屋のテンションになってる。

インディさんアイコン インディ:それぞれ今日のベストディグを発表していきましょう!

ディグったアディダスパーカーを着たインディ

インディのベストディグは80’sアディダスのパーカー

インディさんアイコン インディ:僕はこのオールドアディダスのパーカーです。この絶妙なカラーリングと、かわいい刺繍ロゴ。これはめったに出会えない代物だと思います!

キサムズさんアイコン キサムズ:サイジングもぴったりで似合ってる!

SSさんのベストディグはスティービー・ワンダーのアルバム『インナービジョンズ』

SSさんアイコン SS:僕はスティービー・ワンダーのアルバム『インナービジョンズ』です! 「反れがある」とシールには書いていましたが、これで3,300円になるのは大きいです。盤面の状態も綺麗ですし、この名盤が手に入ったのはうれしいです!

キサムズさんのベストディグはイケアの「座れるランプ」

キサムズさんアイコン キサムズ:僕はイケアの「座れるランプ」です! ディグ旅を開始してすぐに見つけたものですが、こんな掘り出し物と出会えるなんて来て良かった!

SSさんアイコン SS:これを見つけたときの目が怖かったですよ。獲物を狙うライオンみたいで(笑)

インディさんアイコン インディ:みなさん、それぞれ自分だけの戦利品を手に入れて良かったです! 今日はありがとうございました!

宝探しのような時間、それがディグ旅なのです

購入したアニメ『スペースコブラ』のサイコガンを腕に装着するキサムズさん

 

大型リサイクルショップを巡る「ディグ旅」。

今回の3人のように、古着やレコード、家具、謎のガジェットやマスコットなど、何が見つかるかは運次第。でもだからこそ、偶然の出会いがうれしくて、また行きたくなる。そんな“宝探しのような時間”が、リサイクルショップの魅力なのかもしれません。

今回訪れたようなロードサイド型のショップは、クルマがあるとより快適。大物家具や大型家電も気にせず持ち帰れますし、郊外ならではの掘り出し物に出会える確率も高まります。広い店内を気ままに巡って、思いもよらない逸品を見つけたときの高揚感は、まさに“ドライブ×リユース”ならでは。

みなさんもぜひ、気になる街のリサイクルショップへ、ドライブがてらディグ旅に出てみてはいかがでしょうか?

今回の記事で使用したクルマ
STEP WGN e:HEV AIR
ボディーカラー:フィヨルドミスト・パール
純正アクセサリー装着車

 

文/インディ
写真/KEI KATO(ヒャクマンボルト)