
軽バンEV(電気自動車)「N-VAN e:」で毎日の通勤のほか、仲間との集まりや車中泊キャンプも楽しんでいるカーミットさん。電気自動車ならではの魅力とは――。乗り方の工夫、節電のポイントもお伺いしました。

- カーミットさん
- 栃木県在住。アメリカ雑貨好き。セサミストリートに登場するマペット「カーミット」が好きすぎて、SNSのアイコンやハンドル名に。年1~2回は、仲間と冬キャンプで車中泊を楽しむ。愛車歴はHonda・バモス→N-VAN→N-VAN e:のHonda LOVER
- Instagram:@green.d_man5
ガソリン車N-VANから、EV車N-VAN e:へ乗り換えた訳
Honda・バモスから始まり、ガソリン車のN-VAN、2025年1月からは電気自動車のN-VAN e:と、Honda車を愛用しているカーミットさん。バモスに初めて乗ったとき、助手席も後部座席もフルフラットになるHonda車の“遊び心”に心を掴まれたのだそう。以来、アクセサリーもすべて純正にこだわりたい、とHonda愛を貫いています。
「N-VANデビューは2022年8月。バモスに乗っていた頃から、『いつかはN-VANに乗りたい!』と夢見ていました。セミボンネット型のフォルムが、大好きなアメ車に似ていて好みだったんです。そして、見た目のコンパクトさから想像のできない広々とした車内空間は、『さあ、バンライフを楽しみ尽くして!』と言わんばかり。アメリカ雑貨で車内を彩り、通勤にプライベートにと楽しんできました」



N-VAN e:への買い替えを決めた理由の一つは、ガソリン代が高い、という経済的なものでした。職場への行き来から休日のお出かけまで「移動手段は100%クルマ」というライフスタイルゆえ、自分用の1台以外に、家族・親族みんなで乗れる1台、パートナーが仕事で使う1台と計3台のクルマを持っているのだそう。そのため、トータルでかかるガソリン代がバカにならず、「電気自動車に替えれば少しはお得になるかも!?」と乗り換えを決めました。
「N-VAN e:に乗って最初に驚いたのは、走行中の静かさと出力パワーの大きさ! エンジン音がなくスーッとほぼ無音のまま進んでいく新感覚は、EVならではの面白さです。そして上り坂もぐんぐん進んでいくパワーには、電気のエネルギーって強大なんだなと改めて実感しました」

お気に入りのビルドインガレージで毎日充電器につなぎ、普段は、通勤や友人らとの外食や集まりなどへの交通手段として活用しているそう。フル充電で夏は約200km、冬は暖房に電力を使うこともあり約100km走行できるといいます。

「電気自動車に乗り換えたと言うと、バンライフ仲間からは『一充電での走行距離に制限があるから使い勝手が悪いのでは…』と言われることもあります。でも、決まった通勤場所との行き来なら、距離を気にしながら走る必要がなく、ガソリン代よりも電気代のほうが安価に抑えられています。しかも、都度給油に行く必要がないのも楽ですね」
仲間との集いに冬キャンプ…N-VAN e:の車中泊ライフ
年に数回は、会社の仲間たちと車中泊しながらの集いや車中泊キャンプを楽しむのが、カーミットさん流のN-VAN e:での遊び方。
恒例行事の一つが、先輩の家での“もつ鍋パーティー”だそうで、それぞれが自分のクルマに乗って集まり、会が終わればそれぞれ車中泊で一晩過ごすんだそうです。
「先輩の家は山の中の一軒家で、駐車スペースも十分あるので、同僚が5~6人集まってもそれぞれクルマの中で車中泊ができます。パーティーがどんなに盛り上がっても、先輩の家で寝ては迷惑をかけるからと、ちゃんと解散する礼儀正しい仲間たちなんです(笑) 。クルマに戻ればまるで自分の部屋に帰ってきたかのように落ち着けて、非日常と日常が交ざりあうような、お気に入りの時間を過ごせます」

車中泊キャンプでの御用達は、地元からも近い那須塩原のキャンプ場。年に1~2回、冬の寒い季節に同僚たちと日程を合わせて1泊2日のキャンプに行くのが、「貴重で大切な年間の一大イベント」になっています。
「それぞれ家庭があって忙しいので、全員で日程を合わせるのは大変なんですが、『来れる人で集まろう~』とゆるく、毎年続けています。家から50kmほどなのでEVでも十分、往復できる距離ですし、キャンプ場でも電源付きサイトでHonda純正の『100V充電用アダプター(AC100V/6A)』を使えば多少は充電できるので、寄り道をしたり、急なトラブルにも対応できます」
仲間の一人が大型のティピーテント(中央を1本のポールで支える構造のテント)を持っているので、そこで暖をとりながらみんなで夜まで宴会するのが恒例行事なのだとか。散々語った後は、キャンプ場で定められた就寝時間ルールに従って、それぞれが乗ってきた“車中泊仕様のクルマ”に戻っていくといいます。
N-VANのときはベッドキットを入れて車中泊をしていましたが、「車内が狭くなるので要らない」と気づき、N-VAN e:ではマットレスのみに。シートを倒せば一切の凹凸がないフルフラット空間になるため、「わざわざDIYをしてベッドの土台を作る必要がない」と話します。


「細かいところに手が届くホスピタリティの高さも、Honda車ならではですよね」と話すカーミットさんのN-VAN e:での車中泊スタイルは、マットレスを敷いて大好きなワーナー・ブラザースのアニメ「ルーニー・テューンズ」柄の寝袋に包まって眠ること。
見るからに年季の入った寝袋ですが、それもそのはず。アメ車が集まるイベントの古着屋さんで見つけた「1970年代ものの寝袋」というから、そのこだわり様に驚きます。


「眠るときは、床が完全にフラットじゃなければ気になって眠れないタイプ。そんな僕でも熟睡できるくらい、N-VAN e:の車内は快適です」
そうカーミットさんが話すのが納得なほど、N-VAN e:のフルフラットにした車内空間は広々としていました。
N-VAN e:でアウトドアを快適&上手に過ごすためのコツ
寒い冬の車中泊では「寝袋だけでは凍えちゃう」ということで、愛用しているのがダイソンのヒーター。クルマの暖房をつけると電気をたくさん消費してしまうため、キャンプサイトに設置されている電源につないで利用しているそうです。


仲間とのキャンプでは、いつもカーミットさんが料理を担当するそう。
「節電したいという意図もありますが、電気は使わず焚き火で料理するのがキャンプっぽくて好きです。冬キャンプなので鍋料理が多く、野菜や肉をがんがん食べたあとは、にんにくとしょうがをたっぷり入れたラーメンで〆めます。ちょっと辛くて体の中からポカポカしてくる料理がいいですよね」

取材時にも「ぜひ食べていってください」と、スタッフに料理を振る舞ってくれたカーミットさん。この日のメニューは、キャンプ仲間のほか家族にも大好評の「サラダナチョス」と「トルティーヤ」。牛と豚の合挽き肉と玉ねぎ、にんにくがたっぷり入った炒めものに、キャベツとチーズをトッピングし、ライムを絞っていただきます。



コストを抑えてドライブを楽しめるエコなところ、静かで快適な乗り心地、そして給油の必要がなく、自宅ガレージで完結できるのがN-VAN e:ならではの便利さと言うカーミットさん。
「普段使いと、たまに楽しむ車中泊アウトドアとの両立にはN-VAN e:にはちょうどいい」とバンライフを楽しむ姿は、電気自動車の新たな魅力に気づかせてくれます。
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文/田中 瑠子
写真/やまひらく
編集/くらしさ(TAC企画)