
デザートベージュとブラックを基調に外装、内装ともに統一されたデザインと、ものがすっきり収納されたHonda FREED CROSSTAR(以下、フリードクロスター)の車内空間。一人はもちろん、夫婦二人でもゆったり過ごせる仕様には、GAKUさんならではのこだわりがたくさん詰まっています。無駄な動線やスペースの一切ない空間をカタチにした、車中泊DIYの工夫とは――。

- GAKUさん
- 埼玉県在住。介護事業会社の経営者。フリードクロスターのカスタムの様子や車中泊動画をYouTubeチャンネル「Enjoy life!フリードスタイル」で、趣味の登山の様子は「GAKU CHANNEL」で配信中。
- YouTube:Enjoy life!フリードスタイル
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目次
見た目も大事。好みのブラックスタイルに仕上げた外装
48歳で登山を始めたことを機に、車中泊を楽しむようになったGAKUさん。当初はHondaのミニバン「シャトル」での簡易的な車中泊でしたが、夫婦二人でも快適に過ごせる車内空間を求めてフリード クロスターを購入しました。
「車中泊も楽しみたいけれど、普段の街乗りもストレスなく楽しみたい。その両立を叶える上で、そういった意味でフリード クロスターはベストな大きさでした」

GAKUさんがなぜ登山にハマり、車中泊を追求するようになったのかは前編でご紹介しています。
“顔”に一目ぼれしたのも、フリード クロスターに決めた理由の一つ。デザートベージュとブラック、シルバーの落ち着いた色合いに加え、「フロントライト内部がブラックでカッコいいところ」も惚れポイントだったと言います。

もともと、私服も登山アイテムも「気づけば全身ブラックになっている」ことが多いそう。フリード クロスターの外観も“ブラックスタイル”にカスタムし、より一層シックな印象に仕上げています。
まずカスタムを加えたのはフロントの“顔”。Honda純正アクセサリーの「フロントガーニッシュ」で、より力強く引き締まった印象になっています。

ボディーサイドには“CROSSTAR”のロゴが入った純正の「ボディサイドモール」も追加しました。


ほかにも、ドアハンドル、サイドドアミラー、リアナンバープレート周り、タンクキャップなど細部パーツまですべて黒で統一するなど、こだわり抜かれた外観になっています。


内装は、フリードカラーのベージュ、ブラック、シルバーで統一され、それ以外の色が一切入り込まないという徹底ぶり。

「車中泊を快適に過ごすにはキレイであることが大切」という思いから、乗降時に傷が付きやすいドアのサイドステップ部分には保護パーツを装着。

ブラックスタイルに合った見た目もお気に入りで、雨の日のすべり止めにもなっています。
厳選アイテムが無駄なく収納できる。秀逸なデザインの内装
一見、車中泊ができるとは思えないスリムな外観のフリード クロスター。スライドドアを開けると、中の広さとのギャップに驚きます。
食器や日用品などの細々としたアイテムはコンテナボックスに、毛布などはルーフラックにそれぞれ収納されているので、車内はものが少なくすっきり! 必要なものとそうではないものの取捨選択に、GAKUさんの迷いのなさが感じられます。

車中泊仕様にもすぐにレイアウト変更ができるというのが、“街乗りとの両立”にこだわったGAKUさん流のカスタムスタイルです。車中泊をするときには、後部座席を倒してフルフラットに。フリード専用のマットレスを敷けば、あっという間に夫婦二人でも十分寝られるスペースが完成します。


DIYで完成させた荷台を活用すれば、車外に荷物を一切出すことなく、車中泊仕様へのレイアウト変更が可能です。その秀逸な設計は、さも綿密なシミュレーションを経て作り上げたかのようですが、実際は「行き当たりばったりで、でき上がったら高さも幅もぴったりだった」と笑います。

「フリード クロスターを買った当初は、一人での車中泊がメインになるかなと思っていたんです。でも、せっかくの広さがあるから夫婦で車中泊旅を楽しみたいね、と方針転換。そうなれば、二人が足を伸ばして快適に眠れるように、電子レンジやポータブル電源を置ける荷台が必要です。急遽イレクターパイプと板で、DIY未経験から荷台づくりに挑戦しました」
就寝中に万が一にも荷台がガタついては大変です。そこで、2200Whのポータブル電源の重さにも耐えられるよう、荷台の中央にもイレクターパイプで足場を作るなど強度にはこだわり抜いたそう。


夫婦での車中泊から一人車中泊まで、変幻自在なレイアウト
「夫婦で過ごすときには、ポータブル電源と電子レンジを荷台に載せ、簡易テーブルにもなるコンテナボックスの上で食事をとります。食事は、地元のスーパーでお惣菜を買ったりコンビニご飯で済ませたりすることが多いので、電子レンジは必需品です」

車内には22インチのスマートTVも常設されているので、ご飯を食べながらやコーヒーを飲みながらの映画やドラマ鑑賞も楽しんでいるそうです。

一人で過ごすときには、L字型にコンテナボックスの外付け簡易テーブルを設置し、電子レンジはコンテナボックスの上へ。ポータブル電源もマットの上に置き、荷台をすっきりさせることで、バックドア越しの景色を眺めやすくなり、より広さを感じやすい空間に変わります。


DIYもYouTubeも、試行錯誤しながらもやり続けるワケ
最近、“完全DIY”で新たに加えたのが、運転席と後部座席を区切る「間仕切りカーテン」です。
「導入したのは、その名も『曲がるカーテンレール』という商品です。運転席・助手席に沿った形でカーテンを引けるように、グラブレールにインテリアバーを設置し、そこにカーテンレールを取り付けるというやり方で、“曲線”のカーテンレールを完成させました」


48歳から始めた登山も、動画撮影も編集も、車中泊もDIYも。すべてゼロからスタートし、やりたいことは調べ尽くして手探りの挑戦を続けてきました。YouTubeチャンネルには、「GAKUさんの真似をしたら自分にもできました!」と車中泊同志からのコメントが寄せられることも増え、「やりとり自体も楽しいし、誰かの役に立てたことが何よりもうれしい」と話します。
これから試したいカスタムを聞くと、「内装も外装も、十分満足かな」と笑顔を見せるGAKUさん。と言いつつも、既に暑い夏を迎えるにあたり、ポータブルクーラーを新規購入したそうです。前述の間仕切りカーテンも「冷房効率を高めるために必須」ということで、急遽こしらえたんだそうです。

「あとはボンネットに、HONDAかFREEDかCROSSTARか、名前を入れられたらカッコいいですね。それから、荷台にまだ少しスペースがあるので、コンパクトなカーサイドタープを入れられたら、キャンプのような新たな楽しみ方が広がるかもしれません。夏に向けては待望のポータブルクーラーを付けるので、実際どれくらい涼しくなったかを検証するYouTube動画も作らなくちゃ…。考え始めるとまだまだやることがありそうです(笑)」
これからも進化を続けそうなGAKUさんの車中泊ライフ。動画発信を楽しみに待ちつつ、次なる挑戦を追っていきたいと思います。
文/田中 瑠子
写真/やまひらく
編集/くらしさ(TAC企画)
撮影協力/&GREEN龍ケ崎