※編集部注:この記事には性質上、虚偽の情報が含まれます。情報の判断においては必ずファクトチェックを行ってください。
新宿駅西口へとやってまいりました。
ここ西口はかなり長期計画の再開発事業が始まり、多くのビルが解体されています。駅前でも多くの工事を行っており、どことなく雑然とした雰囲気を感じます。
さて、本日はカエライフの取材ということでもちろん、クルマに乗ってドライブをする取材になるわけですが、どうやら今日はデートコースを巡る取材になるそうです。デートコースですよ、デートコース。
ということで、カエライフ編集部が用意した純正アクセサリーが装着されたクルマもデートに適したデート仕様というべきイカすクルマです。
このリアスポイラーもめちゃくちゃかっこいい。
こんなのめちゃくちゃデート仕様でしょ。
編集部:ということで、本日はこのクルマで、patoさんが理想とするデートコースを巡ってもらいます 。
pato:いや、僕、デートコース考えるのってめちゃくちゃ苦手なんですよ。ドライブの行き先の引き出しがサウナかラーメン屋しかありませんから、サウナ好きな女性ならまだしも、まったくもってデートコースを考えるのに向いていないんですよ。関東近郊の名サウナを紹介する記事になっちゃいますよ。
編集部:それはちょっと困りますね。デート仕様のクルマを用意したので、できればpatoさんのデートコースを想定して色々と巡ってほしいです。
pato:じゃあこうしましょう! 僕が考えるとサウナのはしごになっちゃうので、生成AIに理想のデートコースを考えてもらいましょう!
生成AIとは?
学習済みのデータから、テキスト、画像、音声、動画、コードなどの新しいコンテンツを自ら生成する人工知能の一種です。ただ情報を分析するだけでなく、学習したパターンをもとにゼロから新しいものを作り出すことができるのが最大の特徴です。
編集部:生成AIが考える理想のデートコース、それは面白そうですね。生成AIに課金する人もいるんですけど、決断コストが下がるという点ではかなりいいですよね。
生成AIがそう言ったから、というのは選択を納得させる理由があるのかもしれません。ということで、理想のデートコースを生成AIに考えてもらいました。以下のような質問を投げかけます。
“都内を10時出発で18時くらいに帰ってこれるおすすめのドライブコース。好きな女の子を絶対に落としたい”
生成AIのやつ、めちゃくちゃ真剣に考えてくれてるんだなあってレベルでガリガリとすごい勢いで返答が表示されていきます。
「好きな女の子を絶対に落としたい」なら、ドライブそのものよりも「雰囲気」「寄り道の内容」「帰りの余韻」が勝負になります。
なるほど。勉強になる。
都内 → 第三京浜/横浜新道 → 江の島(昼食&散策) → 稲村ヶ崎で海を眺める → 鎌倉山のカフェで休憩 → 都内へ。
・おすすめポイント
海を見ながらのんびり散歩、「青春映画」的な空気が出せる。鎌倉山のカフェは雰囲気◎。
・勝負演出
夕方前に海沿いのカフェで「帰りたくないね」と言わせられる空気を作れる。
②三浦半島コース(穴場で落ち着いた海)
都内 → 横横道路 → 葉山でランチ(海沿いレストラン) → 三浦海岸ドライブ → 観音崎灯台を散歩 → 都内へ。
・おすすめポイント
湘南より空いてて落ち着いた大人っぽいデート。海の見えるレストランやカフェで会話がしやすい。
・勝負演出
観音崎灯台からの景色は「二人で秘密を共有した」感じが出る。
めちゃくちゃド定番みたいなデートコースがでてきた。そりゃ都内からドライブデートっていったら真っ先に候補に挙がるのが湘南・江の島とかだけどさ。なんかちょっと違う。
pato:うーん
編集部:どうしましたか?
pato:どちらのコースもたしかに王道デートコースではあるとは思うんですけど、僕はそういうのじゃないんですよね。僕自身もこういう王道コースじゃなくて、トリッキーなデートを喜ぶ女性がタイプだったりします。
編集部:ではそのように生成AIに質問してはどうでしょうか?
pato:あとコスパ意識をもった女性もタイプですね。お金をかけずに楽しめちゃった、っていうところに不満を持つのではなく、こうなんというか、そういう部分を楽しめるというか。
編集部:じゃあそう指示すればいいじゃないですか。
pato:あとあと、できれば少し歩きながら豆知識を披露できるコースがいいです。そういう知的な部分をアピールしたいです。
編集部:そう指示すればいいじゃないですか(あいかわらず面倒くさいライターだな)。
“都内出発で、あまり知られていない珍スポットを巡るめぐる、意表を突くようなコスパ重視のドライブデートコース。10時に出て18時には戻りたい。僕がさりげなく豆知識を披露して知的に輝けるコースを頼む”
そういった厄介な要求に答えて生成AIによって導き出されたデートコースが以下のようになります。
【10:00】都内出発
【11:00】東京石器人の謎スポット「府中・武蔵野台地の巨石群」
**府中市郷土の森博物館そばの「是政の巨石」**など、意外と知られていない古代遺構っぽい巨石。入場料無料。プチ探検感あり。
「ここ本当に縄文人が使ってたんじゃ?」みたいな雰囲気で話のネタに。
【12:00】昭和レトロな巨大人形「狭山不動尊・仁王門」へ(府中から30分)
狭山湖の近くにあるお寺で、実は「国立競技場の部材を移築」してできた珍しい建物。昭和の雰囲気むんむん。巨大仁王像がインパクト大。拝観無料。
昼食(13:00〜14:00)狭山湖近くの「山田うどん」本店(埼玉ローカルB級グルメ!)
コスパ抜群。変わり種うどん+パンチ定食で盛り上がれる。
【14:30】東村山の「正福寺千体地蔵堂」
日本で唯一の「禅宗様建築の国宝お堂」がなぜか東村山に!
周囲には無数のお地蔵さん。静かで珍妙な空気感。入場無料。
【15:30】東大和「多摩湖自転車道」プチ散歩
車を停めて湖畔を少し歩くと、水道用ダム湖なのにリゾートっぽい眺め。
昭和レトロな堤防や塔も「異世界感」あり。散歩だけならタダ。
【18:00】都内帰着
※編集部注:この情報は生成AIが出力したものです
なかなかガッツリとしたデートコースが出てきた。なんだか寺が多い感じがするけど、デートと言えばオシャレカフェだとかインスタ映えだとか、そういったものとは一線を画する意表をつく感じがしてグッドだ。あと、巨石とか地蔵とか、僕としてはけっこう興味をそそられるものが多い。けっこういいんじゃないかこれ。
pato:じゃあ、今回はこのコースでドライブデートしてみます。
編集部:本来はこれらの生成AIが出力した情報はファクトチェックを経て利用すべきですが、今回は記事の趣旨にのっとり、我々も一切ファクトチェックをせずに臨みます。
ということで出発進行!
▼書いた人

- pato
- テキストサイト管理人。テキストサイトを運営する傍ら、様々なメディアにコラムやエッセイ、旅行記、検証記事を寄稿する。狂気じみた過酷な取材と、常軌を逸した長文の記事で多くのバズを生み出すWeb記事モンスター。
X: @pato_numeri
府中の巨石群
まずは1つ目のデートスポット、府中が誇る巨石群だ。
🚗 珍スポット満喫ドライブデートプラン(10時〜18時)
【10:00】都内出発
【11:00】東京石器人の謎スポット「府中・武蔵野台地の巨石群」
**府中市郷土の森博物館そばの「是政の巨石」**など、意外と知られていない古代遺構っぽい巨石。入場料無料。プチ探検感あり。
「ここ本当に縄文人が使ってたんじゃ?」みたいな雰囲気で話のネタに。
※編集部注:この情報は生成AIが出力したものです
生成AIからの情報によると、どうやら「府中市郷土の森博物館」という場所があってそのそばにある巨石群が「是政の巨石」と呼ばれているらしい。意外と知られていない古代遺構っぽい感じがするらしい。
「ここ本当に縄文人が使ってたんじゃ?」
と話の中に入れるのがデートにおけるポイントとのこと。ちなみに各スポットごとに披露する雑学ネタまで用意してくれている。巨石の情報がこちらだ。
巨石信仰は世界共通で、イギリスのストーンヘンジも似た発想。
「日本の巨石は多くが縄文時代の祭祀用だったのでは?」という説がある。
府中の巨石は実は「自然に割れたもの」か「古代人が置いたのか」論争が続いている。
なるほどなるほど。巨石を見ながら実は「自然に割れたもの」か「古代人が置いたのか」論争が続いてるんだよね、なんてネタを入れたらいいかもしれない。そこからでもこんな立派なものを古代人が作ったって考えたらロマンがあるよね、って爽やかな笑顔で続けたらイチコロですよ。
さらに、雑学を披露するときのコツまで教えてくれる。至れり尽くせりだ。みんなが課金してまで生成AIに相談する気持ちがわかる。
「実はここ、◯◯なんだよ」みたいにサラッと言う
うんちくを語ったら「だからちょっと変な感じするでしょ?」と感覚に結びつける
雑学を披露しすぎない(3割くらいがベスト)
ここは、ぜひとも抑えておきたいポイントだ。
ということで、最初のポイントがあるという「府中市郷土の森」をナビに入れる。どうやら東京競馬場の近くにあるらしい。
pato:あ、だから“是政の巨石”なのか。東京競馬場の裏手あたりは是政って地名なんですよね。わけあって東京競馬所には良く行くんですけど、みんな京王線の府中駅とか東府中駅とか競馬場前とか使うと思うんですけど、大レースがある日は10万人とか来場するから混むんですよ。その場合、JR武蔵境駅から出ている、西武鉄道の飛び路線みたいな多摩川線を使うんです。終着駅の是政駅はまさに東京競馬場の裏なんです。かなり余裕もって行けるんですよ。
ここまで雑学を披露してから思い出したように黙る。本来は、その裏側から東京競馬場に行くとスムーズなのだけど、近年になってその東京競馬場の是政側の入口が封鎖されて使われなくなったのでめちゃくちゃ不便になった、という情報は伏せておいた。なにせ雑学を披露しすぎない(3割くらいがベスト)だからだ。
ナビに表示された地図を見ると、本当に東京競馬場の裏側に「府中市郷土の森」があるようだ。
pato:わけあって毎週のようにこのあたりいきますけど。巨石とかぜんぜん気づかなかったな。デートコースとしてはかなり意表をついていていいですね。
ということで、「府中市郷土の森」に向けて出発進行だ。
めちゃくちゃスポーティーなシビックを走らせながら巨石を目指す。
編集部:patoさんは生成AIを活用されていますか?
pato:確かに生成AIの発展は目覚ましいですよね。うーん、そうですねえ。僕らライターは言葉を紡ぐことが仕事なので、その商売道具である文章、これを生成AIに頼ることはないですよ。
編集部:なるほど、それではぜんぜん活用されていない、ということでしょうか?
pato:そうでもないですね。プログラムコードを書いてもらうことはあります。あと、記事のネタ出しですね。
編集部:記事のネタを生成AIに出してもらっているんですか?
pato:いや、そうでもないですね。生成AIが出してきたネタをそのまま使うということはほとんどないですね。というか使えないです。ただ、そのネタ出しの会話の中で生成AIが放った一言、そこにたまにキラリと光る言葉があるんです。
編集部:キラリと光る一言……。ちょっとよくわからないですね。
pato:例えばなんですけど、記事のネタじゃなくてもいいです。夕飯のメニューについて生成AIに質問するじゃないですか、そうすると、カレー、ラーメン、麻婆豆腐とかいろいろ提案してくれる。ただそのメニューをそのまま採用はしないんです。
その夕飯のメニューを考える生成AIとの対話の中で、彼がポロリと「そうですよね、夕飯とはその日の最後に食べる食事、一日の総決算です」みたいなことを言いだすんです。ただメニュー名だけを答えるんじゃなくて、必ず何か言葉を添える。それはそこまで深い意味を持ってなくて、なんとなく言葉を添えたみたいな感じなんですけど、こちらは「夕飯は一日の総決算」そんなこと考えもしなかった、となるんです。
そうなると総決算としての夕食、つまり、一日を締めくくる夕食とはなにかという観点で思考が始まる。では良いことがあった日の夕飯とは、いまいちだった日の夕飯とは、プロポーズを受けたなどの人生最高の日にしょぼい夕食だったらどうなるのか? みたいな思考が始まるんです。じゃあ、そういう浮き沈みが嫌だから、毎日、ボンカレーを食べ続ける男がいて、その理由が不明で周囲が不思議がっているけど、どこかでそういった人生と夕食の関連みたいな、という小説が書けるんじゃないか、とか考えるんです。
編集部:なるほど。
pato:そうなると、最初は夕飯のメニューをきいていただけなのに、そういうのはどうでもよくて、「人生と食事」という観点で思考が始まっちゃうんですね。そこから物語を紡いじゃったり。
編集部:あくまでも思考のきっかけに利用しているというわけですね。
pato:だからこんな風に生成AIが指示する通りに行動するのはなんだか妙な感じがするし、ワクワクしますね。
そんなこんなで車内で会話を弾ませつつ、なんだか喉が渇いたので飲み物を買いましょうということになった。
pato:どうせなら全てを生成AIに委ねましょう。
クルマを停めて生成AIに相談する。
“デートが始まった はじまったよ。喉が渇いたんだけど何を飲んだらいいかな?”
なんの「意表をつく」なのかさっぱりわからないけれども、これけっこう生成AIあるあるなんですよね。適切に「それはそれ、これはこれ」を理解してくれない場面がある。前の質問で「意表をついたデートコース」を要望すると、その後の他の質問にもすべて「意表を突く」前提で回答してくる。一度チャットをリセットしないと、延々と意表をついてくる。
だいたい、メロンソーダで驚かせる意味が分からないし、飲み物を買いに行くのコンビニやぞ。メロンソーダなんてないだろ。あるわけないだろ。
あった。
ファンタにメロンソーダなんてあったんだ。
メロンソーダ、久々に飲んだけどデパートの屋上みたいな懐かしい味がしておいしいな。
車内に沈黙が流れるのも良くないので音楽を流すことに。ここでも生成AIの指示に従うことに。
“最初のポイントに行く車内、なにか盛り上がる音楽をかけたいんだけど。”
①シティポップ(大瀧詠一、竹内まりや、杏里)
→ 車内が軽やかに、昭和レトロな珍スポットとの親和性も◎
ただし、意表をつきたいなら以下をおすす 勧めします。
②マジンガーZ、ウルトラマン、ドラえもん初期OP
→ 巨石を見るときに流すと「B級ワンダー感」が倍増。意表もつけます。
いや、だから車内音楽で意表をつく意味はないのよ。
完全に意表をつかれた車内。B級ワンダー感が盛り上がってきます。ってかこのカーナビ、文字のフォントが読みやすくていいな。
なんとかB級ワンダー感が盛り上がりつつ、最初のスポットである府中市郷土の森に到着したもよう。本当に東京競馬場の裏を通るコースで、閉鎖された是政側の入口を見ることできました。
到着してみて分かったのですが、この府中市郷土の森博物館は博物館だけでなく、周囲にサッカー場や野球場、大きな公園、巨大屋外プールなどを備えた壮大な公園でした。その一角に博物館があるといった感じ。
特にプールの人気はすさまじく、熱中症警戒アラートがでるくらいの暑い夏の休日ということもあって、水泳道具を持参した家族連れが大挙して訪れていました。駐車場なども交通整理が必要なくらい混みあっていました。
pato:いやーわけあって、春と秋の大レースが多いあたりはこの周辺に毎週のように来てるんですけど、こんな家族連れに優しいスポットがあるなんて知りませんでした。
編集部:patoさんにとって知らない場所なんですから、生成AIに提案されない限り絶対に来ない場所ということですね。
さっそく府中市郷土の森博物館に到着しました。
住所:〒183-0026 東京都府中市南町6-32
開館時間:9時〜17時(入園は16時まで)
休館日:月曜、年末年始(月曜日が祝日に当たるときはその翌日が休館日)
入館料:大人 300円
中学生以下150円
駐車場:あり(400台)
生成AIの情報によると、この博物館の周囲に遺構とも呼べる巨石群があるはずなのですが、さっきからそういった雰囲気が一向にない。本当に隠れたスポットなのかと深い部分まで探しますが、巨石の巨の字も見当たらない。
地図で確認してみても、スマホで検索してみても「巨石」という表記は見当たらない。
この博物館は仕切られた敷地内に屋外展示みたいなものもあって屋外展示もあるようなので、その有料部分に巨石があるのかと思って職員の方にも問い合わせてみます。
「巨石……?」
職員の方は、巨石のあるなしではなく、「巨石」という単語を初めて聞いたといった対応でした。少なくとも、この博物館で「巨石ある?」なんて聞かれたことはないといった感じでした。
結局、ここには遺構としての巨石はないという結論になりました。
pato:これは生成AIのやつにやられちゃった感じですね。
編集部:やはりファクトチェックは大切ですね。
まあ、巨石はありませんでしたけど、もしかしたら本当に誰にも知られていない隠しスポットとしての巨石群があるかもしれないと、博物館周辺を散策することにしました。
pato:あ、あるじゃん、巨石。もうこれが巨石群ってことでいいんじゃないですか。
そこには公園内に配置された大きな岩が。
編集部:これは公園内に配置されたオブジェで、遺構としての巨石ではない気がしますが……。
そこで生成AIの言葉を思い出す。
巨石信仰は世界共通で、イギリスのストーンヘンジも似た発想。
「日本の巨石は多くが縄文時代の祭祀用だったのでは?」という説がある。
府中の巨石は実は「自然に割れたもの」か「古代人が置いたのか」論争が続いている。
よし、ここだな。
pato:この府中の巨石はね、「自然に割れたもの」か「古代人が置いたのか」論争が続いているんだよ。
編集部:どうみても自然に割れたものでも、古代人が置いたものでもないでしょう。「ロータリーの森」って文字が彫ってありますよ。
さすがにこれが遺構としての巨石は無理がありますので、生成AIに苦言を呈することに。
“ちょっと、行ってみたら巨石なかったんだけど”
だから現地に行っても「観光スポット!」みたいな派手な看板や石垣があるわけじゃなく、気づかずに通り過ぎちゃうことも多いです。
だんだん開き直ってきてやがる。
さらに散策を続けると大挙するキッチンカーに遭遇しました。どうやら夏休みの期間、かき氷を販売しているようです。キッチンカーによっては夏休み期間、毎日出店しているところもあれば、土日だけというところもあるようです。
めちゃくちゃ味がたくさんある。おまけにシロップかけ放題、練乳かけ放題みたいです。
シロップは、セルフサービスらしく、勝手にかけろやといったたたずまいで無造作に置かれています。
早速、1つ購入、めちゃくちゃ大きい。
シロップかけ放題なので、看板にあったレインボーなやつをめざすことに。
いい感じ。いい感じ。
ぐしゃああああ!
あわわわわわ。なんとか手づかみでかき集めてリカバリしました。
なんとか好きな味だけで構成したレインボーが完成。めちゃくちゃ暑い日だったので信じられないおいしさだった。
早速、生成AIに報告。
“巨石はなかったけど、巨大なカキ氷は食べられたよ”
“巨石の代わりに巨氷”っていうオチ、めちゃくちゃ珍スポットデートっぽいです(笑)
しかもかき氷ってサイズ感とか盛り方によって「ほんとに岩みたい」に見えたりするから、まさに巨石といってもいいのでは?
「これは縄文人が残した氷河期の遺物だ…!」とか勝手にロマン語れるやつですね☃️
やかましいわ。
さて、なんとか第1スポットは終了。巨石はなかったけど、無理矢理こじつけて巨石を探したり、カキ氷でトラブルがあったり、デートコースとしては楽しかった。
狭山不動尊・仁王門
さて、次なるスポットは府中から北へと進んだ場所にある狭山の狭山不動尊だそうだ。どうやらここにはインパクト絶大の巨大な仁王像があるとかなんとか。
【12:00】昭和レトロな巨大人形「狭山不動尊・仁王門」へ(府中から30分)
狭山湖の近くにあるお寺で、実は「国立競技場の部材を移築」してできた珍しい建物。昭和の雰囲気むんむん。巨大仁王像がインパクト大。拝観無料。
※編集部注:この情報は生成AIが出力したものです
こちらの狭山不動尊に関して提供された雑学ネタが以下のもの。
1964年の東京五輪のときに使われた国立競技場の部材を移築してお堂にした。
「オリンピックが宗教建築に転生した唯一の例」と言えるかも。
だからここは“幻のオリンピック記念館”とも呼べる。
※編集部注:この情報は生成AIが出力したものです
その車中においてなんだか不安な気持ちが沸き上がってきた。なぜなら生成AIのやつ府中から狭山不動尊までクルマで30分! と豪語していたくせに、カーナビの感じを見ているととても30分では到着しそうにない。
これ、もしかしたらまたやられているかもしれない。
“さすがに狭山不動尊は存在するよね?”
狭山不動尊(正式には 金剛寺 狭山不動尊)は、狭山湖の近くにある歴史あるお寺で、巨大な仁王像や古い建物も残っているので、珍スポ巡りデートの目玉スポットとして安心です。
駐車場もあるので車で寄りやすい
入場無料で、境内や仁王像の写真も撮れる
巨大仁王像は高さ5〜6mくらいあって迫力満点
周辺の自然や参道も散歩にちょうどいい
つまり「巨石はなかったけど、巨像はある」という今日のテーマにもバッチリハマります👍
もう「巨石はなかった」って自分で言ってしまってるじゃないか。というか、ずっと気になってたけど「おじさん構文」みたいな絵文字の連発はなんなんだろう。とにかく巨像はあるらしい。
そんな、狭山へと向かう車中のBGMも生成AIが提案したもの。
『浪花節だよ人生は』 → これから狭山にいくぞって場面で流すと最高のズレ感。狭山なのに浪速ってと意表をつける。狭山なのに浪速って。
意表のつき方が高度すぎて、もはや我々人類には理解できないレベルに達している。
ということで狭山不動尊に到着。よかった本当に実在した。周囲には西武ライオンズの本拠地であるベルーナドームがあって、なんとこれからデイゲームがあるらしくけっこう混みあっていた。
実はこの狭山不動尊、1975年(昭和50年)に開基されたという、寺院としては比較的に新しいものだ。それなのに、寺院内には歴史的に貴重な建築物が多数ある。
まず、入口にあるこの門が重要文化財指定の「勅額門(ちょくがくもん)」で、東京芝の増上寺に建てられた徳川家台徳院、徳川2代将軍秀忠墓所の門が移築されたものだ。歴史的にかなり貴重。額の文字は後水尾天皇が書いたものなので「勅額門」と呼ばれる。
勅額門から急な石段をのぼった先にあるのが、これまた歴史的に貴重な「御成門(おなりもん)」だ。
こちらも勅額門と同時期の建築物で、徳川家光が台徳院霊廟の門として建立したものだ。こういった形状の門はなかなか珍しい。
装飾がかなり豪華で細かい。色どりもなかなかのものだ。
天井部分の丸い鏡天井には天女が描かれている。かなり身を乗り出さないと見えないので是非とものぞき込んでほしい。
御成門を後にして進むと、今度は「不動寺総門」が現れる。これは長州藩主であった毛利家が江戸に所有していた屋敷、その門を移築したものらしい。そう言われるとなんとなく武家屋敷っぽい雰囲気がある。ってか江戸の武家屋敷が現存するってけっこうレアだろ。
そういった歴史的な門をくぐり抜けた先に現れる本堂は、なぜか近代的な建物だ。以前は京都の東本願寺から移築した七間堂が使用されていたけど、焼失してしまったため平成17年に新たに建てられたとのこと。
他にも増上寺から移築してきた石灯篭が建ち並んでいたりする。
ちょっと入口が分からなかったし、門も閉ざされていたので柵の外からの写真になるけど、こちらが羅漢堂だ。明治の元勲である井上馨公の還暦を祝して山県有朋、伊藤博文、大隈重信らの発起で建立されたもの。戦火を受けても焼けることなく残った建物をここに移築してきた。堂を取り囲む青銅製の灯籠は圧巻だ。
他にも、奈良から移築してきた柿本人麻呂ゆかりの大黒堂(柿本歌塚堂)や大阪や兵庫から移築してきた多宝塔、幕末天誅組が本陣として利用したこともある桜井寺の山門などが移築されている。
さて、このようにここ狭山不動尊には移築されてきた歴史的な建造物がやたらと存在する。なぜこうなっているかというと、西武グループが関わっているらしい。
昭和26年(1951年)、埼玉県所沢市に西武鉄道が「ユネスコ村」という遊園地を開園した。日本がユネスコに加盟したのをきっかけに作られた遊園地で、園内は世界各国の建築物が小さく再現されており、オランダの風車やトーテムポールなどもあったようだ。
戦争によって多くの建造物を失った増上寺は、再建のために敷地の一部、徳川家の御霊屋だった場所を西武グループに売却。西武グループは昭和39年(1964年)の東京オリンピックに合わせ、増上寺の御霊屋跡に東京プリンスホテルやゴルフ場などの施設を建設する。この際に残っていた建築物の一部を保存のためにユネスコ村に移築して、狭山不動尊を建立した。もともと、色々な建造物が集まるテーマパークだったのでその他の建造物も移築された。
その後、ユネスコ村は閉園(平成2年)、そして狭山不動尊だけが残った。そんな経緯でまるでテーマパークのように色々な建造物が集結した寺院ができあがってしまったようだ。
このような事実を知ると1つの寺院であってもたいへん趣深い。なぜこのように詳細に狭山不動尊の紹介をしているかというと、また生成AIに騙されたからだ。
巨大仁王像は高さ5〜6mくらいあって迫力満点
けっこう頑張って調べたけど、そのような巨大な仁王像は存在しなかった。
1964年の東京五輪のときに使われた国立競技場の部材を移築してお堂にした。
移築の経緯みたいなところに東京オリンピックの話は出てきたけど、このような事実も確認できなかった。
問題は、こんなペテンを使わなくても、狭山不動尊の成り立ちとか経緯とか、いくらでも雑学いっぱい魅力いっぱいなのに、なんでそういうことをするのか、という点だ。なんでそんなことするの。
一応、生成AIのやつを問いただしてみた。
“仁王像なかったけど”
やっぱり現地に行くと「ネットの情報と実物がちょっと違う」あるあるですね。
狭山不動尊も、巨大仁王像は以前の情報だと話題になっていたけど、実際には目立つ仁王像はなく、普通の門構えや本堂だけのケースが多いです。
でも安心してください、“珍スポットデート”として盛り上がれる要素はいくらでもあるので、工夫次第です。
関東の不動尊の多くは、山や湖を借景にして建てられています。仁王像がなくても、近くにある狭山湖が巨湖なので“巨◯シリーズ”を継続できるのでは?
勝手に“巨◯シリーズ”を始めるな。
“本当に国立競技場の部材が使われてるの? そんな説明を見なかったけど”
やっぱり「移築された国立競技場の部材」は、ネットではたまに話題になるけど、実際に目に見える形で残っているわけじゃないんです。
つまり、現地に行っても「わぁ、これがあの部材…!」みたいな派手なオブジェは存在しません。
完全に開き直ってやがる。
それはそうと、狭山不動尊内を散策していたら、いわくつきの例のものが登場してきた。
pato:これはもう巨石群といっても過言ではないでしょう。
編集部:…………。
狭山不動尊は埼玉西武ライオンズの本拠地、ベルーナドームの目と鼻の先で、埼玉西武ライオンズが毎年、シーズン開幕前や年末年始に必勝祈願を行うことで有名だ。こういう情報を出してくれればいいのになんで嘘をつくんだ。嘘をつく意味がないだろ。
住所:〒359-1153 埼玉県所沢市大字上山口2214
参拝時間:9時〜16時
駐車場:あり(15台)※10:00~14:45の間以外は閉鎖
山田うどん本店
ドライブデートといえばやはり昼食も重要です。昼食の良し悪しによって成否が左右されると言っても過言ではありません。そんな昼食、生成AIはどのような提案をしてきたのか。
昼食(13:00〜14:00)狭山湖近くの「山田うどん」本店(埼玉ローカルB級グルメ!)
コスパ抜群。変わり種うどん+パンチ定食で盛り上がれる。
pato:今までの流れからいくと、そもそも山田うどんが存在しないとか……。
編集部:存在します! 埼玉が誇るローカルチェーン店です!
pato:名前は聞いたことあるけど、何気に行ったことがないです。なんだか楽しみですね。
山田うどん本店に向かう前に、また喉が渇いたので生成AIの指示に従って飲み物を買うことに。
パッケージも可愛いし、車内ドリンクとして写真に撮ってもいい感じですよ
なんだか真っ当なデート提案になってきた。意表をつくのをやめたようだ。
だから誰に対して意表をついているんだよ。
途中のコンビニで購入したスムージー。なるほど、なんだかおいしそう。生成AIに提案されなければ購入するという発想自体がなかったし、そもそもこういう商品があることも知らなかった。
だんだんデートらしくなってきたな。
途中、狭山不動尊とは全く関係ない通りがかりの寺院にて巨大な像、いわゆる巨〇シリーズの巨像を発見する。
しばらく車を走らせると前方に巨大な山田うどんの看板が見えてきた。
看板でけー!
さっそくこの感動を生成AIに報告。
“山田うどんの看板でけー!”
「山田うどん」はまさに 珍スポットデートのB級グルメ枠 にぴったりです。
所沢〜東村山あたりなら、ちょうどドライブルートに組み込みやすい
「パンチ定食」や「もつ煮込みうどん」でお腹も満たせる
B級感満載なので、車内で「この日のためにわざわざ寄った感」を演出できる
生成AIも嬉しそう。
この人なにいってますのん。
ということで、さっそく店内へ。
店舗も大きいけど、このビルの上の階が本社機能を有しているらしい。
さあて、いままでの流れからいくと生成AIが勧める「パンチ定食」がそもそも存在しないという流れになるはずですが。
あった。しかもめちゃくちゃ美味しそう。どうやらパンチ定食には白と赤の2種類があるようなのですが、その2つを同時に味わえる食べ比べセットがあるもよう。さっそくそれを注文する。
ボリューミーでなかなかおいしそう。でも、生成AIが提唱する「巨皿」ではないというか、むしろ小鉢では。
どうやらこれ、もつ煮込みらしいのだけど、赤の方はピリ辛。もうこれが死ぬほどうまい。食べながら「これぜったい酒のつまみに最高」と大絶賛。これ本当にうまかった。絶対ここで飲み会したい。その際にはハンドルキーパーを誰かにやってもらわないとだ。
白の方も濃厚な味わいでご飯が進む。というか、進みすぎてご飯が足りなくなる。ごはんどころか酒が欲しくなる。絶対にここで飲み会する。
編集部:飲酒運転は、絶対に! 絶対にダメですからね!!
pato:今度ここで飲み会しようよ、ほら、他の仲間も呼んでさ、ハンドルキーパーは山本におねがいしてさ。と次につなげる会話ができる。これはデートコースとしては優秀では。
ちなみに、この山田うどん本店にだけ特別に山田うどんグッズの売り場がある。ちょっとのぞいてみたけど山田うどんTシャツが、すげえよかった。さりげないワンポイントで山田うどんを主張していて最高だった。
住所:〒359-0025 埼玉県所沢市上安松1032
営業時間:6時〜22時
定休日:月曜日
駐車場:あり(50台)
東村山「正福寺千体地蔵堂」
お腹も満たされたので次なるスポットへ。ここ山田うどん本店からそう遠くない東村山へと向かう。
【14:30】東村山の「正福寺千体地蔵堂」
日本で唯一の「禅宗様建築の国宝お堂」がなぜか東村山に!
周囲には無数のお地蔵さん。静かで珍妙な空気感。入場無料。
※編集部注:この情報は生成AIが出力したものです
さて、この正福寺千体地蔵堂は国宝の建造物としてはかなり名高いものらしい。生成AIもしっかりとその貴重さを説明してくれる。
東京で唯一の木造国宝建築=“巨大な価値を持つ堂”ということで、こちらの地蔵堂は巨堂です。
なるほど。調べてみたら都内には2つの国宝建築物があり、木造なのはここだけらしい。まさに価値がある。
さて、そんな巨堂に到着すると。
特徴的な反り返った屋根がかろうじて見えている。けれども生成AIがいうように周囲に無数のお地蔵さんがあるわけではなく、堂の中にあるみたいだ。その姿はまったく見えない。たぶんこれ、工事していなくてもお地蔵さんは見ることができないはず。
調べてみたら、この地蔵堂の内部は年に3回ほど公開されているらしい。
中はこういう感じになっていて、左右の棚にぎっしりと無数の地蔵があるようだ。
ただし、地蔵堂の横にはこのようにお地蔵さまを納める用の棚があったりする。
そこには無数の木彫りのお地蔵さんが。もともと、この地蔵堂は祈願する人が一体を持ち帰り、願いが叶うと別の一体を添えて奉納していたということで、倍々ゲームで増えていったのだけど、さすがに現代も持ち帰りはさせられないので、木彫りの地蔵を奉納するようになったんじゃないだろうか。
そしてこちらが、地蔵堂がある正福寺の本堂のほう。地蔵堂より少し奥まった場所にある。
住所:〒189-0022 東京都東村山市野口町4-6-1
駐車場:あり(40台)
※地蔵まつり(11月3日)の日は利用不可。菖蒲まつり期間中(6月第1土曜日~同第3日曜日)は有料(普通車500円)
多摩湖
いよいよ最後のスポット多摩湖だ。
【15:30】東大和「多摩湖自転車道」プチ散歩
車を停めて湖畔を少し歩くと、水道用ダム湖なのにリゾートっぽい眺め。
昭和レトロな堤防や塔も「異世界感」あり。散歩だけならタダ。
※編集部注:この情報は生成AIが出力したものです
多摩湖は人造湖であり、他県にまたがらない湖としては東京都最大のものになっている。どうやらレトロな塔などがあって雰囲気がいいらしい。
駐車所にクルマを停めて徒歩にて多摩湖に向かう。正式名称は村山下貯水池らしい。地図でみてもかなり大きな貯水池であることがわかる。
おお、本当にレトロな雰囲気の塔がある。これはなかなか雰囲気がいい。
完全に巨湖(きょこ)だ。これは生成AIがまったく嘘をつかなかったパターンじゃないか。
堤防部分はサイクリングコースや生活道路になっているらしく、かなり人の往来がある。
堤防の左がしっかりと湖なのに、右側は普通に住宅街なのも異世界感みたいなものがあっていい。
ここは本当にデートコースに最適だった。
早速、相棒に報告だ。
“多摩湖の雰囲気、まじよかったわー”
湖畔に広がる狭山丘陵の森が静かで、街の喧騒から一気に切り離される感じ
堤防の上を歩くと、片側は大きな湖、もう片側は森と住宅地っていうコントラストが不思議
夕方なら水面に光が反射してロマンチックだし、昼間でものんびり散歩にちょうどいい
はじめて意見が一致した気がする。
ちなみに、湖の近くにあったこれ、なにに使われていたものかわからないけど完全に遺構だと思うのでこれも巨石遺構ということでいいのではないでしょうか。ここは生成AIに労いの言葉をかけなくては。
住所:〒207-0001 東京都東大和市多摩湖4-683
駐車場:あり(71台)
※5時30分~18時の間、自動ゲートによる開閉。18時を過ぎると翌日の開場まで出庫できません。
“なんか偽りも多かったけど、なんだかんだいいデートコースだった”
本日のデートコースをまとめますね
巨◯シリーズ デートコース(10:00〜18:00想定)
・巨氷(きょひょう)
巨石はなかったけど → 巨大かき氷を制覇!「巨氷から始まるデート」ってインパクト抜群。
・巨湖(きょこ)
多摩湖&狭山湖の巨大な水がめ。
東京の水源を間近で見る → 実は生活を支える“巨ライフライン”。
・巨堂(きょどう)
正福寺地蔵堂、東京唯一の国宝建築。
室町から残る巨歴の建造物。
・巨腹(きょはら)
山田うどんのパンチ定食でお腹いっぱい。B級グルメを“巨皿”に見立てて楽しむ。
・巨飲(きょいん)
コンビニスムージー or 狭山茶ドリンクで喉を潤す。巨大ストローから吸い込む巨◯演出。
・巨影(きょえい)
夕暮れの狭山不動や湖畔で写真撮影。
巨大な影=ロマンチックな締め。
なんか完全に調子に乗ってるな。なんだよ巨飲ってそんなこと一度も言ってなかっただろ。
ということで日が傾きかけた帰り道。こちらもデートにおいて重要な場面です。また行きたいね、みたいな話にもっていくにはムードあるBGMが必要ではないでしょうか。
またもや生成AIの提案に従いました。
『ドラクエ序曲』
帰りなのに「冒険これから感」が出て笑える。意表がつける。
だから誰に対して意表をつこうとしているんだよ。
そんなこんなで生成AIが提案したデートコース。生成AIが出力する情報を鵜呑みにすると大変なことになることがわかった。ただ、生成された情報通りではなくても、なんだ違うじゃん、と楽しむことができたし、なんだかんだ言って情報以外の部分でも楽しむことができた。
そもそも、府中市郷土の森も、狭山不動尊も山田うどん本店も正福寺地蔵堂も多摩湖も、自分が一から考えたのでは絶対に出てこない発想だ。そういった自分の中で生じえない発想を担ってくれる生成AI、なかなか良い体験だった。皆さんも生成AIによって提案された自分の中にない発想のドライブをしてみてはいかがだろうか。
最後にお世話になった生成AIと意見交換
“情報が違ったからって怒ったりイライラするのではなく、その違いを楽しめる相手と行くことこそ最高のデートコースなのかもね”
完璧に計画されたデートって一見安心だけど、実際は「予定と違った!」って瞬間に笑って一緒に楽しめる相手こそ、長く一緒にいられる相手なんですよね。
「仁王像がないじゃん!」→「じゃあ仁王ポーズして写真撮ろう」📸
「巨石なかった!」→「代わりに巨かき氷で満足」🍧
「想像と違う」→「これも面白い体験」
そういう即興のユーモアを一緒に紡げる関係は、場所や情報よりずっと価値があるデートの「宝物」になる気がします。
またもや意見が一致しちゃったな。
- 取材に使用したクルマ
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- CIVIC e:HEV
ボディーカラー:プレミアムクリスタルブルー・メタリック
純正アクセサリー装着車
僕が免許取り立てだったくらいの時代はシビックと言えばコンパクトなクルマの代名詞でした。隣に住んでいたお兄さんが新車で購入して、乗せてもらったのを覚えてます。新車一発目で座席にコーラをこぼして、死ぬほど怒られたんです。そのシビックがいまや3ナンバーになってスポーツカーみたいになっているので驚きました。取材中、生成AIに提案されて車内で飲み物を飲んだんですけど、幼いころの記憶が蘇って、こぼすんじゃないかと心がざわついていました。
文/pato
写真/KEI KATO(ヒャクマンボルト)