子連れデイキャンプのススメ!持ち物、過ごし方を紹介!

子連れデイキャンプイメージ

子どもの能力を伸ばすために何をしたらいいの? と悩むパパ、ママは多いはず。知育教室などに通って早期教育をするのも悪くはないけれど……実は、自然の中には子どもたちを成長させる刺激がいっぱいです!

自然の中でのびのび遊ぶのなら、やっぱりキャンプがオススメ。「行ってみたいけど子連れだとハードルが高い」と悩んでいる初心者の方に、私、ファミリーキャンプ歴5年のライター・内舘 綾子が、子連れキャンプのポイントをご紹介します。

今回は、ファミリーにぴったりのステップワゴンに乗って、オートキャンプ場で娘と一緒にデイキャンプを楽しんできました!

 

目次

 

■プロフィール

キャンプライター内舘綾子さん
内舘 綾子さん
ファミリーキャンプ歴5年。Instagramをきっかけにキャンプメディアのライターをはじめる。現在1歳と5歳の2児の母。
@ayak0uchi(Instagram)

 

内舘さんの娘さん
娘ちゃん
きゃりーぱみゅぱみゅが大好きな5歳。先日、はじめてライブに行ったのだとか。クルマの中でも素敵な歌声を聞かせてくれました!

 

自然の中でのびのびと遊ばせることが子どもの能力を伸ばす

河原で遊ぶ様子

最近、お子さんと一緒に外遊びをしましたか? 自然と触れ合うことでさまざまな刺激を受け、のびのびと遊ぶことで身体能力を伸ばすと言われる「外遊び」は、今、幼児教育の面からも注目されています。

自然は最高の遊び場であり発育の場。普段、なかなか自然に触れる機会がないというのであれば、自然の中で思いっきり遊べるキャンプに出かけてみませんか? たった1日、アウトドアやキャンプを経験しただけでも、子どもは大きく成長します。

総合アウトドアメーカーのスノーピークも初心者向けのガイドブックを発売し、「キャンプで子育て」というライフタイルを提案するなど、自然の中で子育てをするという考え方は定着しつつあります。

泊まりがけのキャンプはハードルが高いと思う方は、まずは「デイキャンプ」からはじめてみませんか?

 

5歳の娘とデイキャンプへ行ってきました!

ステップワゴンを入れたキャンプ全景

週末は家族4人でキャンプへ行くことが多い我が家ですが、今回は娘と2人なので、気軽に楽しめるデイキャンプへ。持ち物やアクティビティーなど、1日の様子をご紹介します!

 

行き先は「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ」

ケニーズ・ファミリー・ビレッジ入口

都心から約1時間、埼玉県飯能市にある「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ」は、緑豊かな山と、透明度の高い川が魅力的で、大自然を存分に味わえるオートキャンプ場。キャンプやバーベキューはもちろん、さまざまな遊具やマス釣りが体験できるなど、子連れファミリーにぴったり! さらにハロウィンやクリスマスなどのイベントが盛りだくさんで、子どもも大人も笑顔になれる楽しいキャンプ場です。

 

キャンプ場選びのポイント

子どもを連れてキャンプ場へ行く際に、チェックしているポイントは次の2点です。

【見通しがよく、子どもが遊べる十分なスペースや遊具がある】

遊びに夢中になり、気づいたら子どもたちが遠くへ行ってしまっていた……。なんてことのないように、常にお互いの位置が確認できる見通しの良いキャンプ場がオススメです。さらに遊具などがあると、体をたくさん動かすことができるので楽しく過ごせます。

【ファミリー向けに特化した、オートキャンプ場】

売店で子どもに必要なオムツや虫除けグッズが売っていたり、レンタル品が充実していたりなど、ファミリー向けのキャンプ場も増えてきています。周りも子連れだと、マナーや就寝時間などが共通しているため、守ってくれる人が多いので安心です。また、クルマを横付けできるオートキャンプ場だと、設営撤収がラクに進められます。

 

デイキャンプに備えておきたい持ち物

デイキャンプの持ち物

①レジャーシート
②ハンモック
③キッチンバスケット(食器類)
④クーラーバッグ(食材・飲み物)
⑤チェア×2
⑥ワンタッチテント
⑦テーブル×2
⑧子どもの着替え
⑨救急セット

まずは、子連れデイキャンプに備えておきたい持ち物について詳しく紹介していきます。今回は親子2人で日帰りなので、荷物は泊りがけのキャンプよりも少なめです。

 

荷室に積んだ様子

荷室に積むとこのような感じ。キャンプ場によってはコンビニやスーパーが近くにないところもあります。なるべく忘れ物は避けたいですよね。万が一のことを想定して持ち物を揃えていくのがポイントです。

 

子どもの着替えは多めに

子どもの着替えの説明カット

撮影:筆者

子どもの洋服類は多めに持っていくと安心。キャンプ場へ着く前にクルマ酔いで汚してしまったり、トイレが間に合わず漏らしてしまったり、気づいたら汗だくでビショビショ! なんてことも。万が一に備えて2〜3着あると良いです。

意外と忘れがちなのが「靴」。川に入って濡れたり、急に壊れたりなど予想外なことも起こりえます。替えの靴、サンダル、レインシューズなどを持っておくといいでしょう。

 

保険証や救急セット

保険証や救急セットの説明カット

撮影:筆者

保険証や救急セットは必ず持って行きましょう。家族みんながわかりやすいように1つのボックスにまとめて共有しておくと、いざというときに安心。キャンプ場近くの病院なども事前に調べておくと、何かあったときにスムーズです。

 

季節に合わせた対策グッズ

防寒のための焚き火イメージ

撮影:筆者

秋冬は風が冷たく、寒空の日も。せっかく楽しんで帰ったのに、翌日風邪をひいては大変です。焚き火や毛布など、防寒対策をしておきましょう。

反対に夏場は扇風機や保冷グッズで暑さ対策を。蚊取り線香やスプレーなどで虫除け対策も万全にしておきましょう。

 

子連れデイキャンプの1日の過ごし方

キャンプ場に到着した様子

さて、いよいよキャンプ場に到着です! 娘はクルマから飛び出すなり「気持ちいい〜!」とテンション高めな様子。さぁ、まずは何からはじめましょうか。母と娘のデイキャンプの様子におつきあいください。

 

くつろぎ空間を作ろう!

タープを設営する様子

サイトの場所が決まったら、まずは日除けになるタープを設営。これさえあれば急な雨が降り出しても安心です。クルマに取り付けられるサイドタープなら、ポールも2本で済むので簡単に設営できます。

設営中はケガをしないように、子どもにも軍手をつけさせます。娘は一度経験して楽しかったようで、その後も率先してお手伝いをしてくれるようになりました。

 

ワンタッチテントを設置した様子

テントがあるとキャンプ気分がさらに高まります。でも、設営に時間をとられるのももったいないので、広げるだけであっという間に完成するワンタッチテントがオススメです。タープとは違いプライベート空間が作れるので、よりリラックスできて快適に過ごせます。

 

キャンプ場内を散策!

遊びの広場のブランコで遊ぶ

設営が完了して一息ついたので、キャンプ場内をぐるりと散策してみました。ケニーズ・ファミリー・ビレッジには遊具が充実している「遊びの広場」というスペースがあります。子どもはもちろん、大人も童心に返って思いきり遊べちゃいますよ!

利用する際は必ず保護者がつき添い、お子様から目を離さないように注意しましょう。

 

マス釣りを楽しむ親子

広場の横にマス釣り場があったので早速チャレンジ。この日は調子が良く、15分ほどで4匹も釣ることができました! 娘は目の前でピチピチと動く魚に少々おののきながらも、釣れたことへの満足感は大きかった様子。

 

釣れた魚と記念撮影

 

塩焼きにした魚を食べる

釣れた魚はその場で串打ちしてくれるので、塩焼きにしていただきました! 自分で釣った魚を食べるという経験は食育にも繋がるとともに、命を学ぶ貴重な経験にもなります。

 

キャンプ飯を作って食べよう!

ミニバーガー作りに挑戦!

たくさん遊んだあとは、お楽しみのキャンプ飯! 日帰りだからと簡単に済ませられるメニューでもいいですし、手間暇かけてじっくりと料理の工程を親子で楽しむのもいいですよね。

今回は親子で作って楽しめるミニバーガーに挑戦! とても簡単なので、みなさんもぜひ作ってみてください。

 

親子で作るミニバーガーの作り方

キャンプ場での作業を簡単に済ませるために、材料は事前に自宅で準備してから持っていきます。今回もパン生地は混ぜてフリーザーバッグに入れて、食材もカット。子連れでバタバタしていても、キャンプ場であわてることなくスムーズに調理できます。

 

ミニバーガーの材料

〜材料〜
パン生地(ホットケーキミックス・卵・牛乳)、ウインナー、トマト、チェダーチーズ、レタス、ごま、ピック(※具材はお好みで)

 

おつまみクッカーでバンズを焼く

〜作り方〜
①コールマンのおつまみクッカーにゴマを入れる
②上からパン生地をおつまみクッカーの穴の1/3まで流し込み、表面がプツプツしてきたらひっくり返し、少し焼いてから取り出す→上バンズ完成
③生地を1/3流し込み、表面がプツプツしてきたらひっくり返し、少し焼いてから取り出す→下バンズ完成
④カットしたウィンナーを焼く
⑤好きな順番でバンズ、レタス、チーズ、トマト、ウインナーを重ねてピックで刺して完成

※ホットケーキミックスは膨らみやすいので、あまり入れすぎないのがポイント。

 

ミニバーガーの完成カット

一口サイズの可愛いミニバーガーが完成しました!今回は娘の大好きなウインナーを挟みましたが、ベーコンやエビなどお好きな具材でももちろんOK。

 

アウトドアでランチを楽しむ様子

 

食後はゆっくりくつろごう!

ハンモックでくつろぐ娘ちゃん

ごはんを食べ終わったあとは、のんびりゆったり過ごします。この時にオススメなのが「ハンモック」。自立式タイプなら場所を問わず、どこでも心地良い癒し空間を楽しむことができます。

ちなみにハンモックにはリラックス効果の他に、バランス感覚や集中力が向上するなど、子どもの成長や知育に好影響を与えると言われているんです!

 

片づけも親子一緒に楽しんで!

一緒に片づけをする様子

「片づけたくない! 帰りたくない!」と駄々をこねはじめることもしばしば……。そんなときは「一緒にやってみようか」と優しく誘ってみたり、「どっちが早く椅子をたためるか」などゲーム感覚ではじめたりすると楽しんで片づけてくれます。

帰りがけに自然と子どもの口から「またここ来ようね! キャンプしようね!」なんて言葉が聞けたときには、「一緒に来れてよかったな」と改めて実感します。

 

デイキャンプが楽しめたら、お泊まりキャンプデビューを!

家族でお泊りキャンプをしたときの様子

デイキャンプに慣れて外遊びが楽しめるようになったら、ぜひお泊まりキャンプデビューを! 「何から準備をしたらいいのかわからない」という方のために、最近ではテントや焚き火台など、一通りのギアをレンタルできるキャンプ場が増えています。便利なサービスを利用しつつ、実際に体験してから、家族にとってベストなアイテムを見つけていくのもオススメですよ。

ちなみに、今回訪れたケニーズ・ファミリー・ビレッジでも、もちろんお泊りキャンプが可能です。レンタル品・販売品が充実している上に食材販売(要予約)もあるので、手ぶらでキャンプ・バーベキューが楽しめます。日本オートキャンプ協会公認インストラクターも在籍しているので、キャンプが初めての方も安心です。

 

ファミリーキャンプにオススメな「ステップワゴン」

ステップワゴンに乗る親子

今回は2人だけのドライブでしたが、車内の広々とした空間が魅力のステップワゴンは、ファミリー層に特にオススメ! ミニバンなのに小回りもきいて、走り出しもスムーズ。7人乗りなので大勢でのお出かけもOKです。

 

ステップワゴンの車内

ステップ高が低めで小さい子どもでも乗り降りしやすく、抱っこをしながらでもラクラク。シートアレンジも自在なので、車中泊など、シーンに合わせてカスタムすることも可能です。

 

キャンプや子連れにとても便利な「わくわくゲート」

わくわくゲートから降りる様子

ネーミング通り、娘も思わずジャンプしちゃうほど機能的で嬉しい「わくわくゲート」。ベビーカーや荷物の積み降ろしに便利で、3列目シートからの乗り降りも楽チンです。

 

ハンズフリースライドドア機能が便利!

ハンズフリースライドドア使用例

さらに! もうひとつ便利な機能があるんです!

子どもを抱っこしながら、たくさんの荷物を持ちながらなど、両手がふさがっている場合でも、助手席の下にあるセンサーに足をかざすだけでスライドドアを開け閉めできる「ハンズフリースライドドア」が便利です。ドアも静かに閉まるので、寝ている子どもを起こすことなく、スムーズに乗せられました!

 

キャンプでの経験が子どもを成長させてくれた

デイキャンプを楽しむ親子

生後10ヵ月からキャンプに親しんでいる娘。5歳になった現在、はじめてのお友達とはすぐに打ち解け、自分の荷物は自分でパッキングできるようになりました。社交性や責任感の強さなど、キャンプでの経験が娘の成長に大きく影響しているのかなと感じています。

 

デイキャンプを楽しむ親子

みなさんもぜひ、気軽にはじめられるデイキャンプに行ってみませんか? 子どもの新たな一面を知り、大きく成長した姿を感じることができますよ!

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文/内舘 綾子
撮影/岩田 えり

撮影協力/ケニーズ・ファミリー・ビレッジ/オートキャンプ場