「カエライフ」では日常に彩りをプラスするちょっと変わったドライブプランを紹介しています。
今回は“朝ごはんドライブ”を決行!おいしい朝ごはんを食べるためにちょっぴり早起きしてクルマを走らせます。
わくわくする出会いを求めて、さあ、出発です!
鎌倉の「ヨリドコロ」でいただく朝ご飯メニュー
「おいしい朝ごはんを食べたい!」が今回のドライブミッション。日本人としては朝ごはんと聞くとやはり和食に心が傾きます。
そんな思いを胸に今回訪れたのは、神奈川県鎌倉市稲村ケ崎にあるご飯屋さん「ヨリドコロ」。
ヨリドコロの魅力は、朝ごはんの定食メニューが用意されていることと営業時間。朝ごはんは7:00~9:00、昼ごはん&カフェは11:00~18:00と、しっかりと朝ごはんの時間が設けられています。
朝ごはんのメニューはあじ干物定食、さば干物定食の他、卵かけごはん定食がスタンバイ。またこだわり卵、納豆などはオプションで選ぶことができます。
焼き魚・お味噌汁とごはん・箸休めのお漬物・・・和食の朝ごはんと聞いてぱっと浮かぶ基本定食がメニューに揃っています。
- 【shop data】
- 住所:〒248-0024 神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1-12-16
営業時間:7:00 –9:00(朝ごはんメニューは先着50名様)、11:00-18:00 不定休 - アクセス:江ノ島電鉄「稲村ケ崎駅」から徒歩2分、駅のすぐ隣にコインパーキングあり(15台)
- 朝ごはんのメニュー:
- 卵かけごはん定食:500円
- あじ干物定食:650円
さば(半分)干物定食:650円
ASA:980円
+こだわり卵:180円
+厳選しらす:160円
+納豆:100円
+味付のり:50円
+おいしい梅干し:150円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。
場所を決めたらあとは早起きしてマイカーに乗り込むだけ。さっそく女友達を誘って出発。朝の早い時間帯にクルマを走らせるのは気分爽快。いつもの街の風景も新鮮に見えて心も軽やかになってきます。
ヨリドコロへのアクセス:海が見える駐車場から3分
東京からクルマを走らせること約1時間。
国道134号線沿い、海が見渡せる神奈川県道路公社稲村が崎駐車場にクルマを停めて、そこから歩いて3分。目的のご飯屋さん「ヨリドコロ」へ到着。なんと目の前を江ノ電が走る場所に建っていました。
江ノ電を見ながらいただくふわふわの絶品卵かけごはん
今回、実際にいただいた朝ごはんメニューは、
- あじ干物定食
- さば(半分)干物定食
- こだわり卵
最初に運ばれてきたのはこだわり卵。卵を割って、黄身と白身を分けて、一緒に添えられてきた泡立て器で白身がふわふわになるまで泡立てるのがヨリドコロ流。
ちょうど白身がふわふわのメレンゲになったところで、注文した定食も運ばれてきました。まず、ごはんにふわふわのメレンゲを、さらにその上に黄身を乗せたら、ヨリドコロ流、卵かけごはんの完成!
朝ごはんの主役は、全国各地から厳選した旬な干物
出汁がしっかりと効いたお味噌汁を一口飲んだら、干物に箸を伸ばします。20分ほどかけてじっくりと焼いた魚は肉厚で脂がのり、ジューシー。「おいしいー!」と思わず、声が出ます。
それもそのはずで、全国各地から厳選した旬の干物をスタッフが目利き。2018年には「鎌倉市農協連卸即売所」で、干物テイクアウト専門店「ヨリドコロ市場店」もオープンしました。
時間に追われ、ちゃんとした朝ごはんを食べない昨今、こんなにもこだわった朝ごはんを目の前を走る江ノ電を眺めながらいただく。心身ともに幸せな気持ちが広がっていきます。
少し早起きして、クルマで約1時間のドライブを決行しただけで、いつもの朝ごはんが、おいしさもともなって、非日常の旅ごはんへと変わります。
安国論寺で抹茶をいただく―お寺で和のティータイム
次に訪れたのは、安国論寺。
せっかく早起きして鎌倉まで来たのだから、寄り道をしないのはもったいない。どこへ行こうか調べていると近くに抹茶をいただけるお寺があるという情報を発見。
和食で朝を迎えてティータイムも和だなんて、日本人ならではの優雅な休日のようで心惹かれます。さっそく抹茶を求めて安国論寺へ。こんな立ち寄りも自由自在なのがクルマのいいところ。
神奈川県道路公社稲村が崎駐車場からクルマで走ること約15分。
安国論寺近くのコインパーキングにクルマを停めて徒歩で向かいました。歩くこと5分で到着。
安国論寺は建長5年(1253年)に創建されたお寺で、鎌倉時代初期は北条時政の屋敷・浜御所があった場所。山門をくぐると、すぐ左手に拝観料を払うボックスと、お目当ての抹茶をいただける札所があります。
心穏やかに抹茶をいただきます。朝からゆったりティータイムなんて、朝食から旅を始めたからこその贅沢な時間の使い方です。
見どころの多い境内、四季を通じた花々
安国論寺の境内は、急な階段を上がった先に平和の鐘があったり、また違う階段を上ると富士見台という見晴台があったりと見どころが多いのもポイント。
当日は、残念ながらウメが咲き終わった後だったので花を楽しむことはできませんでしたが、
- 春:ソメイヨシノ、フジ
- 夏:アジサイ、サルスベリ
- 秋:ヒガンバナ、イチョウ、モミジ
- 冬:サザンカ、ウメ
と一年を通じてさまざまな花や木々を愛でることができます。
- 【shop data】
安国論寺(あんこくろんじ)
- 住所:神奈川県鎌倉市大町4-4-18
営業時間:9:00 – 17:00 月曜休み
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。
おすすめ立ち寄りスポットー稲村ケ崎温泉
最後に訪れた場所は稲村ケ崎温泉。
じつは最初にクルマを停めた駐車場のすぐ隣にあったのが日帰りで利用できる稲村ケ崎温泉。この温泉は、朝は海が一望でき、夜は江の島の夜景を楽しみながら温泉に入ることができます。
また全席オーシャンビューのレストランMAINも併設されているので、食事も楽しむことも。入浴料は1,500円、レンタルタオルセット500円の用意も。駐車場は2時間無料。湘南ドライブを楽しんだ後の立ち寄りスポットとしておすすめです。
- 【shop data】
- 住所:神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1-16-13
営業時間:9:00 – 21:00(最終受付20:00)
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。
まとめ
当初の目的、朝ごはんを食べることを目的としたドライブミッションは無事に達成!
以前なら「ドライブに行こう!」と思うと、行く前からあれやこれやと目的地を探したり、どうせ行くなら遠くに行こうと考えたりで、気軽にクルマで出かける場所が思い浮かびませんでした。
でも今回、朝ごはんを食べる目的でクルマを走らせてみたら、ごく日常の「朝ごはん」の時間が、何倍もおいしく、楽しい時間になりました。1つの目的が達成できると、あとは余った時間で寄り道も自由自在。これもクルマがあればこその楽しみ方。クルマで出かけると、日常が非日常に変わります。改めてクルマの魅力を発見した気分になりました。
それにちょっぴり早起きしてクルマと出かけると、旅気分が味わえるだけでなく、一日がとても有意義に使えます。充実した一日が過ごせると、心も満たされて元気になるから不思議。
さてさて、次回は“クルマ”でどこに行こう。どんな発見と、心に滋養が得られるのか、次のドライブの目的を探すのも楽しい時間です。
文/鈴木 珠美
写真/小林 克好
撮影車両:FIT Modulo style