皆さん、「車中泊」やってみたことありますか? 「最近よく耳にするけどやったことない」という人もいるかと思います。今回は、SUVのHonda ヴェゼルに乗って、車中泊を体験してみました。
ヴェゼルは大柄なミニバンとは違ってどちらかといえばコンパクトなサイズ。車中泊が大得意というクルマではありません。「実際やってみるとどうなの?」という疑問を、スキー場に「ヴェゼル ハイブリッド Modulo X Honda SENSING」を持ち込んでチェックしてみました。冬場の車中泊というちょっと厳しい環境で、さてどうなりますでしょうか。
ヴェゼルで車中泊するやり方の詳細はこちら↓↓
スノースポーツに最適なヴェゼル Modulo X 4WD登場
今回はスノースポーツ大好きなモデル「岩田美音(みおん)」さんがドライブしてくれます。
ヴェゼルを前にして、美音さんもテンションが上がり気味。「スポーティでオシャレ! 近くで見ると意外とコンパクトですね。このサイズなら運転もしやすそう」とかなりの好印象。美音さんはクルマで前のりする経験はあるそうですが、本格的に横になって寝る車中泊は初体験です。
- ヴェゼル Modulo X 紹介
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新しい4WDの「ヴェゼル ハイブリッド Modulo X Honda SENSING」は、専用のエアロパーツとブラックアウト多めのエクステリアに、専用サスペンションで走りを極めたモデル。ネーミングに「Modulo X」と付いているのは、Hondaがチューニングした特別なコンプリートモデルの証です。2019年末に発売されたVEZEL Modulo Xシリーズには待望の4WDのモデルも加わり、スキー場に向かうドライブには、これ以上はないベストな選択でしょう。
前のり車中泊のススメ
首都圏から手軽にスキーを楽しもうと思ったら、湯沢は最初に考えてほしいエリア。今回訪れた「湯沢パークスキー場」は、関越トンネルを越えてすぐの湯沢ICのすぐ近くにあります。これだけスキー場が高速道路のICに近いと、日帰りでも行けちゃうんですが、前日深夜からスキー場の駐車場に入って、そのまま車内に泊まる“前のり車中泊”がオススメ。
「弾丸日帰りは疲れるなぁ。もうちょっとラクに、休日明けの仕事に響かないようにしたい……」という希望がかなえられます。夜のうちにスキー場に入り、ヴェゼルの広い室内空間を活かして、足を伸ばしてノンビリくつろいでスキー場のオープンを待ちましょう。ドライブ疲れを持ち越さずに済みますよ。
ヴェゼルは後席が6:4に分割して前方に倒れる作りになっています。スキーやスノーボードを運ぶだけなら、片方だけを倒すだけで積み込むことができ、3名乗車することができます。リアシートを完全に倒せば、広い空間が生まれます。ここでユックリと横になって寝ることができちゃうんです。美音さんの身長は163cm。まったく問題なく足を伸ばして真っ直ぐ横になれました。176cmの成人男性が寝ころんでも、窮屈な感じもなくシッカリ足を伸ばせたのは驚きです。
前席と後席の間には少し間隔があるので、そこには荷物や空気枕などを入れて詰め物をしておくとベストです。今回は窓の目隠しと断熱を考慮して「お風呂用アルミシート」を工夫しつつDIYで窓に貼り付けてみました。ハサミで切って形を合わせ、剥がしても跡が残らない養生テープで貼り付けるといいと思います。
冬の車中泊は十分な防寒対策を
冬のスキー場での車中泊では、防寒対策を十分に考えておきましょう。当然ですが、夜のスキー場駐車場は相当に寒いです。厚手のダウンジャケットや寝袋、毛布などを用意して、カイロや電気アンカなど火を使わない安全な熱源も使ってみてください。できれば寝袋は厚手のもので、寝袋に入って中でカイロを使うと、思いのほか暖かくなります。絶対にエンジンをかけたまま寝ないようにしましょう。再びエンジンをかけるときは、マフラー周囲に雪が積もっていないか確認してから。
今回は電気毛布を持ち込み、Hondaの蓄電池「LiB-AID E500」を使ってみました。E500は、電気毛布の30W程度なら10時間以上使えるバッテリー容量があります。コンセントとUSBポートが使えるので、スマホへの充電もシッカリできます。ヴェゼルのバッテリー上がりを気にせずに長時間安心して使えるのがウレシイところ。もっとガッツリと電気を使いたいなら、2台を並列に接続して使うこともできます。
この電気毛布で暖をとる作戦は美音さんにもたいへん好評で、「意外とヌクヌク暖かくて気持ちがイイです。この状況なら、けっこう長時間でもリラックスできちゃいそうですよ」と気に入ってもらえたようです。
JAFが極寒時に車内で一晩を過ごすことができるのか検証した動画です。準備するものや注意点がとてもよくまとまっています
車中泊の用意ができたら、あとはスマホで動画でもゲームでも存分に楽しんじゃってください。朝を迎えたら、コーヒーでも飲みつつユックリと準備して、まだ人の少ないゲレンデを満喫しちゃいましょう。
- 岩田 美音(いわた みおん)さん
- モデル事務所所属を経て現在はフリーで活動中。洋服、着物(自分で着付けができる!)、アクセサリーなどのイメージや広告、サロンモデル、ブライダルショーモデル、さらにプロモーションビデオなどの映像作品出演まで、幅広く活躍しています。好きな食べ物はお肉、イクラ、チョコレート、スイカ、イチゴ。
公式サイト CLOUDCASTING「岩田 美音」
Instagram @mion3noim
Twitter @mion3noim
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文/村上 俊一
写真/和田 清志
撮影協力/湯沢パークスキー場
※降雪地帯で車中泊する際は、エンジンを停止させてください。雪でクルマのマフラーが塞がれると、排気ガスが車内に侵入し、一酸化炭素中毒で死亡する恐れがあります。一時的にアイドリングをする際は、マフラー付近の除雪を頻繁に行ってください。