【実例】ルーフキャリアのおしゃれな使い方。キャンプ&車中泊の達人5名に聞いてみた!

01_キャンプ&車中泊の達人に聞いたルーフキャリアのおしゃれな使い方

クルマの屋根(ルーフ)に取り付けて、荷物を積載するための道具「ルーフキャリア」。キャンプや車中泊、スノボ、サイクリングなど、荷物が多くなりがちなアウトドアシーンにおいて大活躍のアイテムで、近年特に注目が集まっています。

とはいっても、ルーフキャリアの使い方はクルマによってさまざま。

積載量を増やすことで車内空間を広くするのはもちろんのこと、荷室に入らない大きな荷物を運ぶことができたり、はたまたルーフキャリアを「エクステリア」の1つとして、クルマの雰囲気づくりに利用したり……。目的によっていろいろな選択肢があるんです。

そこで今回は、アウトドアの達人5人のルーフキャリアの活用術をご紹介! 達人たちはどんなふうにルーフキャリアを使っているのか。収納コンテナやラダーは何を買えばいいか。周りと差がつくおしゃれな使い方のポイントは? など、ルーフキャリア選びに役立つ情報を聞きました。

「そもそも、ルーフキャリアって何?」「どんな種類があるの?」「どんな使い方ができるの?」といったルーフキャリアについての基礎知識は、キャンプのプロの小雀 陣二さんが解説した、こちらの記事をご覧ください!

     ↓↓↓

目次

 

①これぞ男のロマン! ワイルドな雰囲気を演出するルーフキャリアの魅力:Honda アクティバン

02_キャンプ&車中泊の達人、38exploreの主宰である宮崎秀仁さん。Honda・アクティバンにおしゃれなルーフキャリアを装着
宮崎 秀仁(みやざき ひでひと)さん
通称ミヤさん。アウトドアブランド「38explore(サーティーエイト・エクスプロー)」主宰。Instagramのフォロワーは1.9万人のカリスマキャンパー。本業ではフリーランスのインテリアデザイナーとして、店舗内装の設計や施工などを手がける。
Instagram 38explore
基本データ
車種:Honda「アクティバン」
ルーフキャリアタイプ:ベースキャリア+ルーフラック型
使用目的:エクステリア、車中泊、キャンプ、カヤック
ラダー:あり

03_キャンプ&車中泊の達人。宮崎秀仁さんとHonda・アクティバン。ルーフキャリアに登っている写真

 

ルーフキャリアを設置した目的を教えてください。

宮崎アクティバンを「ミリタリーテイスト」にしたいという構想があって、クルマの外装と内装のフルカスタムをしました。車体をミリタリーカラーにペイントしたり、フォグランプを装着したり、バンパーをカットして車高を上げたように見せたり。ルーフキャリアもその1つです。

 

04_キャンプ&車中泊の達人。宮崎秀仁さんのHonda・アクティバンを横から見た写真。スタイリッシュなルーフキャリアのサイドが見える

宮崎:もともとは、近年流行の「オーバーランダースタイル」という、クルマのルーフトップにテントを装備したクルマに憧れていました。大きな車体のオフロード車でキャンプしながら荒野を走るというコンセプトで、ワイルドな迫力があって魅力的なのですが、あくまで国土の広いオーストラリアや北米での話。

ぼくはよくソロキャンプや登山に行くので、パワフルで小回りのきく軽バンのほうが、細い山道などにも入っていきやすく使い勝手がいいと感じました。

 

05_Honda・アクティバンのリア側の写真。宮崎秀仁さんがこだわってカスタムしたバンパー、テールゲート付近、ルーフキャリアがよく見える

宮崎:そこでオーバーランダースタイルにならって、軽バンにルーフキャリアを取り付けたわけです。何と言っても見た目がカッコいいでしょう! これがあるだけで、クルマの雰囲気ががらっと変わります。

 

なるほど。見た目重視ということですね!

宮崎:もちろん実用としても使っていますよ。たとえばキャンプに行って車中泊をする際、車内の積載物をルーフに載せています。

 

06_Honda・アクティバンの荷室全体の写真。38exploreの宮崎秀仁さんが使用しているキャンプギアが積載されている

 

07_Honda・アクティバンの荷室にクローズアップした写真。キャンプギアやコンテナが積載されていて、収納術を解説している写真

宮崎:車内の積載物は、普段はこんな感じです。このまま荷物を片側に寄せれば、ある程度のスペースはできますが、ルーフキャリアを使えば車内空間がもっと広くなります。防水の収納ボックスであれば、雨の日に外に出しっぱなしにしても特に問題ありません。

 

ルーフキャリアはどこで購入しましたか?

宮崎:これはサードパーティ製品で、ベースキャリアとラックを別々にオンラインで購入しました。ベースはAmazonで、2セット(4本)で3000円くらい。ラックはヤフオクで1万5000円くらいです。かなり安いものを見つけて購入しましたが、トラブルなく快適に使えています。ベースはアルミ製ですごく軽いんですよ。

 

08_Honda・アクティバン外側のルーフ(天井)の写真。宮崎秀仁さんがルーフキャリアにライフルボックスを載せている

 

ルーフキャリアにはいつも何を載せていますか?

宮崎:この茶色いボックスは「ライフルケース」というミリタリー用品です。アサルトライフルやサブマシンガンを入れておくもので、Amazonで購入しました。いつもはテントやタープ用のポールを中に入れています。あとは、アウトドアの遊びに行くときにカヤックを積むこともあります。

 

09_Honda・アクティバンのリアに付けたラダーにクローズアップした写真。中古で購入し、カスタムして使用していることを宮崎秀仁さんが解説

 

ラダーは何を使っていますか?

宮崎:これも中古品で安く手に入れました。他の車種用のものなので、ちょっと長さが足りませんが(笑)、なんとか使えています。こうやって自分で素材をそろえて試すのは手間がかかりますが、それがカスタムの楽しみでもありますね。

 

宮崎 秀仁さんのインタビュー記事はこちら

     ↓↓↓

 

②荷物の多い「2人車中泊」でルーフキャリアが大活躍! 女子キャンパーのスタイリッシュな活用術:スズキ エブリイ

10_車中泊・キャンプの達人。CAMMOC代表の三沢真実さんと愛車のスズキ・エブリイが映った写真。マットな質感でおしゃれなルーフキャリアにTHORのボックスが載っている
三沢 真実(みさわ まみ)さん
キャンプコーディネーター。クリエイターズユニット「CAMMOC(キャンモック)」代表として、日本各地のキャンプ場やイベント会場、有名アウトドアブランドなどとコラボしながら空間装飾を行う。現在7歳になる息子さんと2人で「日本一周のクルマ旅」をするほどの行動派。
個人サイト  Mami Designs, and…
Instagram mamimisawa
基本データ
車種:スズキ「エブリイ JOINターボ(ハイルーフ)」
ルーフキャリアタイプ:ベースキャリア+ラック型
使用目的:車中泊、キャンプ
ラダー:あり

 

11_車中泊・キャンプの達人。三沢真実さんがカスタムしたスズキ・エブリイのフロント側写真

 

ルーフキャリアは普段どんなことに使っていますか?

三沢:わが家では、車中泊をするにあたってルーフキャリアは必要不可欠! なぜかというと、これがないと荷物でゆっくり眠るスペースがとれないからです。

 

12_三沢真実さんがカスタムしたスズキ・エブリイの荷室側写真。アウトドアグッズがキレイに積載されている

三沢キャンプ道具ってかさばります。テントやテーブル、チェア、焚き火台、クーラーボックスなどなど。親子2人なので洋服などの必需品も増えてしまうし、クルマの中はいつも荷物でいっぱいに。でも、就寝時には2人分の寝袋が並べられるスペースを確保しなくてはなりません。

 

13_三沢真実さんがスズキ・エブリイのルーフ(天井)に登り、ルーフキャリアに手をかけている写真。THORのボックスが2つ並んで置かれており、おしゃれな雰囲気にまとまっている

三沢:そこで役に立つのがルーフキャリアです。ボックスには「THOR(ソー)」の収納コンテナを使っています。すぐに使わないものはここに入れて、丸ごとルーフに上げてしまうんです。

ボックスの色は、クルマのボディカラーに馴染むものを選ぶのがおすすめ。同じカーキやグレーでも、濃くて艶やかな色合いのボックスもありますが、このTHORは比較的マットな質感で気に入っています。

また、ボックスの形状もメーカーによって微妙に異なります。我が家ではルーフに載せるだけでなく、車内で積み重ねたり、空になったものをスタッキングしたりといくつもの使用パターンがあって、そのすべてにおいて使いやすいと感じたのがこれでした。

 

14_三沢真実さんがカスタムしたスズキ・エブリイの横側からルーフキャリアを見た写真。後部座席のドアからルーフキャリアへ手を伸ばしている

 

使用にあたって、注意することはあるでしょうか。

三沢:特に女性や小柄な人の場合、ボックスが重くなると、上げ下ろしがすごく大変になります。洋服などの「かさばって軽いもの」を中心に入れるのがベターです。

また、1つのボックスに詰めすぎないのもポイント。私はおそろいのボックスを4つ用意して、重さを分散させています。ボックスは頑丈な作りなので、余ったらベンチやテーブルとしてキャンプのときにも使えますよ!

 

15_車中泊・キャンプの達人。三沢真実さんがカスタムしたスズキ・エブリイのリア側写真。TUFREQ(タフレック)」のラダーをつや消しのブラックで塗装。アイアンな質感に仕上げている

 

16_三沢真実さんがカスタムしたスズキ・エブリイ。ルーフキャリアがよく見える写真。「TUFREQ(タフレック)」のルーフキャリアを「タカラ塗料」のブラックで塗装し、おしゃれな仕上がりに

 

他にはどんな工夫をされていますか?

三沢:ルーフキャリアとラダーは、もとは普通のブラックでしたが、上からつや消しのブラックで塗装しました。こうすることでアイアンのような質感になり、クルマの雰囲気とマッチして全体に統一感が生まれました。

ちなみに、ルーフキャリアとラダーのメーカーは、ともに「TUFREQ(タフレック)」です。塗料はボディと同じく「タカラ塗料」のものを使っています。

 

17_三沢真実さんがカスタムしたスズキ・エブリイに、カーサイドシェルターを設置した写真

三沢:カーサイドシェルターを設置するとき、ベースキャリアにヒモなどでしっかり固定できるという便利さもあります。

ちなみに、クルマのボディもセルフペイントです。せっかく自分でカスタムをするんだから、細かいところまで自分好みにして、大好きな自分の家族にしたいですよね。

 

三沢 真実さんのインタビュー記事はこちら

     ↓↓↓

 

③ルーフキャリアはクルマのおしゃれアクセント! 現役大工のセンスある使い方:トランスポーターT1N

18_車中泊・キャンプの達人。VAN LIFE(バンライフ)ビルダーの鈴木大地さんがカスタムしたメルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(ベントラ)の全体像
鈴木 大地(すずき だいち)さん
その道20年のベテラン大工で、マンションや店舗などの改装を手がける。2018年からは、クルマをライフスタイルの一部とするVAN LIFE(バンライフ)の生活をスタート。現在は「バンライフビルダー」として活動し、テレビや雑誌、イベントなどでクルマのカスタム術を披露する。
Instagram daichi_suzuki.jp
基本データ
車種:メルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(通称「ベントラ」)
ルーフキャリアタイプ:ベースキャリア+ラック型
使用目的:エクステリア
ラダー:あり

 

19_車中泊・キャンプの達人。VAN LIFE(バンライフ)ビルダーの鈴木大地さんがカスタムしたメルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(ベントラ)の荷室

 

20_車中泊・キャンプの達人。VAN LIFE(バンライフ)ビルダーの鈴木大地さんがカスタムしたメルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(ベントラ)の車内。ウッドパネルで囲われスタイリッシュな雰囲気

 

車内はまるで別世界! と思えるほどの本格的なカスタムが施されたこのクルマですが、ルーフキャリアを付けたのは、やはり収納場所の確保のためでしょうか。

鈴木:ぼくの場合、ルーフキャリアは「エクステリア」としての目的が大きいです。クルマ自体が大きいので、荷物の収納は車内で事足りる。だから実用性というよりは、デザイン性を重視した飾りのような感じで設置しています。

 

21_VAN LIFE(バンライフ)ビルダーの鈴木大地さんがカスタムしたメルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(ベントラ)を横から見た写真。ルーフキャリアはエクステリアの役割

 

デザイン性に関しては、どんなこだわりが?

鈴木:このベントラの外装は、実はほとんどいじっていません。ボディカラーはデフォルトの白のまま。ホイールだけを黒く塗装して、白と黒のコントラストを強調しています。

 

22_VAN LIFE(バンライフ)ビルダーの鈴木大地さんがカスタムしたメルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(ベントラ)のリア側写真。ラダーの黒が全体の印象をぐっと締めていて、おしゃれな点を解説

鈴木:さらにそこに、ルーフキャリアとラダーで黒のラインが入ると、全体がぐっと締まって見えるでしょう。どちらもブラック塗装を施して、アイアン風にしています。ルーフラックはアメリカのアウトドアブランド「YAKIMA(ヤキマ)」のもの。

 

23_メルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(ベントラ)のルーフ部分にクローズアップした写真。ルーフラダーに鈴木大地さんが登って「YAKIMA(ヤキマ)」のルーフラックにボックスを積載している

 

24_メルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(ベントラ)のルーフ部分にクローズアップした写真。ルーフラックはアメリカのアウトドアブランド「YAKIMA(ヤキマ)」をブラックで塗装

鈴木:カーキ色のボックスを置いたのは、ちょっとした遊び心ですね。モノクロの中のアクセントになって、アウトドア感をぐっと高めてくれます。これは「TRUSCO(トラスコ)」の「トランクカーゴ 70L」です。中身はいつもカラです(笑)

 

25_メルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(ベントラ)のルーフ部分にクローズアップした写真。ルーフキャリアの前にソーラーパネルを設置

鈴木:また、ルーフトップが大きいので、ルーフキャリアの前にソーラーパネルを置くことも可能です。こちらは飾りではなく実用ですよ(笑)。

 

26_鈴木大地さんがカスタムしたメルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(ベントラ)の車内。ウッドパネルにラックを設置しており、調理道具や食器などのギアが並べられている

 

27_鈴木大地さんがカスタムしたメルセデス・ベンツ「トランスポーターT1N」(ベントラ)の車内。鈴木さんがベッドに寝転がっている

鈴木:外装が素に近い状態だからこそ、ドアを開けて車内を見た瞬間に「えっ、こんなことになってたの!?」という意外性が生まれます。カスタムカーのイベントなどでこのクルマを出展すると、みなさん心底おどろいてくださいますよ。

 

鈴木 大地さんのインタビュー記事はこちら

     ↓↓↓

 

④フリードでワーケーション! ルーフボックスは必要なものを全部しまえる箱:フリード スパイク

28_車中泊・キャンプの達人。小澤貴裕さんがカスタムしたHonda・フリードスパイクハイブリッドの写真
小澤 貴裕(おざわ たかひろ)さん
元救急隊員(救急救命士)、PoC TECH(ピーオーシーテック)株式会社 取締役。工業、医療、ICTの経験を生かし、人々の暮らしを支える温もりのあるテクノロジーを社会に実装することを目指して駆け回る日々。車をハブにしたワーケーション生活で、移動距離と時間を節約。相棒、ロノくん(犬種:ウィペット)は今年で17歳。
Twitter oz_takahiro
基本データ
車種:Honda「フリードスパイク ハイブリッド」
ルーフキャリアタイプ:ベースキャリア+ボックス型
使用目的:車中泊、アウトドア(マウンテンバイク、釣り、キャンプなど)
ラダー:なし

 

29_車中泊・キャンプの達人。小澤貴裕さんがカスタムしたHonda・フリードスパイクハイブリッドの運転席部分と愛犬の写真

 

30_車中泊・キャンプの達人。小澤貴裕さんがカスタムしたHonda・フリードスパイクハイブリッドの荷室写真。愛犬と一緒に車中泊を楽しむスタイル

 

愛犬ロノくんとの車中泊を楽しむ小澤さんですが、ルーフキャリアはどんな風に使っているのか教えてください。

小澤:ぼくは生活の中心がクルマの中です。クルマは目的地に向かう移動手段であるだけでなく、あるときはリモートオフィスだし、あるときはロノと一緒にリラックスできるリビングでもあります。

だから普段の生活に必要なあらゆるものを積んでいるんです。それらをまとめて収納しているのが、このルーフボックスです。いわば自宅のタンスのような存在ですね。

 

31_車中泊・キャンプの達人。小澤貴裕さんがカスタムしたHonda・フリードスパイクハイブリッドのルーフボックスの写真。積載量の多さがポイント

小澤:このボックスは、見た目以上の収納力です! いつもは主に、ふとんや靴などの日用品、趣味の釣り道具やキャンプギア、マウンテンバイクの車輪などを入れています。特にかさばるふとんや毛布は、就寝時だけ下に降ろして、朝になったらボックスにしまえば邪魔になりません。

 

32_車中泊・キャンプの達人。小澤貴裕さんがカスタムしたHonda・フリードスパイクハイブリッドのルーフボックスの写真。ルーフボックスにマウンテンバイクを搭載している様子

 

33_車中泊・キャンプの達人。小澤貴裕さんがカスタムしたHonda・フリードスパイクハイブリッドのルーフボックスの写真。マウンテンバイクの前輪を外してルーフボックスに固定している様子

小澤:あとはこのマウンテンバイク。こういうのを積んでおくと、車中泊続きで体を動かしにくいときにも役立ちます。

マウンテンバイクの積載は、車載用サイクルキャリアを利用しています。自転車用のキャリアにはさまざまなバリエーションがありますが、ぼくが使っているのは「フォークマウント式」というもの。前輪のみを外して、キャリアベースにがっちり固定するので、安全性も高いです。

このサイクルキャリアはかなり前に買ったもので、メーカー名がわからないんですが、Terzo(テルッツォ)のフォークマウント式サイクルキャリアも持っていて、自転車のフロントフォークの形状に合わせて使い分けています。

 

34_小澤貴裕さんがカスタムしたHonda・フリードスパイクハイブリッドのリア側写真。地下駐車場などではリアマウント式のサイクルキャリアでマウンテンバイクを積載

写真提供:小澤 貴裕

小澤ルーフボックスは薄型なので、立体駐車場に停めることができるのも便利なポイントですね。地下駐車場などに停めるときには、「リアマウント式」のサイクルキャリアで、「YAKIMA(ヤキマ)」のバイクラックを使っています。キャリアに付属のストラップに追加して、オレンジ色の「ラチェット式ベルト」で落下防止に。

 

35_小澤貴裕さんがカスタムしたHonda・フリードスパイクハイブリッドのリア側写真。荷室ドアを開いて自転車と小澤さんが一緒に映っている

小澤:もともとアウトドアが好きだったので、クルマを生活の拠点にすることにまったく抵抗はありませんでした。この暮らしを始めてから、ロノと過ごす時間が格段に増えましたし、業務効率も以前よりアップしました。

きちんと環境を整えることさえできれば、クルマでの生活はいろんなことがやりやすくなるとぼくは思います。

 

小澤 貴裕さんのインタビュー記事はこちら

     ↓↓↓

 

⑤ボックス型とラック型、両方試したアウトドアライターのおすすめは?:トヨタ ランドクルーザー

36_車中泊・キャンプの達人。鈴木陽士さんがカスタムしたトヨタ・ランドクルーザーの全体像。ルーフキャリアはボックス型、ラック型の両方を使用した経歴がある
鈴木 陽士(AKT)さん
ファミリーキャンパー。2児の父。 2017年に友人に誘われて行ったデイキャンプで、キャンプの世界にどっぷりハマる。持ち前のリサーチ力と行動力で、キャンプ場やキャンプギアの魅力を詳細にレポートしたブログが人気を博す。現在はキャンプメディア「CAMP HACK」でコラム連載中。
ブログ Have a good camp
基本データ
車種:トヨタ「ランドクルーザープラド95」
ルーフキャリアタイプ:ベースキャリア+ラック型
使用目的:キャンプ
ラダー:あり

 

37_鈴木陽士さんがカスタムしたトヨタ・ランドクルーザーのルーフ部分にクローズアップした写真。ルーフキャリアにボックスを載せている

 

鈴木さんは「ボックス型」と「ラック型」の両方を使ったことがあるのですよね。

鈴木:はい。以前はボックス型を使っていましたが、クルマを乗り換えたタイミングでラック型に変更しました。

 

38_鈴木陽士さんがカスタムしたトヨタ・ランドクルーザーを横から見た写真。ルーフキャリアはスウェーデンのメーカー「THULE(スーリー)」の「Touring Sport」を使用

 

39_鈴木陽士さんがカスタムしたトヨタ・ランドクルーザー。ルーフキャリアはスウェーデンのメーカー「THULE(スーリー)」の「Touring Sport」を使用

 

ボックス型とラック型、それぞれの特徴を教えてください。

鈴木:まずはボックス型から。私が使っていたのは、スウェーデンのメーカー「THULE(スーリー)」の「Touring Sport」です。長さ190cm、幅63cm、高さ39cm、容積300L、積載重量50kgと、容積はやや小さめで細長く、高さが抑えられたモデルです。

 

40_スウェーデンのメーカー「THULE(スーリー)」のルーフキャリア「Touring Sport」。収納スペースの大きさが魅力

鈴木:ボックス型は、大きな収納コンテナをルーフトップに載せてしまうようなイメージ。メリットとして、特に細かいことを考えずに道具をぽんぽんとボックスに詰めていくことができます。

全部入れたらフタを閉めて、鍵をかけるだけでOK。ボックスが荷物を守ってくれるので、雨風にさらされることなく、走行中に落下する心配もほぼありません。

デメリットは、積載できる荷物のサイズが限られていること。あくまでこの中に入るものだけなので、長いものや背の高いものは積めません。あとは細々したギアが多いと、1つずつ降ろすのがちょっとめんどうですね。

 

41_鈴木陽士さんがカスタムしたトヨタ・ランドクルーザー。「YAKIMA(ヤキマ)」の「メガウォーリアー ルーフラック」を使用している場面

鈴木:対して、ラック型。使っているのは「YAKIMA(ヤキマ)」の「メガウォーリアー ルーフラック」です。サイズは132cm x 122cm 、高さ16.5cm、耐荷重60kg。

こちらはボックス型のような制限がなく、いろんなものを積むことができます。ただ、そのまま載せると雨風にさらされるので、荷物をコンテナに入れてから積んでいます。私は「TRUSCO(トラスコ)」の「トランクカーゴ 70L」を選びました。

ちなみに、ラダーは「4×4エンジニアリング」のSUSリアラダーです。車種に合わせた専用設計なので乗り降りしやすく、ラックとの見た目のバランスもいいですね。

 

42_鈴木陽士さんがカスタムしたトヨタ・ランドクルーザーのリア側写真。「YAKIMA(ヤキマ)」の「メガウォーリアー ルーフラック」にボックスを2つ載せている

鈴木ラック型のメリットは、コンテナの数を増やせば積載量をアップさせられるところ。コンテナごと動かせるので、荷物の上げ下ろしの回数はボックス型よりも少なくて済みます。

デメリットとして、自由度が高いぶん、積載時には注意が必要です。走行中に脱落や荷崩れが起こらないよう、荷締めベルトでしっかりと固定しなければなりません。また、コンテナによっては完全防水ではないので、別途ビニール袋などで保護しないと中が濡れてしまうことも。

 

43_鈴木陽士さんがカスタムしたトヨタ・ランドクルーザーのルーフ部分写真。「YAKIMA(ヤキマ)」の「メガウォーリアー ルーフラック」にボックスを載せると高さが出ることを説明

鈴木:あとは、大きいコンテナを積んだ状態だとかなりの高さが出るので、スーパーの駐車場などでは高さオーバーになる場合もあります。でも、キャンプに行くときは都会から離れるので、私自身は不便さを感じたことはないですね。

 

44_鈴木陽士さんがカスタムしたトヨタ・ランドクルーザー。「YAKIMA(ヤキマ)」の「メガウォーリアー ルーフラック」の使用イメージ

 

ずばり、鈴木さんのおすすめはどちらでしょうか?

鈴木:それぞれに良さがあって、使う人が何を重視するかによって異なるので、「絶対にこっちがいい」というのは言えません。積載の手軽さならボックス型、自由度であればラック型に軍配が上がるかなという感じです。

個人的には、ボックスからラックに変えたことで積載量がアップして、さらに見た目もカッコよくおしゃれになったので、もっとキャンプに行きたい! と思うようになりました。

 

【番外編】おしゃれな北欧風ウッドパネル付きルーフラック:ジムニー リトルD

 

45_DAMDのtrip basket ルーフラックを取り付けた「ジムニー リトルD」のフロント側写真

DAMDのtrip basket ルーフラックを取り付けた「ジムニー リトルD」(LEDバーは別売)

 

46_DAMDのtrip basket ルーフラックを取り付けた「ジムニー リトルD」のリア側写真

「インテリアを板張り内装にしたバンライフカーにマッチする、おしゃれなルーフキャリアはないかな?」と探している方におすすめしたいのが、ウッドパネル付きルーフラック「trip basket ルーフラック」

エアロパーツ、ドレスアップカー専門メーカー「DAMD(ダムド)」の新ブランド「trip basket(トリップ バスケット)」の第1弾として発売された「trip basket ルーフラック」は、スチール製ルーフラックにウッドパネルが加わったことで、タフネスさに自然の温もりがプラスされ、おしゃれなバンライフにぴったり。

 

47_「DAMD(ダムド)」の新ブランド「trip basket(トリップ バスケット)」の第1弾として発売された「trip basket ルーフラック」

 

48_「DAMD(ダムド)」の新ブランド「trip basket(トリップ バスケット)」の第1弾として発売された「trip basket ルーフラック」のロゴ

ウッドパネルには、北欧フィンランドで生まれた技術(ケミカルフリーな高熱乾燥処理)による、耐久性の高い木材 「サーモウッド」を使用。「trip basket」の焼印がポイントとなり、使い込むほどに味わいが出てきそう。

ちなみにジムニー専用ではなく、ベースキャリアが適合すれば、どのクルマでも取り付け可能です。

 

 

機能性とデザイン性を兼ね備えたルーフキャリアで、キャンプや車中泊がもっと快適に!

自身のライフスタイルに合わせて、さまざまな方法でルーフキャリアを使いこなす達人たち。実用性だけではないルーフキャリアの楽しみ方はとても参考になります。

選び方のポイントは、まずは自分がどんなシーンでルーフキャリアを使いたいのか、具体的に想像してみること。ボックス型とラック型で迷ったら、両方を付け替えられるアタッチメントも販売されています。また積載の際は、万が一の事故が起こらないように、安全性には十分配慮してくださいね。

クルマとの付き合い方の可能性を広げてくれるルーフキャリア。愛車にぴったりのものを選んで、ワンランクアップしたカーライフを楽しみましょう!

 

取材・文/小村 トリコ
写真/木村 琢也(宮崎 秀仁、鈴木 大地、三沢 真実、小澤 貴裕)、鈴木 陽士

 

関連記事