タレントの松本明子さんが軽キャンピングカーのレンタカー屋さんに!外国人観光客にも人気の「軽キャン車中泊」

軽キャンピングカーのレンタル屋を始めたタレントの松本明子さん

テレビや舞台の第一線で活躍されているタレントの松本明子さん。芸能界のお仕事が忙しいにもかかわらず、2021年に始めたのは、エンタメのお仕事とはまったく異業種の「軽キャンピングカーのレンタカー屋さん」。しかも所有するクルマのラインナップは、軽トラや軽バンをベース車両として車中泊仕様にカスタムした、レトロなルックスが可愛い個性的な軽キャンピングカー4台。「車中泊」も「軽キャンピングカー」も「レトロカスタム」も、本誌カエライフが大好きなテーマであり、これは松本さんに登場していただかなくては! ということで、お話をうかがいました。

 

タレントの松本明子さんが所有する軽キャンピングカー「クールライダー」

なお、撮影場所は、松本さんが「ほぼ毎日のように通っている」というほど、お気に入りのホームセンター「島忠 ホームズ中野本店」の屋上駐車場です。車中泊・アウトドア用品、DIY用品をはじめ、家庭菜園のための種や園芸用品、その他日用品を調達するために頻繁に足を運ぶそうですが、とくにお気に入りの場所が、この屋上駐車場なんだそう。広々として見晴らしがよく、まさに「都会のオアシス」とも言うべきスポットです(特別に許可をいただいて撮影しています)。

 

タレントの松本明子さん

松本 明子(まつもと あきこ)さん
香川県出身。1982年にオーディション番組『スター誕生!』に合格し、1983年『♂×♀×Kiss』で歌手デビュー。バラエティもこなせるアイドル「バラドル」としてブレイクし、テレビや舞台の現場で活躍中。健康のために始めた登山をきっかけにアウトドアに熱中し、2021年、軽キャンピングカーのレンタカー事業「オフィスアムズ」をスタート。
公式サイト オフィスアムズ(バンライフレンタカー東京杉並店)
X(松本明子) @akkotongattelne
X(オフィスアムズ) @OfficeAms
Instagram @akkotongattelne

 

目次

 

軽トラの荷台にテントキットを載せた「バグトラ」にひと目惚れ!

Bug-truck(バグトラック)、通称「バグトラ」と松本明子さん

 

本日はよろしくお願いいたします! さっそくですが、クルマの紹介からお願いできますか?

松本さん:もちろん! まず最初にひと目惚れして手に入れたのが、この「Bug-truck(バグトラック)」、通称「バグトラ」です。ベース車両はダイハツのハイゼットジャンボで、もちろん四駆のモデル。青森のカスタムパーツメーカー「CAR FACTORY TARBOW(カーファクトリー・ターボー)」さんが作ったテントキットを荷台に載せて車中泊仕様にしています。テントがミリタリーカラーだったんで、クルマのボディカラーもオフビートカーキメタリックを選んでいます。

 

Bug-truck(バグトラック)、「バグトラ」のフロント部分

松本さん:フロントはカーファクトリー・ターボーさんのコンプリートカーだとオリジナルのグリルがつくんですが、私はグリルガードだけをつけることにしました。

 

ホイールはMLJのXTREME-JのKK03、タイヤはダンロップのスタッドレスタイヤ「ウィンターマックス」

松本さんホイールはカッコいいものを探して、MLJのXTREME-JのKK03を選びました。どのクルマも冬季はダンロップのスタッドレスタイヤ「ウィンターマックス」を履かせています。やっぱり積雪のあるところに行くお客様が多いですからね。カーファクトリー・ターボーさんで作っている車検対応幅のABS樹脂製オーバーフェンダーを追加しているので、よりアウトドアっぽい見た目になっています。

 

バグトラの荷台のテントキット

松本さん:このクルマの最大の特徴が、青森で職人さんがひとつずつ手作業で縫製しているテントキット。素材は丈夫なクラフテル帆布製で、左右のメッシュの虫除け付きの三角窓を開ければ、風通しも抜群ですよ。

 

バグトラ荷台のテントの三角窓から顔を出す松本明子さん

松本さん:フルオープンにすると、こんな感じ。他の3台よりもよりキャンプに近い雰囲気で車中泊を楽しめるクルマなんで、通好みかもですね。テントキットのフレームはボディに加工なしで載せられるので、普通の軽トラに戻すこともできますよ。

 

バグトラの荷台がテーブルになることを説明する松本明子さん

取り外し式のドリンクホルダー&ミニテーブルを説明する松本明子さん

松本さん:荷台もちょっとしたテーブル代わりに使えるので、あとは椅子ひとつあれば楽ちんです。取り外し式のドリンクホルダー&ミニテーブルも付いているので、テント内でコーヒータイムも楽しめるんです。

 

バグトラの荷台には車中泊のために、4㎝厚の特注ボードを敷き、さらにその上にクッションシートを敷いている

松本さん:ベッド部分は4cm厚の特注ボードでフラット化して、座り心地と防寒を改善するため、さらにクッションシートを敷いています。そしてハイゼットジャンボであるべき理由が……。

 

バグトラの荷台に寝転んでいる松本明子さん

松本さん:ハイゼットジャンボは運転席の後ろに小さな荷室がありますが、荷室の下にあるスペースが好きで(笑)。荷台に寝転ぶと、この隙間にちょうど足が入ります。とくに背の高い人が寝るときは、この隙間があるかどうかが大きな違いなんです。

 

バグトラでカスタムした窓を説明してくれる松本明子さん

松本さんもうひとつのこだわりポイントが、この窓です。オリジナルの状態だと運転席と荷台を分けるリアウィンドウは「はめ殺し」ですが、カーファクトリー・ターボーさんに特注して引き戸にしてもらいました。おかげでクルマから降りなくても荷台から運転席の荷物を取り出したり、エンジンを掛けられる場所ならエアコンの風を荷台に通したりもできます。

 

スクールバスをイメージしたレトロ可愛い「ブギーライダー」

ブギーライダーのルーフテントに座っている松本明子さん

 

ワイルドな雰囲気のバグトラに対して、こちらのキャンピングカーは可愛らしいルックスですね!

松本さん:こちらはアメリカンスタイルのカスタムやドレスアップを専門としている「Blow(ブロー)」さんが、スズキのエブリイをベースに作っている「ブギーライダー」で、バグトラと同じタイミングで手に入れました。こちらも四駆で、スクールバスをイメージして作ったFPRの外装キットでカスタムしてあります。ミントグリーンのカラーが可愛いでしょ?

 

イージーキャンパータワー製のポップアップルーフテント

松本さんルーフテントはイージーキャンパータワー製で、登ってみると開放感が最高ですよ。子連れのお客様たちには「秘密基地みたい」とものすごく喜んでもらえます。ポップアップ式なので開閉も簡単ですが、横から開けないようにだけ注意が必要です。以前、お客様が間違えてダンパーを壊してしまったことがあるんですが、それ以来、ルーフテントやカーサイドタープなどの使い方オフィスアムズのサイトにくわしい解説動画をアップして、それをお客様にご案内しています。ですので、初めてのお客様でも心配ないですよ!

 

イージーライダーの荷室にDIYで取り付けたテーブルについて説明する松本明子さん

松本さん:荷室には、折りたたみ式のミニテーブルをDIYで取り付けました。ボディに最初から開いていたM6のネジ穴を使って固定しています。

 

イージーライダーで車中泊する松本明子さん

松本さん:後部座席と荷室はブローさんで特注したベッドキットでフルフラットになるので、大人ふたりがゆったり寝られます。桜前線と一緒に日本を旅するために、大人ふたりと子どもふたりの外国人家族が1カ月ぐらいレンタルしてくれたこともありますね。毎年、春の桜と秋の紅葉&キャンプシーズンは稼ぎどきです(笑)。

ちなみに、このお布団セットやポータブルバッテリー&電気毛布などのほか、車中泊やキャンプグッズもレンタルしています。お客様に「焚き火台はないですか?」「チャイルドシートも貸してください」とリクエストされるたびに「ありますよー!」と答えてから、あわてて島忠さんなどに買いに走っているうちに、レンタルグッズのラインナップも充実してきました(笑)。

 

ベッドマット下の隙間に入れた突っ張り棒

窓に吸盤式のシェードを貼り付ける松本明子さん

松本さん:背の高い人が寝るときにベッドキットの角が落ちないように、あとから突っ張り棒を追加してあります。窓には、吸盤式のシェードを用意してあるので、就寝時のプライバシー対策も大丈夫です。

 

車内の壁に取り付けたマグネット式のLEDライト

松本さん:意外に便利なのが、マグネット式でボディのいろいろなところに取り付けられるLEDライト。やっぱり車中泊で大事なのは灯りだな、と。車内灯だけで過ごすのは大変ですし、つけっぱなしで寝てしまうとバッテリー上がりの原因になったりしますから。実際に自分で使ってみて必要なものを追加しています。

 

ベッドキットの下の収納スペース

松本さんベッドキットの下が収納になっていて、ここにアイテムをしまってあります。

 

ブラウンのブギーライダーの横に立つ松本明子さん

ブラウンのブギーライダー

写真提供:オフィスアムズ

松本さん:同じくブギーライダーでもう1台、シャンパンブラウンの車両も用意しています。どちらかといえばミントグリーンのほうが人気ですが、「落ち着いた色味で目立ちにくいから」と、こちらを選んでくれるお客様もいて、とくに外国人の方に人気がありますね。

 

ポップなイエローが人気!「クールライダー」

クールライダーと松本明子さん

 

最後に手に入れたのが、ブローさんの「クールライダー」なんですね。でも、最初はバグトラとブギーライダーの2台ずつで始められたんですよね?

松本さん:そうなんですが、営業しているうちにテントキャンプに近いバグトラよりも、しっかり車中泊できるクルマのほうがお客様のニーズが高いということがわかったので、バグトラのうちの1台を手放して、ブローさんでコンプリートカー兼社用車として使っていたこのクールライダーを中古で譲ってもらったんです。こちらは日産のNV100クリッパー ターボがベースです。いまウチで一番人気のクルマですね。

 

クールライダーの屋根に取り付けたルーフキャリア

松本さん:こちらはルーフテントはつけずにキャリアのみ。そのおかげでキャンプ道具をたくさん屋根の上に積んで走ることができます。

 

クールライダーのサイドオーニングを広げてデイキャンプする松本明子さん

松本さん:ルーフテントの代わりにARBのLED付きサイドオーニングを設置しているので、デイキャンプも楽ちんです。オーニングに吊り下げる専用テントも付いているので、実は居住空間が一番広いのがこのクルマ。テントを付けてクルマのドアを開けておけば車内と行き来もできますし、コットや寝袋などの就寝グッズを用意すれば大人4人が泊まれますよ。

 

クールライダーの車内に設置した女優ライト付きのサイドテーブルの説明をする松本明子さん

松本さん:女性にうれしい設備として、女優ライト付きのサイドテーブルも。食事や作業はもちろんメイクスペースとしても使えるので、朝の身支度もここでバッチリですよ。ポータブルバッテリーをつなげばエンジンを掛けなくても点灯しますし、中に空気清浄機もセットしてあるので、車内にこもりがちな食事の匂いも問題なし!

 

クールライダーの車内に寝転んでいる松本明子さん

松本さん:もともとは車中泊仕様ではなかったんですが、購入時にブローさんで内装に手を加えてもらいました。ドライビングシートと同色のグリーンで、車内も可愛いでしょう?

 

膝の不調をきっかけに登山をスタート。山頂からの絶景に大感動

唐松岳の山頂に立つ松本明子さん

登山の楽しさに開眼した思い出深い唐松岳にて 写真提供:オフィスアムズ

 

そもそも車中泊や軽キャンピングカーに親しむきっかけは?

松本さん:40代半ばで舞台をやったときに飛んだり跳ねたりしていたら膝を壊してしまって、水が溜まるようになったんです。周囲に相談したら「多少無理してでも運動したほうがいいよ」と言われて。私は「芸能界一のケチ」を自称してるんですが(笑)、「登山だったらお金をかけずにできそう」と思って、最初は低山ハイキングから始めたんです。

 

瑞牆山の山頂に立つ松本明子さん

大好きな山のひとつ、山梨県の瑞牆山(みずがきやま)にて 写真提供:オフィスアムズ

 

松本さんの場合、アウトドアにハマったのは登山がきっかけだったんですね。

松本さん:そうなんです。それで2020年に、富山県と長野県の境にある唐松岳(からまつだけ)に登ったとき、雨の降るなか早朝5時ぐらいから登り始めたんですが、雨雲を超えるあたりから、ものすごくきれいな青空が広がって。下を眺めたらまだ雪渓が残っていて……。街にいたら眺められない大迫力の景色に感動して一気に登山にハマったんです。そのときの山行(さんこう)が転機でしたね。

登山の魅力に目覚めたものの、よく考えたら唐松岳を登るために、思ったよりお金を使っていることに気づいて。松本までの往復の新幹線代に、朝イチで登り始めるための宿泊費、登山口まで行くためのレンタカー代など、計算したら1回の登山に何万円も使ってたんです。「お金がかからないから登山を始めたのに、このままではダメだ」と。そこで「そうだ、車中泊をすればいいんだ!」と思いつきました。クルマがあれば、移動もできるし宿泊もできる。時間も費用も抑えられるので、節約好きの私にピッタリだなと。

 

バグトラのテント内でピースサインをする松本明子さん

群馬県・妙義山を眺めながらバグトラでランチを楽しむ 写真提供:オフィスアムズ

 

早朝から登山をするため、前夜に車中泊をする人は多いと思いますが、軽キャンピングカーを選んだのは、どうしてですか?

松本さん:乗用車も持っているので、そのクルマでシートを倒して仮眠を取ってから登ったこともあるんですが、やっぱりベストな体調で登るのは難しいんですよね。かといって本格的なキャンピングカーだと大き過ぎて置き場にも困るし、都内は道も狭いので私は絶対に運転できない。

それで「小さくて快適に過ごせるキャンピングカーはないかしら」と思って、「軽トラの荷台にテントを張ってるような感じで……」と「こんなクルマがあったらいいのに」という絵を描いたりしていたんです。そしたらまさに私の思い描いたイメージのクルマを見つけて。それが青森のカーファクトリー・ターボーさんのバグトラだったんです。すぐに電話して「タレントの松本明子ですが、バグトラが欲しいんです! 青森まで行かなきゃ買えませんか?」と尋ねたら、関東では神奈川県のブローさんで取り扱っていることを教えてもらって、すぐにブローさんにアポなし突撃しました(笑)。

 

ブローの看板の前に立つ松本明子さん

アメリカンスタイルのカスタムやドレスアップを専門とするBlow(ブロー)さん 写真提供:オフィスアムズ

 

お店を訪れて、すぐに購入を決めたんですか?

松本さん:なにせ理想通りでしたから。そこで、スズキのエブリイをベースにスクールバス風にカスタムした「ブギーライダー」も見つけてしまって、そっちにもひと目惚れ。せっかくいいクルマを見つけので「みんなにも使ってほしい!」と思い、レンタカー屋を始めることにしたんです。所属事務所の社長にも「副業を始めます」と伝えて了解をもらいました。ちょうどコロナ禍で、芸能の仕事が減って時間ができ、「これからどうしようかな」と考えていた頃だったので、「よし、レンタカー屋をやってみよう!」と。

 

ブローの看板の前に立つ松本明子さん

芸能界の「節約女王」として知られる松本さんの著書2冊。節約エピソードがつまった『この道40年 あるもので工夫する松本流ケチ道生活』(2023年)。実際に実家じまいで苦労した経験を綴った『実家じまい終わらせました!』(2022年)はベストセラーに

 

ご自分で「ケチだ」とおっしゃる割には、バグトラとブギーライダー、一気に4台も買うなんて、思い切った決断ですね。

松本さん:「自分で使わないときはレンタカーとして貸し出せば一石二鳥だ!」と思ったんです。ところがこれが全然儲からないんですよ(笑)。30年ぐらいずっと私の運転手をしてくれている廣田さんを「一緒にレンタカー屋さんをやろうよ!」と誘って立ち上げに向けて動き始めたんですが、想像以上に大変でした。事業の立ち上げに関しては、小中学校の同級生でビジネスに詳しい青倉さんに相談して、軌道に乗るまでサポートしていただきました(そのまま青倉さんには相談役として経営に参加してもらっています)。青倉さんから全国展開でキャンピングカーをレンタルしている「バンライフレンタカー」のことを教えてもらって、「フランチャイズに加えてくれませんか?」と直談判して「バンライフレンタカー 東京杉並店」として予約サービスを使わせてもらえることになりました。なんだかんだで開業するまで半年ぐらいかかり、2021年3月、軽キャンピングカーのレンタル事業「オフィスアムズ」をスタートしました。

 

都内でクルマを借りて、そのまま目的地の山やキャンプ場へ行けるのはいいですね。都心に住んでいてクルマを持っていないアウトドア好きのニーズにはピッタリです。

松本さん:最初は「登山やキャンプ用だから、山梨や長野あたりにお店を出したほうがいいのかな」と思ったんですが、キャンプ好きで知られる芸人のヒロシさんから「駐車場などの経費はかかるかもしれないけれど、絶対に都内でやったほうがいいです」とオススメされたので助言に従うことにしました。都内の人がレジャーに出かけるときだけでなく、外国人観光客の方がしばらく東京で滞在してから、ドライブしながら地方を回るために長期間借りてくれたりしますし、やっぱり都内で営業して正解だったかもです。

 

「お客様に喜んでもらって笑顔にする」という点ではエンタメと同じ

車の貼ったオフィスアムズのステッカーを指差す松本明子さん

 

それにしても、芸能界とレンタカー屋では、勝手がまったく違いませんか?

松本さん:アナログ人間だったのでWebサイトを立ち上げるためにパソコン教室に通うなど、ちょっと遠回りはしましたが、「お客様に喜んでもらって笑顔にする」という点では、エンタメと同じだと思います。私も芸能のお仕事がオフの日は、貸出の手続きをしたり使い方を説明したり、レンタカー屋さんの店員として働いています。私がお店にいるときは「おまけのサービス」として、お客様が出発するときに一緒に記念写真を撮るんですが、外国人の方だと、私が芸能人だということを知らないので「レンタカー屋の店員さんと一緒に写真を撮るなんて、珍しいサービスですね」なんて言われたりします(笑)。

 

オートキャンプを楽しむ松本明子さん

最近はオートキャンプの楽しさにも目覚めたそう 写真提供:オフィスアムズ

 

オフィスアムズのサイトには、それぞれの軽キャンピングカーの設備や使い方紹介の動画もたくさんアップされていますね。松本さんの説明がすごく手慣れていて、普段からお客様に説明しているのがよくわかります。ちなみに、外装は普通の軽バンや軽トラのままで内装だけを車中泊仕様にする選択もあったと思いますが、松本さんのクルマはルックスもみんな個性的ですね。

松本さんせっかくキャンプするなら、写真映えするほうがいいですよね。バグトラやブギーライダーなら、大自然の中でも絵になりますし、街中を走っていてもカッコいいですし。よくお客様が「こんな景色のいいところに行きましたよ!」と写真を送ってくださるんですが、それを見るのが本当に楽しみなんです。外国の方はとくに「こんなに可愛いクルマで日本を回ったんだよ」とInstagramに投稿してくださったりしますが、「小さな軽自動車の中にいろいろな機能が詰まったキャンピングカー」というところにも「日本らしさ」を感じるようで、日本のクルマ旅の思い出として印象深いみたいですね。

 

オートキャンプを楽しむ松本明子さん

2024年、ふもとっぱらにてオートキャンプ中のひとコマ 写真提供:オフィスアムズ

 

軽自動車は日本ならではの規格のクルマですし、外国人にとっては新鮮な体験かもしれませんね。お話をうかがっていると、登山に加えてキャンプも趣味に加わった感じですね。

松本さん先日、初めて「ふもとっぱら」へキャンプに行ったんですが、お客様からよく「ふもとっぱらへ行ってきました」とお聞きするので「私も行ってみたい!」と。そのときはあいにく富士山が見えなくて、また次の機会にチャレンジしようと思っています。私はお休みの日でも何かやっていないと落ち着かない性分なんです。芸能のお仕事は急に「明日はお休みです」となったりするんですが、そうすると「じゃあ、今からキャンプに行かない?」と廣田さんを誘って、パッと出かけたりすることもあります。道具をいっぱい用意してテントも張って……となると腰が重くなりがちですが、車中泊前提なら、椅子と寝袋だけあればキャンプできちゃいますから。

 

オートキャンプを楽しむ松本明子さん

2024年3月、山梨百名山の黒岳に登ったときのスナップ。富士山と河口湖を望む絶景に気分も爽快 写真提供:オフィスアムズ

 

オフィスアムズは、レンタル料金も良心的ですね。

松本さん:若いカップルや学生さんにも利用してもらえたらと、料金はできるだけリーズナブルに設定しています。「登山をはじめアウトドアをもっと気軽に楽しんでほしい日本の自然の素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたい」というのが根底にあるので。ただ、テレビ番組で「儲からないレンタカー屋」として紹介されるぐらいなので、「クルマを人に貸せば、儲かるのでは!?」という最初の目論見は完全にハズれました(笑)。

クルマが空いていて私がお休みのときは、「元を取らなくては!」と、せっせと自分でクルマを運転して山や海へ出かけています。これからも、このクルマたちに乗って、いろいろなところへ行きたいと思います。儲けのことはあまり気にせず、お客様と一緒になって楽しみたいですね!

 

ブギーライダーの運転席の窓から笑顔の松本明子さん

 

▼撮影にご協力いただいた「島忠 ホームズ中野本店」

島忠 ホームズ中野本店

東京メトロ丸の内線・方南町駅から徒歩約8分の場所にある「島忠 ホームズ中野本店」。家具インテリアをはじめ、カー用品、アウトドア・DIY用品、ペット用品、日用雑貨、園芸用品など幅広い品揃えの大型ホームセンター。3階、4階、屋上が駐車場。1,000円以上のお買い物をすると、駐車料金は120分まで無料。

島忠 ホームズ中野本店の店内

島忠 ホームズ中野本店

住所:東京都中野区南台5-24-13
営業時間:10:00~20:00
https://www.shimachu.co.jp/shop/tokyo/310.html

 

▼ライターのプロフィール

廣田俊介のプロフィール写真
廣田 俊介(ひろた しゅんすけ)
出版社でバイク専門誌、ファッション誌の編集者として勤務した後に独立。アメリカンカジュアルやトラッドを中心としたファッション、乗り物、アートなどの分野を中心に各種媒体で記事を執筆。コロナ禍をきっかけに葉山へ移住し、趣味の釣り、キャンプ、バイク、園芸を満喫中。
Instagram @shunthe1564

 

取材・文/廣田 俊介
写真/藤巻 健治
編集/平林 きょうこ