ニューノーマルな働き方の選択肢の一つとして注目されている『ワーケーション』。リモートワークを活用し、働きながらもリゾート地やレジャー施設で休暇を取るスタイルが、「仕事と休暇を両立できる」と支持されています。
しかし、外で仕事をする際に気になるのが、電源やプライベート空間の確保、外気温をはじめとした環境変化です。
そんな課題を解決するのが、バンを活用したワーケーション。今回、ホテルのブランドディレクターやクリエイティブディレクターとして活躍する谷本好(たにもとこのみ)さんがN-VANでのワーケーションを体験。南房総の美しい海の近くでワーケーションをするこのみさんの一日を追ってみました。
- 谷本好(たにもと このみ)さん
- 「HOTEL SHE,」のブランドマネージャーとしてSNS運営などを統括しながら日本中のホテルを転々と飛び回る生粋のホテルラバー。ホテルを紹介するSNSが人気を集めている。
Instagram: @konomiworld0313
Twitter: @konomiworld_0313
サイドオーニングを活用すれば、作業ができるスペースに早変わり
今回このみさんが乗車するのはHondaのN-VAN。床が低く、天井が高いという特徴を持つN-VANは、内部のフルフラット化を実現。クルマの中を居心地の良い空間にすることで、実用性も兼ね備えつつ、遊び心のあるカスタマイズも楽しめます。ボディーカラーは全11色(※)。今回乗るのはプレミアムイエローパールです。
※一部カラーがお選びいただけない場合がございますので、詳しくは販売会社にお問い合わせください。
東京湾アクアラインを渡り、両脇に海を眺めながら、気持ちよくクルマを走らせます。 “ワーケーション”と聞き、まずこのみさんがやってきたのは『鹿野山九十九谷展望公園』。館山道君津ICより鹿野山方面へ約25分進み、目的地へと到着しました。都心からは1時間半ほどの場所にあります。
千葉県の眺望百景にも指定されている展望公園では、房総半島の山々と市内を一望でき、その景色を眺めながら仕事をするようです。駐車スペースは10台ほど。今回は平日ということもあり、他に駐車しているのは1~2台。人通りも少なく静かな環境で作業に望めそう。
N-VANについている市販品のサイドオーニング(車体に直接取り付ける収納型の日よけ幕)を出し、その下にチェアとテーブルを並べれば、あっという間に作業スペースのできあがり。サイドオーニングの設置には少し苦戦していたこのみさん。同行した撮影スタッフに手伝ってもらいながら2人がかりで設置していました。
外での仕事はスマホのテザリング機能を使い、パソコンをネットに接続。通信環境は大容量のデータのやりとりには向きませんが、4Gが入るためメールの返信やWEB会議等は問題ありません。また、ポータブル電源を持ってきたので、電源にも困りません。絶景を見ながら澄んだ空気の中で仕事に取りかかります。
ただ、このサイドオーニングが強い日差しをカットしてくれたので快適に作業することができました。仕事柄、自宅や全国各地のホテルで仕事をしているのですが、外で仕事をするのは新鮮。自然に囲まれながらとてもリラックスして仕事に打ち込めたので、普段よりも作業が捗りました!
レトロな店内でこだわりのマフィンとコーヒーを味わいながら過ごす、リラックスした時間
仕事を一段落させ、このみさんがやってきたのは、千葉は館山市にある「TRAYCLE Market&Coffee」。フェアトレード商品、伝統工芸品、環境に優しい商品を扱うセレクトショップ&カフェで、築100年のレトロな建物は国登録有形文化財になっているそう。
店内では一杯ずつハンドドリップされた淹れたてのフェアトレードコーヒーやオーガニックの食材を使用した手作りのマフィンが堪能できます。2種類選べるマフィンセットでこのみさんがチョイスしたのは『オーガニック抹茶&桜あん おからマフィン』と『南房総産にんじんのキャロットケーキ with チーズフロスティングおからマフィン』。
食材にこだわったマフィンは日替わりで種類を変えているため、行くたびに違ったラインナップが楽しめます。
窓から見える海と館山の街なみ。行き交う船や館山で暮らす人々に思いを馳せながら、いつもの喧騒を忘れてリラックスするこのみさん。思考のスイッチをオフにして、ゆっくりとした時間を過ごせる喜びと、手作りのおいしいご飯を大切に噛みしめていました。
TRAYCLE Market&Coffee
住所:〒294-0036 千葉県館山市館山95-70
営業時間:11:00~18:00
定休日:月曜日・火曜日
電話番号:0470-49-4688
房総の海を眺めながら、いつもと違う自分に出会う
食事のあとは、近くの浜辺を歩くことに。ここ館山の海は、透明度の高さや首都圏からのアクセスの良さで夏には賑わうスポット。海を望みながら走れる海岸線沿いはドライブコースとしても人気です。
防波堤に腰かけながら仕事をしているこのみさん。海をみながら仕事をしていると、普段でなかったようなアイディアが出てくることに気が付き、リラックスしながら仕事ができるワーケーションの魅力にとりつかれたようです。
メールの返信やアイディア出しが捗ったというこのみさんですが、オンライン会議や仕事の電話をする際は、要注意。浜辺は風が強く、人通りも多いため、車内でするのがオススメです。
電源が完備された広い車内で、快適な車中泊を
続いて向かうのはお台場海浜庭園キャンプ場。海を間近に、潮風を浴びながら美しい風景の中でキャンプができるスポットです。このみさんはキャンプ場で車中泊をしてから、朝に都内へと戻るようです。
お台場海浜庭園キャンプ場はオートキャンプ場で、クルマとともにキャンプが楽しめます。
キャンプ場に到着し、リアハッチを開けると目の前には房総の海が。後部座席と助手席を倒して、さらに広くできるN-VANなら、足を伸ばして仕事のアイディアを考えたり、潮風を感じながらお茶を飲んだりと、いろいろなシーンに合わせた使い方ができます。
海風や波音を感じながらパソコンに向かい、ちょっと疲れたときにはぼーっと波を眺めていたこのみさん。仕事が一段落し、ふと目を上げると、そこには美しい夕日が広がっていました。
気持ちよく仕事を終わらせたあとは、再びサイドオーニングを出し、あらかじめ買っておいた食材で夕食の準備にとりかかります。キャンプ場付近は、15分ほどクルマでいかなければコンビニやスーパーがないため、必要な食材や飲みもの、ウェットシートといった備品等、事前に購入するのを忘れないようにしましょう。
この日の夕食はカレー。プレートに副菜のアボカドサラダやフルーツを添え、キャンプといえども、バランスのよい食事を忘れません。
あまりキャンプをしたことがないというこのみさんですが、失敗することなく夕食の準備ができました。
食事のあとは、ホットティーを飲みながら読書。海の音を聞きながら、何にも邪魔されない、自分だけの時間を過ごしていました。
少し寒くなってきたので、車内に入り、ヒーターをつけることに。そんなときに役立つのがN-VANの後部に付属している「外部電源入力キット」。外部接続用ケーブルとオートキャンプ場などの外部電源設備を接続することで、エンジン停止中でも車内にAC100Vを引き込めます。アイドリングせず車内で電化製品を使用することができ、快適に過ごすことができます。
その際注意したいのはキャンプ場に外部電源があるかどうかをしっかり確認すること。外部電源があるキャンプ場は限られているため、現地に行ってみて、電源がないこともしばしば……。そんなときは容量に余裕のあるポータブル電源があると便利ですよ。
ヒーターと合わせて電気毛布をかけていると、うとうとと眠くなってきた様子。車内にシェードをかけ、寝ることにしました。
お台場海浜庭園
住所:〒294-0316 千葉県館山市洲崎908−22
電話番号:0470-24-5335
N-VANは自分のスタイルに合ったワーケーションが楽しめるクルマ
ワーケーションを体験したこのみさんは、「さまざまな場所に出かけることが多いですが、クルマと一緒だと場所や荷物の制限がとても少なくなるのでワーケーションをしやすいなと感じました。たまにはこういう働き方もいいですね!」
今回乗ったのが、コンパクトながらも広い車内を実現したN-VANだったことも影響を与えていそうです。
「いざとなれば、車内でいろいろできるのもよかったです。外だとどうしても風の強さが気になったり、夜は肌寒かったりしたので」
ロケーションに縛られず、好きな場所で好きな時に仕事をするクルマでのワーケーション。電源やプライベート空間を確保できれば、移動先でも不自由なく過ごすことができます。みなさんも一度チャレンジしてみるのはどうでしょうか?
※ 記事内の情報は、記事公開時時点での情報です。
※ 本記事は2021年3月に取材・撮影しました。