密を避けながら、手軽にキャンプができると関心を集めている車中泊。
しかし、慣れない環境で一晩過ごす車中泊では、本当に快適に眠れるのか、プライバシーは担保できるのかなど、気になるところもありますよね。
今回はフォトグラファー・吉岡莉南さんがHonda フリード+ではじめての車中泊を体験。車中泊をしてみた感想、フォトグラファーとして気になった点などを伺い、車中泊を通じて撮れた作品を発表していただきました。
慣れない環境で一晩過ごすのは正直不安……でもトライしてみたい!
さっそくハンドルを握り、山梨県の河口湖にあるキャンプ場を目的地に、都内からクルマを走らせる莉南さん(以下、おかりなさん)。はじめて車中泊をするというおかりなさんですが、プライバシー面や一晩クルマの中で過ごすことにはじめは不安だったそう。
途中休憩に寄ったのは山梨県上野原市に位置する中央自動車道、談合坂(だんごうざか)サービスエリア。ここの名物は山梨を代表する老舗和菓子メーカー「桔梗屋」の「桔梗信玄ソフト+」。談合坂サービスエリアの自然に囲まれたベンチで桔梗信玄ソフトをほおばるおかりなさん。
↓談合坂SAのグルメ情報についてはこちら!
談合坂サービスエリアを散策していると、ドッグランを発見。
ドッグランを走る犬たちと触れ合い、癒されるおかりなさん。自身も猫やフェレットを飼っているそうで、動物の写真をSNSにあげることも。スイーツを食べ、動物に癒される、そんな束の間の休憩を過ごしていました。
車中泊ならではのトラブルがありつつも、河口湖で富士山の絶景に感動
PAでの休憩を挟み、目的地に到着。
今回車中泊をするのは、「夢見る河口湖コテージ戸沢センター」のキャンプサイト。クルマとともに湖の近くでキャンプすることができ、目の前に富士山を望むことができます。
車中泊できる場所はいろいろありますが、はじめての車中泊ということで、設備もととのっていて、セキュリティ面でもより安心な「キャンプ場」を選びました。
早速キャンプ場に駐車していくおかりなさん。車中泊する際に、まず気をつけなければならないのが、停車する場所の地面の傾斜。車体が斜めになっていると睡眠の際、かなりストレスになってしまうもの。
こちらのキャンプ場は、河口湖のほとりでキャンプができると評判ですが、湖沿いは少し傾斜になっている様子……。
レベラー(カースロープ)は傾斜のある場所でクルマの車輪の下に敷くことで、車体を水平に近づけるアイテムです。これを使うことで、車中泊の際も、傾くことなく快適に寝ることができます。キャンプ場の地面のコンディションは行ってみないとわからないことが多いため、車中泊の際にあると便利ですよ。
↓レベラーの詳細についてはこちら!
俺の・私の車中泊グッズ④「レベラー(カースロープ)」鈴木大地さん
2020.12.24
湖畔に椅子を出し富士山を眺めるおかりなさん。日が傾くにつれ、オレンジ色に染められていく山肌や湖面を、時間を忘れて、ぼーっと眺めていました。
絶景に癒やされたあとは、カメラと三脚を取り出し、その光景を逃さぬようシャッターを切ります。
フリード+は足を伸ばせる快適性と、プライバシーを守る安全性を実現
日も暮れたところで晩ごはんを食べることに。メスティンでお米を炊き、レトルトのシチューをかけます。
都会の喧騒から離れて、「不便さ」を味わうというのもキャンプの醍醐味ですが、汗をかいた体をリフレッシュしたり、冷えた体を温めたいというのも本音。河口湖の周りには温泉施設があるので、おかりなさんは一日の疲れを癒やしに行くようです。
再びキャンプ場に戻り、寝る準備をすることに。おかりなさんが車中泊をする際に気になっていたのは、防犯上のトラブル。
今回は目隠しシェードとして、Honda純正アクセサリーである「プライバシーシェード」を使いました。車内のすべての窓を完全に覆うことができ、目隠しとして役立つアイテムです。
クルマの中で寝転がりながら写真の編集をしたり、スマホでSNSを見たりと、自宅のようにくつろぐおかりなさん。カメラやスマホ、パソコンなどの充電にはポータブル電源が便利。明日の朝に備え、いつもより早めに就寝します。
車中泊をしたからこそ撮れる絶景! 朝の美しい富士山を撮影してみた
静寂と澄んだ空気が包む、河口湖の朝。まだ辺りが薄暗い中、AM6:00前に起床したおかりなさん。車内で一晩をすごした感想を聞いてみました。
それでも軽い足取りでカメラを構え、この時間でしか撮れない富士山の撮影に挑みます。
おかりなさんが撮影した写真はこちら。富士山を主題に、夜明けのブルーアワーがとても美しい作品です。車中泊をした朝だからこそ撮れる写真になりました。
写真を撮ったあとも、コーヒーを飲みながら、日が登るまで湖畔に座っていたおかりなさん。カメラではなく、今度は心に焼き付けるようにして、しばらくの間、じっと富士山を見つめていました。
完全に日が登りはじめたころ、背伸びをして、都内へと帰ることにしました。
フリード+は手軽で快適な車中泊キャンプを楽しめるクルマ
最後に、今回の旅全体の感想をおかりなさんに聞いてみました。
プライバシーやセキュリティを保つ目隠しシェードに加えて、体をしっかり伸ばして水平に寝られるスペースをつくれれば、ひとまず快適な車中泊ができると分かった今回の車中泊体験。おかりなさんも今回の体験を通して、フォトグラファーとしての可能性の広がりを感じたようでした。みなさんも車中泊キャンプ、いちど挑戦してみてはどうでしょうか?