釣りもキャンプもDIYも、N-VANで広がった車中泊の達人のアウトドアライフ

景色のいいところでギアを広げてゆったりするのが鮎沢さんのキャンプスタイル

旅やキャンプ、登山に釣り。さまざまな外遊びへのハードルを下げてくれるのが、車中泊の特徴です。それを体現するかのように、自然豊かな山梨県で、N-VANで車中泊をしながら釣りやキャンプを楽しんでいる鮎沢純一さん。N-VANオーナーのリアルな休日の過ごし方について伺いました。

目次

鮎沢純一さん

鮎沢純一さん
山梨県甲府市在住の会社員で、N-VAN歴は約1年半。クルマのカスタムは学生時代からと経験豊富だが、DIYはN-VAN購入がきっかけ。N-VANのお気に入りポイントは、DIYして自分のオリジナリティを出せるのと、6速マニュアル設定と操作する楽しみまで兼ねそなえた希少なクルマだから。

 

N-VANに乗りはじめたことで、10年ぶりに「釣り」を復活

今年の8月に行われたN-VANオーナーイベントで取材させていただいた鮎沢純一さん。「N-VANをカスタムしたことで、よりアウトドアへの知見が広がった」と語る、鮎沢さんの素敵な休日の過ごし方についてお聞きします。

釣りの準備をする鮎沢さん

釣りの準備をする鮎沢さん
釣りの準備をする鮎沢さん
釣りの準備をする鮎沢さん

N-VANオーナーイベントの取材では、オーナーになって休日の過ごし方が変わったという方が多くいらっしゃったのが印象的でした。鮎沢さんもN-VANを購入したことで、休日の過ごし方に変化はありましたか?

鮎沢さん:木工のDIYをはじめたのと、作ったものを使用するためにアウトドアに出かける機会が増えましたね。趣味の幅が広がったことで「次の休日は、何しようかな?」と考える機会が多くなったように思います。その影響からか、社会人になってからはじめた釣りをここ10年ほど辞めていたのですが、復活することにしまして。昔は管釣り(管理釣り場で行うマスなどを釣るスタイル)のトーナメントで年間ランキング2位になったりして、スポンサーもついてくれるレベルだったのですよ(笑)。今はゆったり自分のペースで釣りをしています。お気に入りのマイカーで、長年の趣味に没頭できるというのはすごく幸せなことですね!

移動しながら釣りをする鮎沢さん
移動しながら釣りをする鮎沢さん
魚がどこにいるのか場所を変えながら探る

え、スポンサーがついていたのですか!? もはやプロ…。管釣りの魅力ってどこにあるのでしょうか?

鮎沢さん:管釣りの魅力は、一般的にいうと素人の方でも釣りやすいことだと思います。隣の人との距離が近くてもできるので、一緒に参加した人同士で話しながらできる唯一の釣りスタイルじゃないでしょうか。ニジマスやヤマメがターゲットなのですが、5匹釣った人が勝ちなどゲーム化できるので、比較的多くの人に楽しんでもらえるはずです。私の最高記録は30分で50匹釣れて、そのときは大会で優勝できました。今日放流されたのはヤマメでしたが、すばしっこいので少し難しいんです。ですが、うまく何匹か釣れてホッとしました(笑)。

釣りの準備をする鮎沢さん
釣りの準備をする鮎沢さん
釣り場のコンディションに合わせてロッドやルアーを変更しながら最適解を見つけていく

管釣りって、釣りのなかでも初心者向きだと思っていましたが、ひとつのスタイルとして確立されているのは知らなかったです。

鮎沢さんと網に入ったヤマメ

鮎沢さんと網に入ったヤマメ
鮎沢さんと網に入ったヤマメ
ついにヤマメがヒット!

鮎沢さん:実は盛んですよ。次はどんなふうに釣ろうかと、一投ずつ考えながらロッドを振っています。それでいうと、釣りはDIYと似ているかもしれないですね。DIYも作っては試し、改良点を考えたり、次はどんなものを作ろうかなど、思考を巡らせてたりしていますから。学生のときから好きなクルマ、社会人になってハマった釣り、そして最近目覚めたDIYやキャンプを組み合わせるのが性に合っています。年齢を重ねながら経験してきた自分の趣味をすべて叶えられるN-VANというクルマに出会えて、本当に良かったなと思っています。

たくさんの趣味を満遍なくやるには、休日が足りなさそうですね(笑)。ところで、釣り道具にはロッドなど長物もあると思いますが、車載はどのようにされていますか?

ロッドを差し込んだルーフコンソール
ロッドを差し込んだルーフコンソール
偶然にもロッドをバックドアから入れてルーフコンソールに差し込むとちょうど収納できたのだそう

鮎沢さん:釣具専用にはカスタムしていないのですが、ロッドを収納できないかなと天井部に刺してみたら、ぴったりはまったんです。これはうれしい誤算でした(笑)。バックドアの収納スペースはDIYですが、運転席の上部に取り付けたパーツは、Hondaの純正オプションパーツのルーフコンソールです。

 

新たにはじめた「キャンプ」の面白さ

キャンプサイトでコーヒーを飲む鮎沢さん

朝から外出できる日は、キャンプギアを広げてコーヒーを飲むのが至福のひととき

N-VANに乗りはじめたことで、キャンプにも目覚めたそうですね。

鮎沢さん:そうなんですよ。もともと車中泊はしようと思っていました。N-VANを購入して半年ぐらい経った頃、キャンプ場でおしゃれなギアでレイアウトされているキャンプサイトが目に入りまして。それからキャンプギアを収集するようになりましたね。実践する場としても家の周りにキャンプ場が多いので助かっています。

キャンプシーンでも、N-VANがきっかけではじめたDIYアイテムが活躍しそうですね。

鮎沢さん:そうですね。はじめてDIYしたのがテーブルだったのですが、それを生かせる場だったのも、キャンプをやりはじめた理由の1つです。自作のテーブルはサイトレイアウトの中心に置いています。キャンプ場でゆっくりしているはずなのですが、気がついたらより快適な空間作りを考えはじめちゃいます。キャンプはまさにアイデアの源泉ですね(笑)。

鮎沢さんらしいエピソードですね(笑)。続いて、鮎沢さんのキャンプスタイルについてお聞かせください。

鮎沢さんのキャンプサイト

タープをクルマに連結させ、コンパクトにまとめたキャンプスタイル

鮎沢さん:キャンプをするときはタープを張って、その下にイスやテーブル、そのほかのさまざまなツールを設置してレイアウトしています。そして、これまでくつろぎスペースも兼ねていた車内は就寝スペースとして活用するようになりました。これはN-VANが簡単にフルフラットになって、就寝スペースを容易に確保できたからこそ実現したスタイルかなと。車内が狭いとテントを張らなくてはならないですが、そこまでは少し面倒だなと思っていたので。

クルマを買い替えたことで、そこまで趣味の幅が広がっているのは本当に素敵なことですね! 鮎沢さんが思う、キャンプの魅力はどこにあるのでしょうか?

鮎沢さん:自然のなかでゆっくり景色を眺めながら過ごせるところです。車内でもできますが、より広くゆったり使えるのはやっぱりいいですよ。車内だと調理も簡単なもので済ませますが、キャンプでは料理もよりしっかり作れます。なので、時間があるときはキャンプ場に行って1日ゆっくり過ごすのがルーティンになりつつあります。好きなギアをそろえて、それに囲まれているのも至福のひとときですね。

確かに、車内も快適にカスタムされていますが、キャンプ場に行ったら、より開放的な空間づくりがしたくなりますよね。鮎沢さんはキャンプギアもたくさんお持ちのようですが、お気に入りはありますか?

お気に入りのフュアハンドランタン

お気に入りのフュアハンドランタン

鮎沢さん:お気に入りは、フュアハンドランタンです。はじめてキャンプギアをそろえたときに購入したものなのですが、今ではあまり使う人が少なくなったオイル式です。主流のLEDランタンも持っていますが、LED式だと蓄電量が減っていくと使えなくなります。ですが、オイル式は仕組みが良い意味で単純なので、故障しても直せますし、経年変化を楽しむことができるものなのです。だから、自分のキャンプ歴を積み重ねるとともに、一緒に成長できる相棒のような存在になってくれたらなと思っています。キャンプギアのなかには、フュアハンドランタンのように何十年も使い続けられるものがあるというのも、キャンプの魅力の1つなのかもしれませんね。

そんな素敵な想いがあったとは。このフュアハンドランタンにもアレンジを加えているみたいですね。

フュアハンドランタンを触りながら説明する鮎沢さん

「ついついどこかワンポイントでもDIY要素をプラスしたくなってしまう」と語る鮎沢さ

より素敵にできるなと思ったら、とことんカスタムさせちゃいますね。ホヤをオレンジにしてより暖色に光るように変更しています。さらに、レザーを自分で加工し、傘にしたものを取り付けています。

ふたを開いた状態のMilwaukee(ミルウォーキー)のコンテナ

コンテナのふた部分にはウッド天板が取り付けられている

もう1点は、Milwaukee(ミルウォーキー)から出ているPACKOUTシリーズのスタッキングできるコンテナです。Milwaukeeの製品は耐久性がかなり高いので、キャンプでも愛用しています。中には、LEDランタンや充電ケーブルなど、衝撃を与えたくないものを中心に入れていますね。赤くビビットなカラーリングなのに、ガレージ感があって無骨なデザインが気に入っています。Milwaukeeはキャンプメーカーではなく工具メーカーなのですが、ほかの業界のアイテムも含めてチェックすることで、自分の理想像に近づかせています。

 

N-VANは、乗る人の可能性を広げてくれる最高のクルマ

走行中のN-VAN

走行性が高いこともN-VANのお気に入りポイント

ここまで鮎沢さんのアウトドアライフについて伺ってきましたが、やはりN-VANがキーとなっているような印象を受けました。N-VANの良さについてお話しいただけますか?

N-VANの魅力について語る鮎沢さん

N-VANの魅力について語る鮎沢さん

鮎沢さん:まさにN-VANを購入したことで、より幅広くアウトドアの世界を知ることができました。もっと乗り回して、さらに知見を広げていきたいですね。N-VANの良さは、積載量が多く、軽自動車なので維持費も安い。アウトドアを楽しむクルマに適しているのではないでしょうか。個人的には、遠方に出かけるのに走行性も重要で、6速マニュアルのラインナップは軽自動車だとまれなので、購入時のポイントになりました。シフトチェンジが好きで、運転する楽しさを久しぶりに思い出させてもらいましたね。

また、N-VAN特有だなと思うのが、カスタム好きで集まれるコミュニティがあること。購入時にYouTubeで「N-VAN」と検索したときにクルマ情報だけでなく、DIYの情報がたくさん出てくるってなかなかないことですよね。カエライフさんと出会ったオーナーイベントもその1つ。やっぱり自分と考えていることが似ている人たちと話すのが楽しくって。全然話し足りなかったですよ(笑)。N-VANはクルマとしての魅力だけでなく、乗る人の可能性を広げてくれる、そんな魅力のあるクルマなのではないでしょうか。

今回は鮎沢さんの釣りやキャンプを楽しまれているアウトドアライフについて伺いました。後編では鮎沢さんがハマっているDIYについてや、こだわりのN-VANカスタムについてご紹介します。

 

 

文/濱松 教道
写真/烏頭尾 拓磨
編集/濱松 教道、TAC企画
撮影協力/神之川キャンプ場