化粧前に肌の血行をよくするセルフマッサージ

クルマの中でメイクする女性

「渋滞を避けるために早く出発しよう!」とか、貴重な休日だから「早く目的地に到着して、少しでも多く遊ぶ時間を確保したい!!」などで、夜明けとともに出発するドライバーのみなさんも多いと思います。そんなときに普段から化粧をしている方なら気になるのが化粧のノリ。

例えば朝4、5時に出発するとして、きちんと化粧をしようと思うと、出発時間に合わせてさらに早起きしなくてはならなくなるので、睡眠時間は削られます。そうなると、ますます化粧ノリが悪くなるという状態に。そこで化粧をする前に行いたいのが、肌の血行をよくするセルフマッサージです。ちょっとしたひと手間で化粧ノリも変わってきます。また肌だけでなく、目覚めていない頭も心もすっきりさせる効果も期待できるので、朝にぴったりなセルフマッサージです。それではさっそく、やり方を紹介しましょう。

 

① 頭と首の境目をほぐして血の巡りをアップ

頭と首の境目をマッサージ

耳たぶの後ろを触ると尖った骨があります。頭と首の境目の目安は、耳の後ろにある左右の骨を結んだラインです。頭と首の境目の筋肉が硬くなると、血の巡りが悪くなり酸素や栄養が行き届かなくなるため、顔色がくすみやすくなります。また目ともつながっている筋肉なので目が疲れやすくなることも。そこで行いたいのが頭と耳の境目の筋肉ほぐし。血の巡りが良くなると、肌がピンク色に変わってきたり、瞳にも潤いが加わります。

それでは、やり方です。

  1. 左右の耳の後ろにある骨を探します。尖っている部分です。
  2. 耳の後ろにある骨に両手の人差し指と中指をそれぞれ置きます。
  3. 置いたら円を描くように指の腹を押し当てながら5回ほど回します。回す方向は、やりやすい方向でかまいません。

これを耳の後ろにある左右の骨を結んだライン(頭と耳の境目)にそって繰り返します。1回ですっきりしない場合は、2、3回繰り返しましょう。

 

② 鎖骨まわりをほぐしてデコルテ美人

次に鎖骨まわりをほぐします。知らず知らずのうちに硬くなるのが鎖骨まわりの筋肉。鎖骨まわりが緊張していると血の巡りが悪くなるので、老廃物が溜まりやすくなります。普段意識していないと、鎖骨まわりの筋肉は固まりやすくなるので、まずは鎖骨の動きを確認しましょう。

  1. 背中をまっすぐにさせてから、肩を耳たぶに近づけてゆっくりと肩を降ろします。これを10回繰り返します。鎖骨も肩と連動して上に下に動きます。
  2. 背中をまっすぐにします。肩を後ろに引き、前に動かします。この動作を10回。鎖骨も肩と連動して前後に動きます。

この動作を意識して行うだけでも鎖骨まわりの筋肉がほぐれて動きがよくなるはずです。

続いて鎖骨まわりさらにほぐします。鎖骨の内側(上側)に指を引っ掛けて鎖骨の端から端までほぐします。

鎖骨まわりをほぐすマッサージ

それではほぐし方です。

 

鎖骨まわりをほぐすマッサージ

  1. 右手の人差し指、中指をAで示した右の鎖骨の中央側のでっぱりの上側(以下A)に引っ掛けます。引っ掛けたら円を描くように5、6回、指を回します。回す方向は、やりやすい方向でかまいません。
  2. 次に鎖骨の中央から肩に向かって指を置く位置をずらし、再度、1の動作をします。鎖骨の肩側の端まで指をずらしながら、1の動作を約3〜4セット行います。

終わったら反対側の鎖骨も同様にほぐしましょう。指が入りにくいのは、老廃物が溜まっているサインです。鎖骨まわりの筋肉がほぐれると血の巡りが良くなり老廃物が流れるので、デコルテラインもすっきりする効果が期待できます。

 

③ 胸鎖乳突筋をほぐして頭の位置を美しくレイアウト

首の前面、耳の後ろにある尖った骨から、鎖骨の中心側に向かってついている筋肉が胸鎖乳突筋。頭を支える筋肉のひとつで、硬くなると血の巡りが悪くなり顔色にも影響します。また左右差も出やすい筋肉です。例えば真っすぐに立ったつもりでも、自分のクセで、どちらか片方に頭が傾くケースが多いため、胸鎖乳突筋は、左右で硬さや筋肉の太さが異なりやすい筋肉です。ほぐすことで首まわりのコリやハリも緩和されます。

 

胸鎖乳突筋をほぐすマッサージ


 それでは、ほぐし方です。

 

胸鎖乳突筋をほぐすマッサージ

  1. まず胸鎖乳突筋の場所を確認。顔を横に向けると、耳の後ろにある尖った骨から鎖骨の中央までつながった筋肉が少し浮き出てきます。
  2. Bで示した右耳の後ろの少し下辺り(胸鎖乳突筋のはじまり)を優しく右手でつかみます。
  3. つかんだらそのまま10秒ほどキープ。
  4. Bをつかんだまま、顔を右に向けたあと、左に向けて(目の高さは変えません)、右と左セットで3回ほど軽く動かします。
  5. 続いて手でつかむ場所をAに向かって少しずつ下へずらしながら、再度、4の動作を行います。この動作を約3〜4セット行います。

近くに神経があるので力を入れ過ぎないように気をつけて行いましょう。反対側も同じ手順で行います。ほぐすことで、血の巡りがよくなることはもちろん、頭の位置が中心に整いやすくなり、姿勢が良くなるので見た目の印象も綺麗に見えます。

 

④ 仕上げは目のまわりの血行アップで目のクマ防止

目のまわりのマッサージ

仕上げは顔の血行アップ。

  1. 両手の人差し指、中指、薬指を額の中央に置き、軽く指の腹を押し当てながら耳の穴の前に向かって指をスライドさせます。この動作を5、6回繰り返します。
  2. 続いてまぶたの上。目を閉じ、両手の指3本を目頭に置き、耳の穴の前に向けて指の腹で軽く押しながら流します。この動作も5、6回繰り返します。
  3. 最後に目の下。両手の指3本を目頭に置き、指の腹で軽く押しながら耳の穴の前に向けて流します。これも5、6回。

いずれも軽く指の腹で押しながら流すのがコツです。強く皮膚をこすったり、引っ張り過ぎないように気をつけましょう。目のまわりの血の巡りがよくなることで、目がぱっちりと開き、クマを消す効果も期待できます。

 

まとめ

とくに時間が無いときは最後の④だけでもOKです。①~③はドライブの小休止にもおすすめ。とくに運転する方は①の頭と首の境目ほぐしを行って、首と目のお疲れを流しましょう。頭と首の境目はホルモンの運搬にも影響を及ぼす場所なので、ほぐすことで幸せを感じるホルモン、セロトニンを受け止めやすくなるといわれています。運転中のイライラをクールダウンさせたいときも効果が期待できます。

体のお疲れは心の疲れ。上手に小休止をとりながら安全で心地よいドライブ時間を楽しみましょう。

文/鈴木 珠美