
元の車種がわからないほど大胆なカスタムを施し、レトロ風のデザインにチェンジしたカスタムカーが人気を集めています。
軽自動車がベースとなっているケースが多く、車検費用や税金といった維持費を抑えられるのもレトロカスタムカーの魅力のひとつ。
今回は、軽自動車のレトロなカスタムカーの実例や、購入時に気になる予算や納期などを詳しく解説します。
車中泊好きの女子キャンパー森 風美さんが、レトロでかわいいカスタムカーの専門店「モデストカーズ」で、代表の田中伸幸さんにお話を伺ってきました!

- 森 風美さん
- 年間80泊するキャンプ女子。キャンプスタイルをSNSで発信し、女性向けアウトドアWebメディア「なちゅガール」の編集長も務める。
Instagram @fu_u.m
twitter @fu_uyu
森さんの連載記事はこちら↓↓↓


- モデストカーズ代表 田中伸幸さん
- 軽自動車販売業から18年ほど前にカスタム業へ転身。レトロなカスタムカーのパイオニア的存在で、愛好家から非常に厚い信頼を得ている。

- 取材協力
- モデストカーズ
住所:神奈川県相模原市南区当麻872-2
営業時間:10:00~19:00(完全予約制)
定休日:水曜、第2第4木曜
電話番号:0120-088776
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軽自動車のレトロなカスタムカーは種類が豊富! モデストカーズの実例も交えて紹介


森さん
実は父がレトロなカスタムカーが大好きで、何度かモデストカーズさんにお世話になっているんです。私も影響されて愛車のカスタムに挑戦しているところです!

田中さん
素敵なお父様ですね! アドバイスしますから、当社に負けないくらい魅力的なカスタムを目指してください。

森さん
さっそく教えてほしいことがあります! レトロなカスタムカーって、代表的なベースになる車種にはどんなタイプのバリエーションがあるんですか?

田中さん
モデストカーズでのラインナップを例に挙げると、全部で8タイプになります。ひと通りご紹介していきますね! ちなみにそれぞれのタイプで、当社で製作対応が可能なベース車種は限られますのでご注意を。
①ワーゲンバス仕様

中古の旧型スバル サンバーをワーゲンバスルックに。オリジナルより維持しやすく、一層キュートなので人気が高い。レトロカスタムの元祖的モデルといえ、12〜13年ほど前まではオーダーのほとんどを占めた。
②ポケットバン

ホンダの名車ステップバンを、ホンダ バモスをベースに蘇らせた。バモス ホビオやアクティバン、N-VANでも製作可能。Dr.スランプ アラレちゃん世代の田中さんは、作中のステップバンに強く影響されたそう。
③パイク

デザインソースになっているのは日産のパオ。平成21年12月までのスズキのアルトや日産のピノ、マツダのキャロルがベースとなる。カラーバリエーション、オプションパーツが豊富で自由度が高い。
④ピコット

スズキのDA64エブリィバン・エブリィワゴンとDA17エブリィバン・エブリィワゴンを、スズキのスズライト風にカスタム。ロングセラーがベースなだけに飽きにくいデザインを採用している。
↓↓このカスタム例はこちら↓↓
⑤シトロエンバス仕様

シトロエンのH(アッシュ)トラックがモチーフで、別名フレンチバス。一般ユーザーはもちろん、コマーシャルカーとしても活用されている。ホンダのバモス、バモス ホビオ、アクティ・バンがベースに。
⑥パズ

製造終了後もファンの多い、スバルのTWディアスワゴンとTVサンバーで製作できる。ロシアのUAZ(ワズ)452からインスパイアを受けたデザインは独特のレトロかわいい雰囲気が◎。
⑦ブース

ピコットと同じくモチーフはヨーロッパの旧車。足を意味するギリシャ語から名付けられている。メッキタイプの金属製グリルやバンパーを使うことで、一層クラシックな表情に仕上げた。
⑧アルファロメオ仕様

三菱のタウンボックスに丸目ヘッドライトと特徴的なフロントグリルを取り入れ、アルファロメオ風にチェンジ。塗装にエイジング加工も施した。ミニキャブ、日産のクリッパーバン、クリッパーリオでも適合。
用途に合わせたモデルを選ぶのが主流!

森さん
デザインとカラーを合わせたら本当に多種多様なんですね! 定番のタイプってあるんですか?

上がワーゲンバス仕様、下左がパズ仕様、下右がピコット仕様。

田中さん
レトロカスタムの起源的な存在がワーゲンバスなんです。ですから、私がモデストカーズを立ち上げた約18年前はワーゲンバス仕様が大ブーム。ブームが去った後でも大きな波がなく、満遍なくオーダーがあります。

オリジナルのワーゲンバスはこちら。

森さん
18年も前にブームがあったんですね! では今の流行りってあるんですか?

田中さん
流行りというより、用途に適したモデルを選ぶ傾向が強まっていますね。アウトドア好きな方は荷物が積みやすく、無骨でラフに乗れるワンボックスのパズ。ファミリーだと後部座席が活用できるピコットといった感じです。
軽自動車をレトロ可愛い仕様にカスタムしたい! 費用や納期など気になるアレコレを解説
可愛いレトロなカスタムカーを見て、「自分もカスタムしたい!」と感じた方は多いはず。しかし、「カスタムにはどのくらいの費用がかかるんだろう」「どのくらいで完成するんだろう」などと気になることもいろいろありますよね。
そこではここからは、費用や納期、カスタム工程など気になるアレコレを解説していきます。
カスタムの予算は80万円以上を想定しよう!

フロントデザインカスタム用のFRP素材でできたパーツ。

森さん
レトロにカスタムする際には、どれくらいの予算を想定すれば良いのでしょう?

田中さん
基本的にランプやグリルといったディテールだけカスタムするというのは、デザイン設計上不可能です。そのため、最低でもフロントを丸々交換する作業となります。
森さんが乗られているバモスをポケットバンにフルチェンジすると、外装の改造費だけで、全塗装も含め約80万円は必要です。もちろん、塗装やオプションパーツ、ベース車の状態によって増減します。

森さん
外装は部分的にカスタムするのは難しいんですね! ある程度の予算は覚悟しておいたほうが良さそうですね。

田中さん
内装にもこだわるならトータルで100万円前後は想定しておいてください。軽自動車をもう一台購入するような感覚になるかもしれません。

森さん
それなりに予算が必要なのは当然かも…。レトロなカスタムをすればオンリーワンな愛車になるんですもんね。
ベースは軽自動車が主流! ベース車はなくてもOK


森さん
ところで、軽自動車以外ではレトロカスタムできないんですか?

田中さん
FRPを使えば技術的には可能です。でも、普通車だとイマイチ可愛くならないんですよ。ベースのクルマが燃費や安全性を計算し尽くした、最先端のデザインになってしまうからでしょうね。
まぁ、サイズの決まっている軽自動車の方がイメージしやすいですし、制限がある中で作り込んでいくほうが個人的にも楽しいんです(笑)。


森さん
制限があるなかでカスタムを考えるのが楽しい! という感覚は、徒歩キャンプで持っていける荷物が限られているなか、工夫しながら楽しんでいたときの感覚と似てるかも(笑)。
オシャレ&キュートを追求していたら軽自動車にたどり着いたという点もなんだか共感します。

森さん
レトロなカスタムカーがほしい!って思ったとき、カスタム用のベース車がない場合でもオーダーはできるんですか?

田中さん
もちろんベース車がなくてもオーダーはできます! 当社では持ち込みは2〜3割ほどで、ベース車ごとオーダーするケースのほうが多いですよ。

森さん
ベース車を探すところからワンストップでお願いできるんですね!
ベース車の有無に関わらず納期は半年以上!

森さん
納期はどれくらいの期間が必要ですか?

田中さん
ベース車の有無に関わらず、いずれの場合も納期は半年以上を見込んでいただいています。
常時50台以上をほぼハンドメイドで製作しているため、申し訳ないのですがすぐには納車できないのです。
さらに中古車をベースにカスタムする場合は、ご希望の車種を探し出す時間も必要となり、もっとお時間いただくこともあります。

森さん
想像より待つことになるんですね! 手作業で丁寧に作られているとのことなので、時間を要するものだと肝に命じておきます。
オーナーは40~60代のおしゃれな人が多い!

森さん
おしゃれなレトロなカスタムカーのオーナーさんは、素敵な人が多そうですね。

田中さん
美容師、デザイナー、写真家など、デザインや美への意識が高い職業の方が多いです。おしゃれでこだわりがあり、自分らしいクルマを求めている印象ですね。
年齢的には40〜60代が中心でしょうか。軽自動車がもう一台買えるくらいの費用がかかりますから、経済的にゆとりのある世代なんでしょうね。
10年くらい前はヤングファミリーが多かったのですが、景気のせいでしょうか今はDINKS(共働きで子どもを持たない夫婦)も増えています。
カスタム前に知っておこう! 軽自動車をレトロカスタムする工程や内装アイデア
次は、初心者におすすめのカスタム箇所や内装アイデア、軽自動車をレトロにフルカスタムする際の工程などについて解説していきます。
どんなカスタムをするか考える際の参考になるはずですよ!
初心者は「ホイール」からカスタムするのがおすすめ!


森さん
初心者でもオーダーしやすい、簡単なカスタムってありますか?

田中さん
入門としては、ホイールを変えるのが最適かもしれません。特にキャップタイプなら簡単かつ、見栄えもだいぶ変わりますね。

レトロ感を演出するのに、気軽なうえ効果的なのがホイールキャップの装着。ただし、純正アルミホイールのままでは取り付けができない車種もあるのでご確認を。

軽自動車用のオプションホイールは廃盤になりやすく、種類によっては稀少で高価。希望モデルをインターネットで購入して、施工業者に持ち込むのも有効だ。

軽自動車にもラグジュアリー感を求める傾向が強まっており、ノーオプションでもデザイン性の高いホイールを履いている車種が増えてきた。ポケットバン系ならば、あえてノーマルホイールをいかして塗装するのもあり。


森さん
レトロなクルマってホイールも特徴的なデザインが多いですよね! あとはフロントライト部分とか、クルマの顔(正面部分)もカスタムできたら良いんですが…。

田中さん
ある一部分だけカスタムするのは、ボディの設計上まず無理なんですよ。
確かにライトを丸目にするのもレトロな雰囲気を出すのにわかりやすいのですけどね!

フロントライトを丸目に変えるのはレトロカスタムの定番だが、ピンポイントで取り替えるのは不可能。フロント全体をFRPで仕上げる必要がある。

ルックス面だけでなく空気導入口としての機能も持つフロントグリルは、ベース車の設計を踏まえてデザイン。プロでなければ無理な仕事だ。

リアデザインカスタム用のFRP素材でできたバックドアパーツ。

森さん
なるほど〜。ライト部分だけでもカスタムできたらよかったんですが…。ちなみにリアの部分も同じですよね?

田中さん
そうですね。リア部分についても同様に、ディテールだけカスタムすることはできません。
カスタム例としては、バックドア部分のデザインを観音扉風にするのが定番ですね。
バックドアのデザインもFRPによってクラシカルに。ちなみにこちらは観音扉仕様に見えるが、実際は成形によって表現したダミーデザインだ
革張りや旧車仕様の内装でレトロ可愛い雰囲気に!

森さん
あとは内装も気になります。どんなカスタムが可愛いですか?

田中さん
レトロカスタムのインテリアといえば、イメージしやすいのが革張りシート。ほかにもハンドルを旧車仕様にしたり、ボンネットを外装と同じ色にしたり。
ちなみに、シートの張り替えなら7万円程度から可能です。高い満足度が得られるし、挑戦もしやすいと思います。
パズのシートをヴィンテージ感あるレザーに。このカスタムではシートと合わせてハンドルやディテールにも同種のレザーを取り入れている。費用は約15万円。
外装に合わせて2トーンカバーを採用したポケットバンの内装。ボンネット含めペールトーンで統一し、キュートさが大幅にアップしている。約22万円で完成。

森さん
シートやハンドル周りに統一感があると気分も盛り上がりますね!

田中さん
そうなんです(笑)。森さんはご存知かもしれませんが、DIYをするなら外側よりインテリアの方がチャレンジしやすいです。張り替え用の生地や塗料は市販されていますから。
ピッタリサイズに美しくカバー張り替えするにはシートを一度外さないといけませんが、コツさえわかれば女性でも可能なカスタムですよ。
塗装のDIYは難しいので一部をペイントする程度にしよう

森さん
DIY好きの人なら、内装のカスタムにチャレンジするのも楽しそうですね!
ちなみに私、外装のペイントに挑戦してみたいんですけど、自分でやるのは難しいですか?

田中さん
新車なら不可能ではないでしょう。モデストカーズでもボディパーツキットを扱っています。ごく少数ですがフルペイントにチャレンジする方もいますね。
ただし、初心者の場合は刷毛やローラーでサイドにラインを入れる程度に留めておくのがオススメ。中古車やFRPのパーツに塗装するのは、全体を研いだり下地材を塗ったりと、準備が大変なので難しいと思います。

レトロカスタムでは、パーツと車体に下準備を施したのち、塗装をする。ムラのない美しい仕上がりはプロでなければ難しい。ペイントの技術はもちろん、塗装後にチリやホコリを除去し、磨く作業が必要となるからだ。
軽自動車の外装をレトロにフルカスタム! 完成までの工程を写真付きで紹介


森さん
ちなみに、外装をカスタムするにはどういった工程が必要なのか教えてもらえますか?

田中さん
まず、デザインを大幅に変更するレトロなカスタムカーで欠かせないのがFRP(繊維強化プラスチック)。これは樹脂にガラス繊維を加えた、鉄より強度があって軽い素材なんです。
一度マスターモデルの成形型を作れば、あとは型を利用して大量生産ができます。
本来はオーダーに応じて一つひとつ造形するのが理想かもしれませんが、それではコストがかかり過ぎ、安定した品質の維持も難しくなります。

フロントやリアなど、デザインが大きく変わるパーツはマスターモデルから成形型を製作。それによって安定した品質のFRP部品が生産できる。写真提供:モデストカーズ

FRPが脱型しやすいようワックスを塗ったあと、ゲルコートを均一に吹き付け。ガラス繊維と樹脂を手作業で積層させ、ローラーによって丁寧に脱泡する。写真提供:モデストカーズ

樹脂が完全に固まったら型から外し、余剰分をカット。ベース車に応じて取り付け用の穴も開けていく。写真提供:モデストカーズ

半製品といえるFRP部品だけに、クオリティだけでなく後の作業者の負担軽減も重要。鈑金・塗装段階での修正作業が減るよう、ベテランがしっかりチェックして完成となる。写真提供:モデストカーズ

森さん
田中さんが作ったデザインの型から、同じものが次々生まれるということですね! FRP部品ができてしまえば、あとはクルマに取り付ければできあがりですか?

田中さん
そうですね。ただし、取り付けるためにも複数の工程が必要なんです。ベース車のコンディションを整え、フレーム(骨格部分)を残しつつ不要な部品のみを排除。
さらに仮合わせや塗装準備、塗装、動作確認などを経てお客様に納車する、というステップになります。

用意したベース車が中古ならば、凹みや傷を鈑金で修正。新車同様に外装を整えてから、フレームをはじめ骨格部分はそのままで、不用な部品のみ取り外す。リアまわりも同様。写真提供:モデストカーズ

自社製作のFRP部品を仮合わせする。ズレが生じないよう念のために必ず行うが、まず大きな問題が発覚することはない。写真提供:モデストカーズ

塗料がのりやすくなるよう細かい傷をつける。万が一気泡や凹凸がある場合はパテで対応する。写真提供:モデストカーズ

車体にも細かい傷をつけ、取り付けパーツと同じ色で塗装する準備を。最終的には均一な仕上がりとなる。写真提供:モデストカーズ

塗装が終わったら組み立てて最終的なフィッティングを確認。写真提供:モデストカーズ

ヘッドライトやウインカーなどの燈火類の動作チェックをし、走行テストや清掃をすれば、ようやくできあがり。写真提供:モデストカーズ
熟考することが大切! 軽自動車のレトロなカスタムをオーダーする時に気をつけたいこと


森さん
ベースの車種やオーダーするタイプを選ぶ際に注意するポイントはありますか?

田中さん
自分のライフスタイル、使い方、環境、家族などをよく考えて選べば後悔しないはずです。
アウトドアが好きであれば、荷物が積みやすい車種で汚れても気にならないカラーを選んだり、夫婦で使う場合は極端にかわいらしい雰囲気に仕上げないとか…。

森さん
自分がどんなシーンで愛車を使っていきたいか、具体的なイメージを整理しておくことが大事なんですね!

田中さん
見た目だけ追求しても良いんですけど、家族で使う想定なのにパワーウインドウやエアバッグなんかがなくても平気かどうかなど、まずは選ぶ基準を明確にしておくことが重要だと思います。


田中さん
あとは業者選びにも気をつけてください。FRP製品はコピーされやすいため、モデストカーズが作った製品もよく真似されています。
模造品を扱うようなところだと質だけでなく施工技術も低レベルなんです。かなり大々的に宣伝していても、怪しい業者は多いです。

森さん
注意しないといけませんね…!

田中さん
今回紹介したデザインと同じものを見かけたら、まずコピーだと思っていただければ。それほどオリジナルで施工している業者は少ないんです。
あと、完成品を横流ししているだけのケースにも注意してください。ベースとなるパーツを持っていませんから修理できず、車検が通らないパターンが少なくないんです。
軽自動車のレトロなカスタムカーの魅力は「好きなデザインに乗れる」こと


森さん
大切なクルマのこと、ちゃんとした業者さんにお願いしないといけませんね。
田中さんが想い続けている、レトロなカスタムカーの魅力って何でしょう?

田中さん
結局は自己満足の世界なんですが、好きな洋服を着るように、クルマも好きなデザインの一台に乗る。それはとても幸せなことなのでは? と思うんです。
個性のあるクルマだと話のネタになり、人との繋がりも増えていきますし、結果的に充実した暮らしを与えてくれるのだと感じています。
お父さんの影響でレトロなカスタムカーが大好きになった森さん。「今のクルマは目つきが鋭くって、好きになれないんです。本物のヴィンテージカーも魅力ですが、ランニングコストやメンテナンスの手間を考えると非現実的ですよね」とのこと。

ローティーンの頃の森さんと、レトロにカスタムされた父のかつての愛車。小さい頃から丸目ライトに親しんでいたため、現行車の目つきだと馴染めないらしい。
DIYカスタムにチャレンジ中のバモスも、いずれはグリルとライト、ウインカーをカスタム予定。モデストカーズにオーダーするつもりだったそうで、現場に足を運ぶことで一層理解が深まった様子でした。
「納期が半年以上と聞くと、多くの人が儲かっていますねと。でも、実際は手間のかかる作業ばかりで、大きなプラスにはならないんですよ(笑)」という田中さん。好きでなければ続けられない職人の仕事、なぜ彼がパイオニアとしてリスペクトを集めるのか、わかった気がします!
取材・文/金井 幸男
写真/長野 竜成
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