【Car寝る博士まとめ】シャトル、フリード、ステップワゴン、ヴェゼル…Hondaの人気車で車中泊するには?

Honda【Car寝る博士まとめ】シャトル、ヴェゼル、フリード、ステップワゴン…Hondaの人気車で車中泊するには?のアイキャッチ画像

【おしえて!Car寝る博士】とは、車中泊の知識を強化したいカエライフ編集部が、車中泊専門誌『カーネル』の編集長、通称「Car寝る博士」に手とり足とり教えてもらいながら、車中泊に関するスキルをあげていくシリーズ。今回は、過去の連載をまとめた総集編をお送りします!

 

目次

 

登場4モデルそれぞれの特徴

Car寝る博士が紹介するHonda4モデル

こちらが過去に「おしえて!Car寝る博士」でご紹介したHondaの人気車たちです。

ざっと各車のあらましをご紹介しますと、扱いやすい小型車のフィットをベースに荷室を伸ばしたシャトルは、コンパクトクラスだけでなく国産車全体を見渡しても今や希少な存在になったステーションワゴン。全高が低く抑えられているので立体駐車場の利用もOK。ドライビングの面でも有利です。

同じくフィットベースのフリードは、車内を高さ・長さともに拡大して、居住性をアップさせたミニバンタイプ。取り回しのよいサイズながら2列シートの4人/5人乗りのほか、3列シートの6人/7人乗りまで選べるとあってファミリー層のみならず、アクティブな趣味をもつ方々にも人気です。

ステップワゴンはミドルサイズの3列シートミニバン。2022年のフルモデルチェンジでは全車3ナンバー化して居住性によりゆとりをもたせました。なお、今回ご紹介するのは先代モデルです。Car寝る博士による現行モデルの解説は、ホンダアクセスのYouTube公式チャンネルでお楽しみください。

 

※参考

【新型STEP WGN】快適に車中泊する方法を徹底解説! シート別アレンジから便利アイテムまでご紹介!

 最後にご紹介するヴェゼルも「これがフィットベースなの? 」と、にわかには信じがたい車格とスポーティなデザインを備えるコンパクトSUV。こちらも2021年にフルモデルチェンジをおこなったので旧型モデルです。現行モデルの車中泊レポート記事は目下準備中ですのでお楽しみに!

 

フラット化の手順比較

フラット化の手順の比較画像

車中泊に必須のフラット化でお手軽さが光ったのはやはり「後部座席を前に倒すだけ」で済む、シャトルとヴェゼルでしょう。これにはCar寝る博士も驚きのご様子。しかも荷室と後部座席が一体化するためフラットで、そのままでも寝心地が良さげなのもポイントでした。

かたや3列シートミニバンタイプのフリードとステップワゴンは、いずれもヘッドレストを外して、2列目と3列目を後ろに倒さなくてはいけないため、上記2台に比べるとやや手間がかかります。また、凸凹したシート面を寝床にするため快眠には道具や工夫が求められます。もっともそのノウハウこそがCar寝る博士の真骨頂。続いて車内スペースをチェックしていきましょう。

※なお、この記事では3列シートのHondaフリードをご紹介しています。2列シートのHondaフリード+のフラット化手順その他については過去記事をご覧ください。

 

各車の車中泊スペース比較

車中泊スペースの比較画像

やはりと言いますか、ミニバンタイプのフリードとステップワゴンが、横幅はじめ奥行き、高さともにスペースに余裕があり、2人での車中泊にも向いているほか、着替えや食事といった作業をおこなう面でも快適そうだとわかります。

とはいえ健闘しているのがステーションワゴンのシャトル。高さこそ約84cmと4台中もっとも低いものの(正座は難しいがあぐらはかけるていどの高さ)、奥行きが178cmもあるため日本人の平均身長であれば難なく車中泊できそうです。

一方、やや苦しめなのが奥行き160cm程度しかないSUVのヴェゼル。しかし、前席をいちばん前にスライドさせれば、すき間こそできますが最長184cmまで拡大できるため十分車中泊に向いていると言えるでしょう。

空間的に余裕のあるミニバンと、フルフラットで寝心地が良さそうなステーションワゴン&SUV。次項では、問題のシートによる凸凹を快適にするノウハウをひもときましょう。

 

快眠のための工夫は?

快眠のための工夫の比較画像

もっとも手っとり早く寝床を作れそうなのが、最初からほぼフラットなシャトル。登山やキャンプを楽しむ方は愛用のスリーピングパッドを敷けば床面の硬さを気にすることなく眠りに就けそうです。お持ちじゃない方は家から敷布団を持ち込んでしまうのも手。余った部分は折りたたんで枕部分にするという裏技も。

2列目シートの座面と背もたれの段差が気になるフリードとヴェゼルは、Car寝る博士お得意の座布団で解消するのがポイント。その上から全面をカバーするスリーピングパッドや敷布団で覆ってしまえば快眠間違いなしです。

やや手間ひまがかかりそうなのがステップワゴン。シートの凸凹はもちろん、仕様によってはシート同士のすき間もあるためそれらギャップを埋めるのに、さまざまなアイテムを駆使せねばなりません。とはいえ車中泊スペースは4台中もっとも広いため、下準備さえ怠らなければ快眠が約束されているとも言えるでしょう。

 

便利な収納やさらなる快眠テクニックを紹介

収納や快眠テクの比較画像

最後は車中泊時に便利な収納や、車種ごとのさらなる快眠テクニックなどをピックアップしてみました。広いスペースがあるようで意外と狭い車内だけに、しっかり段取りを決めて整理整頓しておかないとすぐに荷物で溢れかえってしまいます。

また、各記事内では就寝中に気になる「視線」「まぶしさ」「寒さ」対策にシェードの使い心地やDIYも案内しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

今後も『カエライフ』では引き続きHondaの人気車種それぞれの車中泊記事を更新してまいります。お楽しみに!

文/熊山 准、TAC企画

関連記事