リュウジさんの朝ごはん。卵スープ&バナナとクリームチーズのホットサンド

バナナとクリームチーズのホットサンドのイメージ

バズレシピで人気の料理家リュウジさんに教えてもらうキャンプ飯。今回のテーマは「朝ごはんに食べたい! フライパンで作るホットサンド」です。

ホットサンドといえば、おしゃれで簡単なキャンプ飯として人気のメニューです。でも、専用の調理器具ホットサンドメーカーがないと作れないし…。そうハナから諦めていたら「フライパンで作れますよ!」とリュウジさん。

そこで教えてくれたのが、フライパンで作る「バナナとクリームチーズのホットサンド」。バターが染みたカリッカリのパンと、クリーミーなバナナとチーズの組み合わせが魅惑的なおいしさなんです!

そしてホットサンドに添えるスープもご紹介。市販のインスタントスープに「ある食材」をちょい足しするだけで、食べ応えがグッとアップするワザありレシピです。

調理する場所は、今回もHondaの軽自動車N-VAN(エヌバン)をキッチンにカスタムした「N-VANキッチン」。IHコンロを使うので準備も片づけも簡単です。

N-VANキッチンの情報はこちら!

 

レポートするのは私、料理大好きライターの香取です。ではリュウジさん、よろしくお願いします!

 

目次

 

バズレシピで人気の料理研究家リュウジさんが登場!

料理研究家リュウジ

リュウジさん 料理のお兄さん/料理研究家
「今日食べたいものを今日作る!」をコンセプトにTwitter@ore825YouTube、Instagram @ryuji_foodlaboでレシピを更新し続ける。Twitterのフォロワー124.2万人(2020年3月4日現在)。第5回、第6回料理レシピ本大賞で入賞受賞。株式会社バズレシピ代表取締役。

かつては「なるべく部屋から出たくない!」と断言していたリュウジさんは、すでに過去の人。今回もキャンプ場に本人がご登場。もうすっかりアウトドア料理家ですね。

 

それでは、キャンプの朝ごはんに食べたい「バナナとクリームチーズのホットサンド」の作り方からお願いします!

 

【1品目】フライパンで作れる「バナナとクリームチーズのホットサンド」

バナナとクリームチーズのホットサンド

 

材料(1人分)

  • 食パン(8枚切り) 2枚
  • バナナ 1本
  • クリームチーズ 約40g
  • 塩 少々
  • バター 10g
  • はちみつ(好みで) 適量
  • シナモン(好みで) 適量

バナナとクリームチーズのホットサンドの材料

 

リュウジさん
リュウジさんポイント
このレシピは歌手のエルヴィス・プレスリーが愛したエルヴィスサンド(ジャムとピーナツバター、ベーコンのサンドイッチ)をヒントに考えた、甘じょっぱい味のホットサンドです。キャンプ飯なので、クリームチーズは個包装されているタイプ、バターは切れているタイプを使うと便利ですよ。

 

① 食パンにクリームチーズとバナナをのせて挟む

パンにバナナを並べるリュウジさん

今回も100円ショップで買える薄手のビニール手袋をはめて料理スタート! まな板にもラップを敷いておくと、洗う手間が省けます。

まずはバナナを5mm幅の薄切りにします。クリームチーズをつぶして広げ、食パンにのせます。

 

リュウジさん
リュウジさんポイント
クリームチーズは冷えたままだと固くて塗りにくいです。常温においておくか、個包装のまま両手で挟んで人肌で温めて、少しでも柔らかくしておくといいですよ。

 

パンをサンドするところ

もう1枚の食パンにバナナをたっぷりのせます。塩を軽くふって、クリームチーズをのせた食パンを重ねます。…なんか、もうすでにおいしそうなんですけど! 

 

リュウジさん
リュウジさんポイント
バナナに塩をふる…!? 間違いじゃない?」と思ったあなた、どんな味になるかお楽しみに。

 

② フライパンにバターを熱し、パンをカリッと焼く

パンをフライ返しで押さえているところ

フライパンを中火で熱し、バターを溶かして食パンを入れます。フライ返しで全体をグッと押しつけながら焼いていきます。

焼き色がついたら上下を返し、パンを動かしてフライパンに残っているバターをすべて吸わせます。裏側もフライ返しで押しつけながら焼き、こんがり焼き色がついたら完成です!

※フライ返しやフライパンが熱くなっているので、やけどに注意してください!

 

リュウジさん
リュウジさんポイント
専用のホットサンドメーカーがなくても、フライ返しや皿などを使ってギューッと押しつければ十分。しっかりプレスするとカリッと仕上がります。バターはパンにたっぷり吸わせると、よりサクサクの食感になります!

 

外はカリッ、中はクリーミー! バナナの甘みが塩で引き立つ

ホットサンドのでき上がりイメージ

熱々のうちにいただきま〜す! バターが染みたカリッサクッな食パンと、やわらかくクリーミーなチーズとバナナが、最高の組み合わせじゃありませんか!

意外だったのは、バナナにちょっと塩をふったことで、甘みが引き立っていること…。ちょっとしたワザですが、知っているのと知らないとでは大違い。リュウジさん、さすがです。

 

そして「甘党なら試してみて!」とリュウジさんがおすすめするのは、はちみつとシナモンのトッピング。なんだか一気にカフェっぽい、めちゃくちゃおしゃれな響き…。この日は試せなかったのですが、どんな味がするのか気になりすぎて、後日作ってみたのがこちら!

 

はちみつとシナモンをかけたホットサンドのイメージ

リュウジさん作に比べると、もう少しカリッと焼けばよかったかな…。でも大満足の味でした!

バナナとチーズのクリーミーな食感を、甘〜いはちみつとスパイシーなシナモンの香りが包み込みます。口の中で天使が羽ばたいています、幸せ〜。ただし、はちみつでカロリーがアップするので、悪魔的かつ禁断のおいしさかもしれません…。でもこれ、女子はみんな絶対に好きな味です!

 

続いて、ホットサンドに添えるスープのレシピもご紹介します。市販のインスタントカップスープにちょい足しする、リュウジさんならではのテクニックに注目! 

 

【2品目】かき玉がフワとろ~!「インスタントなボロ布のスープ」

カップスープと卵のイメージ

今回使ったのはポッカの「じっくりコトコトコンがりパン」シリーズ。コーンポタージュ、クラムチャウダーなどがあり、自分の好きな味で作ればOK!

これから紹介するレシピはリュウジさん曰く、イタリアのかき玉スープ「ぼろ布のスープ(ストラッチャテッラ)」がベースになっているそうです。

材料は好きなインスタントスープと卵、たった2つだけ!

 

簡単そうだったので、私、ライター香取が上写真のコーンポタージュで作ってみたら、リュウジさんから「あっ、やり方が間違ってるよー!」とご指摘が…。ちょっとしたポイントを守らなかったのが失敗の原因のようで…。

そこで、あらためてリュウジさん直々に教えていただきます。諸事情により、コーンポタージュではなく、違う味のクラムチャウダーでリベンジするので悪しからず!

 

① カップスープに卵を入れてよく混ぜる

カップに玉子を入れたところ

インスタントカップスープに卵を割って入れます。

 

玉子をかき混ぜているところ

スプーンでよーく混ぜます。仕上がりに左右するので、ここは丁寧にしっかりと! 写真のように卵がときほぐされてスープの具とよくからんでいればOK。私は、ここで間違えてしまいました…。

 

リュウジさん
リュウジさんポイント
お湯を注ぐまえに、しっかり卵の白身と黄身を混ぜることが最大のポイント! ライター香取さんが間違えたのはここ。香取さんは卵を入れたあと、いきなりお湯を注いでしまったのがNG。その作り方だと卵の白身が固まらないので、失敗してしまうんです。

 

② 熱湯を注いでふたをして1分待つ

熱湯を注ぐところ

グラグラに沸騰したお湯を注ぎます。卵を入れた分だけ、カップの内側に描いてある湯量の目安よりも、少し多めに入れてOK。

 

リュウジさん
リュウジさんポイント
お湯はしっかり沸騰させてから、カップに注ぐこと! お湯の温度が低いと卵がきれいに固まらないので必ず守って。

 

お湯を入れて待つところ

しっかり蒸らしたいので、まな板や皿などでふたをして、待つこと1分…。

 

スープができあがった様子

おぉ~~、お湯を注いだだけなのに、卵がふわっふわになっているじゃありませんか。今度は失敗せずに成功しました。やったね、感激〜!

イタリアではこのふわふわ卵が「ボロ布」に例えられているようですが、どんだけおいしそうなボロ布なんですか!

 

スープをかき混ぜた様子

スプーンでしっかり混ぜてからすくってみると、もっと卵がふわふわなのがわかります。卵のおかげでスープがとろ~りとして、口にするとまろやかでやさしい味わいに。食べ応えもあって、体がポカポカと温かくなってきました! 

…ん、もしかしてこの卵テクニック、チキンラーメンを作るときも使えるかも…? 今度、試してみたいです!

 

リュウジさん
リュウジさんポイント
卵は白身と黄身とでは固まる温度が違うんです。だから卵を入れたらしっかり混ぜることで、火の通りにムラができず、きれいなかき玉状態に仕上がるんですよ!

 

【まとめ】いつものフライパンでも、絶品キャンプ飯が楽しめる!

リュウジさん

「僕のキャンプ飯はおいしくて簡単。ぜひ作ってみて!」と笑顔のリュウジさん。

 さて、今回でリュウジさんに教えてもらうキャンプ飯は、いったん終了。みなさん、いかがでしたか? 

正直、私ライター香取は慣れない野外でのキャンプ飯作りなんて、モタモタしそうで面倒だな…と思っていました。でもリュウジさんのレシピは「アウトドアなんだから、どんどん手間を省こう!」と簡単で作りやすいアイデアが満載!

 

N-VANイメージ

それにN-VANキッチンならIHコンロでパパッと料理がスタートできて、準備も片づけも拍子抜けするほど簡単。ゆったりくつろぐ時間ができてキャンプを満喫できました。これを機会にキャンプの虜になりそうです。

N-VAN、リュウジさん、ありがとうございました〜!! また、もっとたくさんキャンプ飯のレシピを教えてください!

 

RIE KATORI
香取 里枝(かとり りえ)
食べること、飲むこと、料理することが大好きな料理オタク。出版社で雑誌・書籍の編集者として勤めたのち、フリーランスに転向。食に関するメディアに携わる。カレーとお茶を愛するあまり、スパイス専門店で勤務経験をつみ、中国で茶藝師の資格を取得。

 

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文/香取 里枝
写真/福岡 拓
スタイリング/本郷 由紀子

※ 飲酒運転は法律で禁止されております。ドライバーの飲酒は絶対にお止めください。

 

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