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軽バンを車中泊カスタムして日本一周へ!スクラムワゴンでバンライフ

軽バンで日本一周するカップル「軽バン生活」こと、あかねさん&はやとさん

YouTube、SNSで注目を集める「軽バン生活」こと、あかねさん&はやとさん。本日の撮影場所である埼玉県飯能のケニーズ・ファミリー・ビレッジ/オートキャンプ場に到着するやいなや、気づいたキャンパーから「YouTube、観ています!」と声をかけられて、一緒に記念撮影をすることに。2020年末にYouTubeチャンネルを開設して半年ほどで1万人超の登録者数を誇るおふたりですが、順調にアウトドアやクルマ好きの間で知名度を増しつつあります。

軽バンで日本一周するカップル「軽バン生活」こと、あかねさん&はやとさん
あかねさん&はやとさん
ともに1994年生まれ、兵庫県出身。あかねさんは元銀行員。カナダでのワーキングホリデーを経て帰国したはやとさんと知り合ったことをきっかけに脱サラ。マツダのスクラムワゴンをベース車両に、DIYでキャンピングカーにカスタムして日本一周をすることに。DIYのノウハウや旅についてYouTube、SNSで情報発信中。
Webサイト 「軽バン生活」
YouTube 「軽バン生活」
Twitter akane_vanlife
Instagram keiban_seikatsu

目次

 

スクラムワゴンをベース車に選んだ理由

サンドベージュに塗装したマツダの軽自動車スクラムワゴン

 

サンドベージュに塗装したマツダの軽自動車スクラムワゴン

 

本日はよろしくお願いします! 特徴のあるクルマなので、さっそくファンの方に見つかってましたね(笑)。マツダのスクラムワゴンをベース車に選んだ理由は?

はやとさん:予算が限られていたので、軽自動車がいいなと思いました。軽自動車で車中泊をしている人たちのSNSやYouTubeを見ると、スズキのエブリイが多かったので、最初はエブリイの中古車を探していたんです。ですが、エブリイは人気車種なので、中古車相場でも高くて。調べていくうちにマツダのスクラムワゴンとエブリイは同じクルマ(スズキからOEM供給を受け、マツダが販売している車両)だとわかり、ちょうど出物があったので購入しました。約38万円でした。

あかねさん:前のオーナーも車中泊仕様に改造していたので内装が穴だらけだったんですが、どのみちカスタムするつもりだったので問題ないなと。

はやとさん:ボディを塗るときにエンブレムを外したんですが、マツダのエンブレムの下にスズキのエンブレムがあって「あぁ、エブリイと同じクルマなんだな!」とあらためて感じました(笑)。

 

軽バン生活のあかねさん&はやとさんが車中泊バンライフするマツダの軽自動車スクラムワゴン

 

ボディのサンドベージュのカラーが新緑の中で映えますね!

はやとさんミリタリー系の色にしようと決めていたんですが、カーキだと緑に溶け込みすぎるかなと。ベージュのほうが自然の中で映えそうだったので選びました。DIYペイントでは定番のタカラ塗料を使って、100均のローラーで塗りました。マットな質感で汚れも目立ちにくく、黄砂で汚れがちな春先でも洗車いらず。窓を拭くだけできれいに見えますよ。

 

ボディの塗装の表面に細かい凹凸があるのがわかるアップの写真

 

ローラー塗りだから、シボ加工(表面に模様をつける加工法)のような風合いがあるんですね。ボディの上にそのまま塗ったんですか?

はやとさん:いえ、一度やすりがけをして、念のためプラサフ(塗装の下地材)を吹いてから塗装しています。やすりがけはあかねさんが作業を担当しました。

あかねさんやすりがけだけで2日ぐらいかかったと思います。延々と同じ作業なので、すごく疲れましたね。

はやとさん:面倒くさい地道な作業はあかねさんに任せて、僕は楽しい作業ばかりやってた気がします(笑)。

 

屋根にはルーフラック、ソーラーパネルもあるんですね!

スクラムワゴンのルーフラックを上から見たところ

あかねさんルーフラックには衣装ケースを積んでいます。ねじで固定しているので、タイバンドで固定しなくても大丈夫。ルーフボックスのように、衣類や日用品など頻繁に取り出すものを入れています。

はやとさん:ルーフには100Wのソーラーパネルを2枚設置しています。最初はこのソーラーパネルから12Vのサブバッテリー2個を充電していたんですが、冬は充電量が足りないので、走行充電もできるようにしました。走行充電との組み合わせにしてからは、電力が足りなくなることはないですね。

 

タイヤとホイール

はやとさん:足回りは父からもらったアルミホイールにスタッドレスタイヤを履いています。少しインチアップしているので、スポーティーなルックスになっていると思います。

 

リアゲートを開けたところ

 

リアゲートを内側から開閉しているところ

あかねさん:私たちはリアゲートから出入りすることが多いので、有孔ボードを貼ってサンダルを置けるようにしています。

はやとさんリアゲートが僕たちの家の玄関です。ハンドルの上に付けたブーツ型のノブを操作することで、内側からでも開閉できるように配線を通しました。

 

かなり手が込んでいますが、以前にもDIYやクルマのカスタムをした経験があるんですか?

はやとさん:もともと手を動かすことは好きでしたが、クルマをカスタムしたのはこれが初めてです。父が運送会社を経営しているので、トラックの車庫を作業場として貸してもらって。僕たちが作業していると、父の会社の社員で元自動車整備士の方が立ち寄ってアドバイスしてくれたり、まわりの人たちにもいろいろと助けてもらいました。

 

クルマの中はマイホーム。ログハウス風に

キャンピングカーの内部は天井も壁も板張りになっている

 

次は内装を見せてください! まるでアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』に出てくる小人の家のような、手作り感あふれる雰囲気で居心地がよさそうですね。

はやとさん:クルマというより「いかに家を作るか」という発想で作っていました。ログハウスのように木の温もりのある「家」にしたいと思って。バンライフ車の内装は1×4材を使っている方が多いと思いますが、僕たちはファルカタ材という合板を多用しました。ファルカタ材は薄くて軽いので、実はバンライフ車の内装に向いていると思います。塗装は、古材感を出すために油性ステインを塗ってからニスで仕上げました。

 

車の内装の板張り天井

 

天井の板張りは、内装用の板を張っているんですか?

はやとさん:いえ、実はこれ、大きな一枚の5.5mm厚の普通合板をホームセンターで10.5mm幅にカットしてもらい、自分で面取りしてフローリング材っぽくしてから張っているんです。手間はかかりましたが、床を上げた分(後述)、少しでも天井の厚みを減らしたかったんです。

 

天井の板張りの前に断熱材を貼ったところ

YouTubeチャンネル「軽バン生活」より

はやとさん:ちなみに、天井には遮音シートを貼ってから断熱材の銀マット(アルミマット)を2層重ねて貼っています。

天井のフレームに、下地の木材をステンレス製の結束バンドで固定して、そこに板を張っていきました(くわしいプロセスと材料はYouTube「軽バン生活」で紹介しています)。

 

車内の自作の棚からタオルを取り出すところ

あかねさん:なるべく収納スペースを増やしたかったので、左右の壁の上に棚を付けました。荷物がないときでも見栄えがいいように、レトロポップ柄の壁紙を貼っています。

 

運転席と助手席の上にある木の棚(自作オーバーヘッドコンソール)

はやとさん運転席の上部には、奥行きがある棚(オーバーヘッドコンソール)を取り付けています。トラックにはここに棚があるのを見ていて、使い勝手がよさそうだったので、このクルマでも採用しました。

あかねさん:メインの室内灯はエジソン球タイプのLEDを使っています。本当はダウンライトのほうが広々と使えるのですが、見た目のよさに負けました(笑)。

はやとさん:それから、このクルマはもともとカーオーディオが取り外されていたので、自分たちでスピーカーを取り付けています。

 

自作のiPad mini専用ラックから、iPad miniを取り出しているところ

あかねさんカーナビ兼用のiPad miniは専用ラックを自作しました。もちろん取り外しても使えます。

 

キッチンはキャンピングカーに欠かせない

軽バンの中に作ったキッチン

はやとさん:個人的に一番こだわったのはキッチンです。最初、あかねさんは「キッチンなんか要らないから早く旅に出よう」と言っていたんですが、がんとして譲らずに作ることにしました(笑)。やっぱりキッチンがあると、一気にキャンピングカーらしさが出ると思います。IHクッキングヒーターと水道、シンクをつけました。

 

キッチン上部の板に埋め込まれた電球

 

キッチンの窓の木枠を開いているところ

はやとさん:照明は、キッチン上部の板にウェッジ球を埋め込んでいます。窓の木枠もちゃんと開きますよ! カーテンも開閉できます。僕は料理を作ることが好きなんですが、窓の外の景色を見ながら料理するのは気分がいいです。

 

キッチンの壁のフックに、フライ返しとお玉が掛かっている

あかねさん:フライ返しとお玉は、運転中に揺れないよう、壁にマグネットを貼って固定しています。

 

キッチン上部の戸棚からラップを取り出すはやとさん

 

タオルハンガーにタオルを掛けるはやとさん

はやとさん隙間収納も工夫しました。キッチン上の戸棚には、ラップ類を入れています。また、洗い物のときに便利なように、シンク横にはタオルハンガーを付けています。

 

床下に給水と排水のタンク

はやとさん:給水と排水のタンクはキッチン下に収納しています。排水タンクはいちいち取り出さなくても、扉を開けて排水パイプを出して流せるようにしました。

 

あかねさんが水栓のヘッドを伸ばし、水を出している

あかねさん:水栓はヘッドが伸びるので、足を洗ったりもできます。最初はシャワーとしても使えるようにしようと思ったんですが、きっと使わなくなるだろうと思ってやめました(笑)。日本はどこへ行っても温泉や銭湯があるので、お風呂は旅先の温泉や温浴施設を利用しています。

 

おふたりの思いが詰まったキッチンですね。軽バンでキッチンを作ると室内空間が狭くなりますが、それでも作ろうと思ったんですか?

はやとさん:このクルマを作るにあたって、いろいろなバンライフ、車中泊している人のクルマをチェックしたんですが、軽バンに常設キッチンを作っている人はあまり見当たらなかったんです。どうせなら他の人が作っていないクルマにしたいと思ったのが理由のひとつです。

あかねさん:実際に軽バン生活を始めてみて、就寝前の歯磨きのためにクルマを出て外の水道まで行くのは面倒ですし、コーヒーやお茶を飲みたいときもここでさっとお湯を沸かすことができるので、結果的にキッチンがあってよかったと思います。

 

あかねさんが壁の戸棚を開けて、スパイスを見せている

あかねさん:キッチンの反対側の壁に設けた棚はスパイスラックになっています。ガタつかないように両面テープで固定しています。

 

壁の戸棚を開けるとコントローラが見える

はやとさん:左下の棚には走行充電のコントローラーが入っています。この下にも配線用のメンテナンスホールを作っていて、配線の増設や組み替えができるようにしてあります。

 

スライドドアを開けたところ、床の上に靴をディスプレイ収納している

あかねさん:右側のスライドドアを開けると、靴の収納スペースです。木の板を付けて靴を斜めにすれば省スペースできるアイデアは、靴屋さんのディスプレイを見てマネしました。

 

車内の床の収納スペースに調味料や食器、冷蔵庫、工具などが入っている

 

床下の収納スペースもたっぷり! 空間をムダなくきっちり使っていますね。

はやとさん:とくに設計図を作らず現物合わせで作ったのですが、ぴったりと収まりました。調味料や食器、工具類、食材用の冷蔵庫は床下に収納しています。

あかねさん:調味料を減らせば、そのぶん洋服のスペースを増やせるんですが、私たちは自炊が多いので……。服は季節ごとに3セット用意し、コーディネートを変えて着回しています。

 

自作テーブルにはアイデアいっぱい

バックドアを開き、テーブルに向かい合って座るあかねさんとはやとさん

 

このクルマを作ってから半年ほど軽バン生活を続けているそうですが、普段はどんな過ごし方をしているんですか?

はやとさん:外で過ごすときは、後ろの引き出しをテーブルにして使っています。ここでYouTube用の音楽を作ったり、食事をしたり。

 

スライド式の引き出しの上に天板をかぶせたテーブル

はやとさん:スライドレールで簡単に引き出せるようになっていて、天板で蓋をするとテーブルになります。

 

自作テーブルの天板を折りたたんで車内の隙間に収納するはやとさん

はやとさん:テーブルの天板は、使わないときには床下の隙間にぴったりと収まるようにしました。

 

車内の自作シートに座って会話するあかねさんとはやとさん

あかねさん:車内で過ごすとき、ずっとあぐらや横座りでは疲れてしまうので、掘りごたつ式に座れる場所を作りました。

 

車内に自作テーブルを設置するはやとさん

はやとさん:このテーブルは一見、逆向きに見えるかもしれませんが、これで合ってます(笑)。折り畳み式のテーブルの脚をフックに引っ掛ける仕様で、設置も簡単です。

 

掘りごたつ式はいいですね。小さな空間の中にコンパクトにまとまっていて、どこか茶室っぽさも感じます。

 

キッチンのシンクの上に蓋をして、その上で仕事をするあかねさん

あかねさん:キッチンはシンクに蓋をすれば机としても使えます。私はSNSのアカウント運用代行やライターなどの仕事もしているので、集中して作業するときは、ここでやることが多いですね。

 

キッチンのシンクには木の蓋があり、その蓋の角はきれいに丸くなっている

はやとさん:シンクの蓋の角は、丸みをつけているのも密かなこだわりです(笑)。この作業は想像以上に手間がかかりましたが、自分でも気に入っています。

 

マットレス、カーテンも自作で快適空間

シートを倒して車内の床にマットレスを敷いているところ

 

車内の床の上にふたりでマットレスを敷いているところ

あかねさん:この白い合皮レザーで包んだマットレスは、ホームセンターで買ったマットレスを解体して、中のウレタンをカットして自作しました。運転席と助手席のシートを倒して、その上にマットレスを敷き詰めると、ほぼフルフラットになります。

 

車内のカーテンを閉めているはやとさん

はやとさん:カーテンレールは、フレキシブルに曲げられるニトリのカーブレールです。運転席の上に棚を作ったので、カーテンが窓に触れることなく、ぐるっと囲むようにカーテンレールを設置できました。寝る前にさっとカーテンを閉めることができるので便利です。

 

カーテンを閉めて、ふとんを敷き、夜、寝るときの様子を再現するあかねさんとはやとさん

はやとさん:就寝時は自作のマットレスの上に、薄いマットを敷いています。寝袋を使うのは嫌で、なるべく普段の暮らしに近づけたかったので、布団も普通のものを使っています。

あかねさん:キッチンシンク下にも足を伸ばして寝られます。でもやっぱりちょっと狭いので、居場所は定期的に交換しています(笑)。

 

車中泊といえば冬の寒さと夏の暑さ対策に頭を悩ませがちですが、どういった工夫をしていますか?

はやとさん:天井に断熱材を入れて、床を地面から高くしているからだと思いますが、真冬でも寝具は普通の羽毛布団で十分でした。ふたりで寝ているので、すぐに体温で暖かくなり、電気毛布などを使わなくて済みましたね。

 

車内に吊るした扇風機

あかねさん:夏の暑さは今のところ扇風機で対応しています。車内のいろいろな場所に引っ掛けられるようにしているので、就寝時は車内に向けて使い、料理のときは換気扇として外に向けて使ったりと応用できますよ。

 

自由なノマド暮らしを実現するノウハウは?

スライド式テーブルの上で作曲をしているはやとさん、タブレットで仕事をしているあかねさん

 

そもそもバンライフをしようと思ったきっかけは?

あかねさん:私は銀行に勤めていたんですが、はやとと一緒にフランスへ留学することになって準備を進めていたんです。それがコロナ禍で海外留学ができなくなり……。

はやとさん:もともと留学から戻ったらクルマで日本一周の旅をするつもりだったので、海外に出られないのだったら、先に日本一周しようと決まり、昨年(2020年)の6月にクルマを購入し、3ヵ月ほどかかって今の状態に仕上げました。ただ、緊急事態宣言が出たりして日本国内も旅行は控えたほうがいい時期だったので、しばらくは地元の兵庫県内で肩慣らしをして。今年から、まずは九州を回ろうということで、鹿児島と長崎に行っていました。

 

鹿児島県の駐車場に車を停めて、車の後ろでテーブルを出しているはやとさん。背後に桜島が見える。

鹿児島県桜島にて。「軽バン生活」Instagramより

 

それにしても、銀行員からバンライファーへの転身は思いきった挑戦ですね。ご両親の理解や収入面は?

はやとさん:あかねさんのご両親も最初はビックリされたと思いますが、あかねさんのお父さんが水道業をされているので、クルマの水道の設置を手伝ってくれたり、今は応援してくださってます。僕は三人兄弟の末っ子で、大学に進学せず海外を放浪したり、日本に帰ってきてからもアルバイト生活だったりで、かなり自由にさせてもらっていました。

あかねさん:私は大学も経済学部で、銀行に就職して、と、ずっと堅実な生き方をしてきたので、はやとと知り合ったときに「こんな自由な生き方をしてる人がいるんや!」と驚きました(笑)。

はやとさん:うちの父もクルマが好きなので、積極的に手伝ってくれています。実はこのクルマを見つけてくれたのも父なんです。ちなみに父は、わたなべ夫婦のファンで「はやく有名になって、わたなべ夫婦と知り合いになれ!」と言っています(笑)。

あかねさん:収入面では、さいわいYouTubeの登録者数が増えてきたので、贅沢をしなければYouTubeの広告収益でなんとか暮らせるようになってきました。

 

車に取り付けたバスケットゴールに、バスケットボールを入れるはやとさん

 

ずっとふたりで一緒にクルマ旅をしていてケンカはしませんか?

はやとさん:旅に出てからよりも、作っているときのほうがケンカしましたね。僕が細かい部分にこだわったせいで、クルマの改造が完成するまで3ヵ月もかかって。あかねさんから「もっと早くクルマを完成させて旅に出ないと、(作っている過程の動画だと)コンテンツとしての面白味がない」と怒られていました(笑)。

あかねさん:「木材の面取りに時間をかけるよりも、さっさと仕上げるほうが大事でしょ」と。「キッチンも要らない。旅に出る前から資金を減らしてどうするの!」って言ってました。

 

軽バンで車中泊バンライフするあかねさんとはやとさん、車内に座って、ドーナツを手に笑顔で

 

でも短期間でYouTubeチャンネルが収益化できたのは、細部までこだわって作ったクルマだったからかもしれませんね

はやとさん:そう言ってもらえると頑張った甲斐があります(笑)。僕がクルマを作っている間に、あかねさんがSNSで作業の過程を投稿してくれていたおかげで、チャンネルを開設すると順調に登録者数が増えました。

あかねさん:はやとはモノづくり係で、私は広報係というふうに役割分担ができています。

 

YouTubeの動画制作で心がけていることってありますか?

あかねさん:私たちがクルマを作るとき、車中泊カスタムをしているYouTubeをたくさん観たんですが、作業の肝心なところがよくわからなくて「そこをもっと詳しく知りたいのに!」と思うことが何度もあったんです。なので、私たちのチャンネルでは、自分たちがやった方法をくわしく説明しようと心がけました。そうすると、観てくれた方が、逆にいろいろ教えてくださるんです。視聴者は40代くらいの方が多いようで、私たちよりもずっとクルマに詳しくて。たとえば配線の間違いを指摘して正しい方法を教えてくれたり、親切にアドバイスしてくれるので助かっています。

はやとさん:僕たちを息子や娘のような気分で観てくれている人も多いのかもしれませんね。最初は顔を出して動画をアップするのはためらいがありましたが、結果的に、温かいコメントばかりなのでホッとしています。

あかねさん:車中泊やバンライフのユーチューバーはたくさんいらっしゃるので、後発としては、自分たちの「強み」は何かということを意識しました。具体的に言うと「若い」と「軽自動車」。私たちのように若い世代、とくに若いカップルが軽自動車を改造しているケースは意外に少ないので、その点でライバルが少なそう、と思いました(笑)。あとはやっぱり制作の過程を、失敗したことも含めて、すべてお見せすることで、視聴者の方に感情移入してもらいやすくなっているのかなと思います。

 

軽バンで車中泊バンライフするあかねさんとはやとさん、お互いに見つめ合って笑顔で

 

ふたりが等身大で発信しているからこそ、周囲も応援してくれるんでしょうね。今後はどういう活動をしていく予定ですか?

あかねさん:焦らずにゆっくり日本を一周をして、最終的に自分たちが住みたいと思える場所を見つけるつもりです。

はやとさん:そんな場所が見つかったら、そこで古民家を見つけてDIYでリノベーションできるといいなぁと思っています。あかねさんは今度はキッチンカーを作りたいみたいです。旅を通じて、ふたりの希望に合う暮らし方と場所を見つけられたらと思っています。

 

※1 本記事を参考にされる場合は、自己責任にもとづいたご判断のうえ行ってください。

※2 本記事に掲載された情報は、記事公開時点のものです。

 

取材・文/廣田 俊介
写真/木村 琢也
編集/平林 享子(LIG)

撮影協力/ケニーズ・ファミリー・ビレッジ/オートキャンプ場

 

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