軽自動車で車中泊&ソロキャンプ。女子が安全・安心に楽しめるメリット|森 風美の車中泊。ただ今、軽バン改造中 vol.10

森風美さんが車中泊用のクルマでソロキャンプをするイメージ

女子キャンパー森 風美(もり ふうみ)さんが購入した、軽自動車Honda「バモス ホビオ」を「女子キャンプのための車中泊スタイル」にカスタムする道のりを紹介するこの連載。

最終回では「女子注目! 車中泊用のクルマでソロキャンプをするメリット」について教えていただきます。初心者が抱く「女子1人のキャンプや車中泊って危なくない?」「注意点や対策は?」という疑問を解消する体験談も満載。車中泊する場所、道の駅、サービスエリア、RVパークについてもお見逃しなく!

※2018年5月に販売終了

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目次

森 風美

森 風美(もり ふうみ)
年間80泊するほどキャンプを愛し、女子でも楽しめるキャンプスタイルをSNSで発信している女子キャンパー。女性向けアウトドアWebメディア「なちゅガール」の編集長も務める。ほか雑誌・テレビ・イベント出演など幅広い分野でも活躍中。アウトドア料理の万能スパイス「motteco(もってこ)」の開発も手がける。
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女子が車中泊用のクルマでソロキャンプをする3つのメリット

森風美さんのソロキャンプのイメージ

私が初めてキャリーバックでソロキャンプに行ったときの写真。東京の若洲公園キャンプ場によく行っていました

こんにちは! 森 風美です。私は大学生のころから1人で公共交通機関を使ってキャンプ場に行く「徒歩キャンプ」をしていました。その後、2019年4月に車中泊用のクルマを購入してソロキャンプに行くようになって約1年。「女子でもソロキャンプが安全・安心・便利に楽しめるようになった!」と実感しています。

そこで最終回となる今回は、女子が車中泊用のクルマでソロキャンプに行くメリットについてご紹介します。

大きく分けてメリットは下記の3つ。

  • 女子のソロキャンプでも防犯性が上がる
  • 雨、時間、場所を気にせずキャンプができる
  • クルマとキャンプ道具のレイアウトを楽しめる

 

では、1つずつ紹介していきます!

 

【車中泊メリット①】女子のソロキャンプでも防犯性が上がる

私は長年ソロキャンプをしているので「女子1人でキャンプするって危なくないの?」とよく聞かれますが、車中泊用のクルマでソロキャンプに行くようになって感じる最大のメリットは防犯性が上がったことです。

私がソロキャンプをする理由は、家族や友だちとの予定や人数を調整したり、運転や買い出しなどの役割分担を決めたり、大掛かりなキャンプ道具の準備をする必要がないこと。自分が好きなときに気軽に行けて、好きなように過ごせるのがとっても楽しいです。

でも、もしものときに自分の身が守れるのは自分しかいないので、しっかり防犯対策をすることが必要です。これは重要なことなので、詳しく紹介していきます。

 

車中泊用のクルマを購入するまえは、防犯にかなり気を使っていた!

女子ソロキャンプのときには、テントの入口に南京錠をかけるのが鉄則!

女子ソロキャンプのときには、テントの入口に南京錠をかけるのが鉄則!

私がクルマを購入するまえは、キャリーバックにキャンプ道具を詰めて、1人で公共交通機関を使ってキャンプ場に行く「徒歩キャンプ」をしていました。

ふらっと気軽に行けるのはいいのですが、最終電車やバスの時間が過ぎると、キャンプの途中で何か不安なことが起こっても、クルマがないのでキャンプ場から逃げ出すことができません

だから徒歩で行くソロキャンプのときは、かなり念入りに準備と防犯対策をしていました。具体的には、次のような防犯対策です。

 

<防犯のためのキャンプ場選び>

  • スマホの電波が入るキャンプ場
  • 深夜も管理人・警備員さんがいるキャンプ場
  • 安心できるなじみのキャンプ場を作る

 

<防犯のためのキャンプの行動>

  • 家族連れの近くにテントを立てる
  • テントの両隣にしっかりご挨拶をする
  • 人目のつかない茂みにテントを立てない
  • テントの出入口に南京錠をかける
  • スマホや貴重品を手放さない
  • 常にテント内のLEDライトをつけておく
  • テント入口に男物のサンダルを置き、複数人を装う
  • アルコールを飲まない、飲みすぎない
  • 枕元にナイフを置いて寝る

 

以上が防犯対策です。結構たくさんありますよね!

 

車中泊のクルマがあれば「逃げ場」が確保できる!

森風美さんの車中泊のクルマのイメージ

それが車中泊用のクルマを購入したことでSAN値(=精神的なダメージに強くなる力)が増えて、かなり気持ちがラクになりました。車中泊のクルマが「逃げ場」になってくれるからです。

いまでもテント泊をするときには、先ほど挙げた防犯対策をしています。でも、もし何かしら不安を感じたら、しっかりと鍵のかかる車中泊のクルマで寝ればいい。夜間のクルマ移動が許可されているキャンプ場なら、クルマで家に帰ることだってできます

いまとなっては女子がソロキャンプをするなら「最初から車中泊すればかなり楽だったかな」と思います。ただその反面、防犯意識や自己責任感が生まれたのは「徒歩キャンプ」のおかげだとも思っています。

 

【車中泊メリット②】雨、時間、場所を気にせずキャンプができる

2つ目に紹介したい車中泊用のクルマがあるメリットは、キャンプの自由度がぐんと増すことです!

 

眠気を気にせず、遠い目的地でも早朝から行動できる

森風美さんがクルマで寝ているイメージ

連載のVol.5でも紹介しましたが、眠気は運転の敵! キャンプ場への移動では長時間の運転をすることが多いので、自分の疲労も計算して目的地を決めていました。それが車中泊のクルマがあることで、遠くの場所でも気にせず行けるようになりました。

例えば、早朝から釣りを楽しみたいときにもおすすめです。前日の夜に目的地の近くまで行って車中泊。次の朝には、余裕をもって釣り場に向かうことができます。

また、キャンプの帰りに温泉に行ったあとに眠気が増しても、クルマの中で仮眠をとることができます。普通車のシートを倒して仮眠するより、車中泊用のクルマならフラットなので快適に眠れます!

 

雨が降りそうな日でも、気にせずキャンプを楽しめる

森風美さんがキャンプ場でカッパを着ている様子

私はキャンプが好きなので、予定していた日が雨になりそうでもキャンプに出かけます。キャンプでは「いつもと違う環境で過ごせる」のが楽しくて、「雨が降りそうだけど、あえてテントで寝よう!」という気持ちになるんです。

ただし、雨の日のキャンプはテントの撤収とお手入れが面倒なのが難点…。ずぶ濡れの泥つきテントを畳み、自宅に帰ってからテントの汚れを落とし、しっかり干して乾かしてから畳まなくてはいけません。

その点、車中泊用のクルマがあれば、キャンプ道具を広げてから「雲行きがあやしくなってきた…」というときには、急いでテントを畳んで車中泊へスイッチ! 翌朝はテントを撤収する必要もないので、まったり過ごすことができます。

また、テント用ポール(必要な部品)をうっかり忘れたときも、クルマがあれば車中泊できちゃうのでなんとかなります!

 

【車中泊メリット③】クルマとキャンプ道具のレイアウトを楽しめる

森風美さんが車中泊用のクルマでキャンプをする様子 

3つ目のメリットは、キャンプ場でレイアウトする楽しみが増えたことです。

徒歩キャンプをしていたころは、レンタカーを借りてキャンプに行くこともありましたが、クルマは単なる「荷物を積める移動手段」でしかありませんでした。ところが、車中泊用のクルマを手に入れてからは、クルマを「キャンプ道具の1つ」として捉えるようになりました

例えば、車中泊用のクルマはテントの代わりに使えますし、クルマのハッチドア(後ろのドア)を開ければ、荷台を簡易テーブルとして使うこともできます。そんな風にクルマをどう使うかで、その日の椅子やランタン選びが変わってきます

クルマの配置や色とのバランスを考えながら、「どうやって使いやすく、かわいくしようかな」とレイアウト。逆に自分が持っているキャンプ道具の雰囲気に合わせて、クルマの内装をカスタムするのも楽しいです。

オートキャンプ場に行くと、クラシックカーや無骨なSUV車など、個性あふれるクルマを見かけて「おしゃれでカッコいいなぁ」と憧れますが、私の愛車バモスくんのように小さな軽自動車でも充分に楽しめるんですよ!

 

以上が、私が感じている車中泊用のクルマでキャンプをする3つのメリットでした。

 

車中泊用のクルマで宿泊する場所は、どう選ぶ?

森風美さんと愛車

最後に、車中泊用のクルマでキャンプに行くときの「宿泊場所」についてご紹介します。

 

宿泊する場所は「目的キャンプ」か「手段キャンプ」かで選ぶ

キャンプといってもいろいろあって、車中泊とテント泊のどちらの宿泊スタイルでもいいのですが、私はよく「目的キャンプ」と「手段キャンプ」という2つがあるという話をしています。

◆目的キャンプ
料理に凝ったり友だちと遊んだり焚火をしたりと、「キャンプ自体を楽しむことを目的」として宿泊する場所を選ぶキャンプのこと。車中泊のクルマを停める場所は「キャンプ場」。
◆手段キャンプ
早朝から釣りをしたり野鳥を観察したり宿代を安くしたりと、「効率よく何かをするための手段」として宿泊する場所を選ぶキャンプのこと。車中泊のクルマを停める場所は「キャンプ場」のほかに「車中泊専用のRVパーク」、仮眠がとれる「道の駅」や「高速道路のサービスエリア」。

 

私の場合、圧倒的に「目的キャンプ」が多いので、車中泊のクルマを停める場所はもっぱら「キャンプ場」を選んでいます。

 

キャンプ場、道の駅、サービスエリア、RVパークの特徴

森風美さんが好きな浩庵キャンプ場からの景色

キャンプ場は景色もきれい! 写真は千円札の富士山のモデルになった浩庵キャンプ場からの景色
◆キャンプ場
クルマをテントの横まで乗り入れできるオートキャンプ場なら、クルマの外に椅子やテーブルを自由にレイアウトして、火器を使った調理ができます。AC電源が使えるキャンプ場もあります。

ただし消灯時間が決まっていることが多く、夜はかなり静かなので基本的にクルマは動かさないこと。そしてクルマの扉の開閉も最低限に! ピッと音が鳴ってライトがピカッと点灯するスイッチキーではなく、キーを差し込んでロック解除する物理キーを使いましょう。

◆道の駅、高速道路のサービスエリア
昨今、駐車場にテントやテーブルを広げるなど悪質マナーが問題になり、車中泊を禁止しているところが多くなりましたが、仮眠をとるためなら気軽に利用できます。一部では立ち寄り温泉が併設していることも。
◆車中泊専用のRVパーク
日本RV協会が推進する施設で、おもにキャンピングカーのオーナーさんが利用している気がします。AC電源やトイレが使えて、ゴミを出せるのが便利(有料の場合あり)。温泉旅館やホテル、道の駅に併設していることもあります。

 

道の駅、サービスエリア、RVパークは、基本的に車外で火器調理することは禁止(一部のキャンプ場併設のRVパークはOKなことも)。深夜でも周辺でクルマの往来があり、クルマを停める場所によっては騒音が気になることも。あと共通して注意すべきことは、どの場所でも駐車中のアイドリングはやめましょう!

このように車中泊用のクルマでキャンプに行くときの場所選びは、人によってクルマの種類、手段や目的も違うので、自分のスタイルに合わせて見つけられればいいと思っています。

 

車中泊用のクルマがあると、アウトドアがもっと楽しくなる!

森風美さんと車中泊のクルマ

今回でこの連載は最終回。いかがでしたか? 車中泊と女子のソロキャンプはとっても相性がいいことが伝わったらうれしいです。

車中泊には寝袋やマット、ランタンなどのキャンプ道具が活躍します。あとは寝室となるクルマの荷台をフルフラットにできて遮光カーテンがあれば、車中泊を始められると思います。最近では車中泊ブームも手伝ってか、カーテンや虫よけ網戸、マットなどがついた車中泊仕様のレンタカーもあるようです。

時間をかけて自分好みのインテリアをそろえて、リフォームしながら、自分だけのクルマをカスタムしていく。私もまだまだ発展途上ですが、ネットで壁紙を探したり、100円ショップやホームセンターで使えそうなものを探したりして、一期一会の出合いを楽しんでいきたいと思います。

多くの人が使っているクルマ。ただの荷物を積める移動手段としてではなく、車中泊できるようにカスタムすることで、アウトドアがもっと自由で楽しくなります。

 

ひとまず連載は10回でひと区切り。今後は、私の車中泊の実体験から気づいたことを、ゆるゆるとご紹介していければと思っています!

 

※本記事に掲載された情報は、記事公開時時点のものです。

文・写真/森 風美

 

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